第1話:つまらない日常
ハインside
「……つまらない」
つまらない……本当につまらない
なぜこれ程までにつまらないのだろう……
「……そういえば…俺の守護獣はどうしているのか」
「メリー!」
この一言で公爵家のメイドのメリーが来た
「どうかされましたでしょうか、ハインベルク様」
……そう俺の名前はハインベルク・ディノスピル……今日で5歳だ
このディノスピル公爵家の第2子……つまりさほど要らぬ子だ
それに俺達は少し特殊で……俺の守護獣はまだ卵だ
そろそろ卵が孵る頃合いだろう……
ちなみに卵は放置してない……1日に1回は見に行っている……今日はまだ行っていないが……
「俺の守護獣の卵はどうだ?今日孵りそうか?それにまだ今日は卵を見に行っていないから見に行きたい…準備しろ」
そう聞いたらメイドが答えた
「守護獣様の卵はまだ孵られておりません…孵るかどうかはハインベルク様にしかわからぬこと…今日も卵を見に行かれるのでしたらもう準備は出来ております」
「あぁ……今から行こう……」
孵るのなら待っていてくれよ?
お前を1番最初に見るのは俺でお前が1番最初に見るのが俺なのだからな……?
俺の守護獣━━━━━━━
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