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隣の天使様が今日も心の中で信じられないくらい毒吐いてて怖い  作者: 日暮キルハ


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20/23

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 8月31日、夏休み最終日。

 昨日で天羽学習塾の夏期講習も終わり、遥もすっかり見違えた。

 具体的にはアイスの食べすぎで世界に占める割合が増えた。


 なんか来る度に同じようにアイス食べてたのに天羽さんが全く体型変わってないのは同じ人類として不公平だってごねてたけど、せめて同じだけの運動量をこなしてから言うべきだとお兄ちゃん思うんだよね。

 そもそも同じようにって言うけど天羽さんが来てない日も欠かさずアイス食べてたじゃん。

 夏風邪ひいて勉強できなかった日ですらアイスは食べてたじゃん。


 閑話休題。


 と、まぁそんなわけで本来であれば夏期講習も終わったので天羽さんが我が家に来る理由はない。


「天音さん! この間話してたアイス、コンビニに売ってました!」


「わぁ、ほんとだ。凄く人気なんだよね? よく見つかったね」


 ……何しに来たの?


「あとで食べましょう!」


「うん。音無君も食べるよね?(どうせ、宿題終わってないでしょ? 見てあげるからさっさと持ってきなさいよ)」


「……まぁ。……はい」


 視線だけで問いかけてみれば、すこぶるお節介かつお人好しな回答が返ってきた。

 何が彼女をそこまで突き動かすのか知らないけれど、どうやら少なくとも俺が夏休みの宿題をゴミ箱にぶちこめる未来は来ないらしい。


◇◆◇◆◇


 かくして夏休みは終わり二学期が始まる。

 始まる前はまるで無限にあるかのように感じていた夏休みも終わってしまえばあっという間だった。

 きっと、こんな調子でこの二年生という無限のようで限りのある時間もあっという間に過ぎていくのだろう。


 だから──


「(ねぇ、なんで私の予定なのに勝手に周りが予定決めるの? おかしいよね? せめて私に聞いてからにするべきだよね? 天音なら何とかしてくれるでしょ?とかそんなの甘えだよね? 私、今日の放課後から愚痴聞いてもらうつもりだったんだけど)


 早く終わんねぇかな、この時間。

 あと、俺の予定も本来俺に決める権利あるからね?

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