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隣の天使様が今日も心の中で信じられないくらい毒吐いてて怖い  作者: 日暮キルハ


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 じめじめじとじと。

 ようやく中間考査も補習も終わったと思ったらこれだ。

 降り注ぐ雨の止む気配がまるでないのを窓越しに確認して思わず溜め息が溢れる。


 梅雨はあまり好きになれない。


 周囲の雨への嫌悪や憂鬱をダイレクトに受け続けるのだ。

 ただでさえ鬱陶しいのが倍増なんてもんじゃない。


「HR始めるぞー。今日は校外学習について色々と決めていこうと思う」


 ついでにこの手の学校行事もあまり好きにはなれない。


 どうしたって普段よりもクラスメイト同士の距離が近くなる。

 距離が近づけば普段以上に心の声が煩くなる。

 ただ煩いだけなら百歩譲っていいとして、中には嫉妬やら不満やら聞いているだけで気が滅入るようなものも少なくない。


 だから、梅雨も校外学習も嫌いだ。


 ……ま、どうせ不参加だから関係ないけど。

 校外学習なんてどんだけ休んだって成績にはなんの影響もないし。


「(……は? ダメよ、来なさい。あんたがいないと誰が私の校外学習中のストレス発散に付き合うのよ)」


 聞くだけ無駄な話を聞くくらいなら寝ていた方がいくらかましと結論付けて目を閉じたのと同時に暴君から命令がとんできた。


 が、しかし、それは少し筋違いだ。

 どのみち校外学習は生徒同士で班やらバスの座席やらを決めるはずなので俺が近くにいるようなことはあり得ないのだ。


「あー、で、バスの座席だが、揉めるだろうってことで天羽から提案があって今の席順をそのまま使うことになった」


 マジかよ。絶対休もう。

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