表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
隣の天使様が今日も心の中で信じられないくらい毒吐いてて怖い  作者: 日暮キルハ


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

13/23

13

 正直、寝るつもりだった。

 ミュージカルとか興味ないし、薄暗くて寝るにはちょうど良さそうだと思っていた。


 しかし、いざ舞台の幕があがると思いがけず引き込まれて結局最後までかぶりつきで見てしまった。

 ……超面白かった。


「面白かったね、天音」


「うん! 最高だった!」


「おー、なんかテンション高いね天音! めっちゃ楽しんでるじゃん!」


「たしかに。ちょっと珍しいかも」


「え、そ、そうかな……? なんか……恥ずかしい、かも……」


「え、なになに、照れてんの!? ちょっ、可愛すぎでしょ!? ずるっ!!」


「いや、別にずるくはないでしょ。……でも、たしかに他の奴に見せるのは惜しいかも」


「ちょっ、やめて、二人とも。……恥ずかしい」


 幕がおり、長時間座っていたせいでふらつく足で外に出ると前方からそんな会話が聞こえた。

 なにやら天羽さんが可愛いって話で盛り上がっているようだ。心はまあまあ醜いのにね。


 まぁ、なんにせよ楽しめたのであればそれに越したことはない。

 よかったよかった。


◇◆◇◆◇


 ……いや待てよくない。

 これは非常によくない。


 たしかに言っていた。

 諸々の仕込みのせいで寝不足だとは言っていた。


「(……は? ……どういうつもりだ? 音無?)」


「(……ほーん、いい度胸じゃん。覚悟はできてんだろうなぁ音無ぃ)」


「(オデ、コロス、オトナシ)」


 でも、だからといって俺の肩を枕にするのはさすがにまずい。


 さっきまで楽しそうに話してたじゃん!

 帰るまでが校外学習だとか言って延々とミュージカルの感想聞かせてきてたじゃん!

 なんなら感想のカツアゲまでしてきてたじゃん!!


 なんで急に寝るの??

 というか人の肩を枕にするタイプじゃないでしょ???

 俺のこと殺したいの???


「…………んふ(楽しかった……)」


 よかったね!くそが!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ