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隣の天使様が今日も心の中で信じられないくらい毒吐いてて怖い  作者: 日暮キルハ


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 人には多かれ少なかれ表と裏がある。

 表では都合のいいことを言っておいて、裏ではまるで正反対のことを考えているなんて何も珍しい話じゃない。


 もちろん、そのことを非難するつもりも否定するつもりもない。

 内心で何を考えているかなんて本来誰かに知られるようなことではないし、当然のごとく内心には自由が与えられている。


 とはいえ……いくら内心でもあんまりにも表と裏に差がありすぎるのは勘弁してほしい。


「ねぇ、天音(あまね)。今日の放課後カラオケ行こうよ」


「……あー、えっと、私は──」


「いいねそれ! 行こうよ! ね、いいでしょ天音?」


「あの──」


「なに、天羽(あもう)さんとカラオケ行くの? じゃあ俺らも行くわ」


「あの、私は──」


「うわっ、天音のこと狙ってんの見え見えじゃん! きもっ!」


「うっせー。お前らばっかずりーんだよ。俺らだって天羽さんと仲良くなりてーの」


「えー、まぁいいけどー」


「…………」


 隣の席で繰り広げられるこんなやりとり。

 一見すれば高校生男女の放課後を巡る微笑ましいやりとりに見えなくもない。

 はいはい、アオハルアオハルって感じだ。


 だが、俺にとってはそうもいかない。

 望む望まないにかかわらず、他人の心の声という副音声垂れ流しで日常生活を送っている俺にとってはそういうわけにもいかない。


「(死ねよ。人の話聞けねーなら)」


 隣の席で困ったようにニコニコ微笑んでいる女子生徒の内心がこれなのだ。

 怖すぎてアオハルとか言ってる場合じゃない。


 いや、もうほんとクワバラクワバラって感じだ。

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