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神からの贈り物~おもてたんとちがーーーう!!~

作者: 山盛 天粕

 この作品には全く関係ない、ただ思いついた事を書きます。




 立てば「隠れろ」


 座れば「ニンニン」


 歩く姿は「あっ忍者!」




 文字数:3155

 俺の名前は、喪部(もぶ) 使切(しせつ)、クソみたいな社会のクソみたいな会社で社畜戦隊イビラレンジャーのイビラレッドをやっている。


 メンバーは平社員全員だ。そう、全員イビラレッド。信号だと止まれって意味のレッド・・・いや、一部の都道府県では「気をつけて進め」だったな。


 何が言いたいかというと、世間では赤色は止まれって事が言いたい。

 仲間のイビラレッドたちに、そして俺に。止まれって、仕事は終電までですよって。

 今は2徹目、今日こそは帰るぞ。




 やっと仕事が片付き、いつもよりかなり早く電車に乗り込むことが出来たその時間なんと22時である。今日は運が良いんだろう。

 帰る途中、近所のコンビニに寄ってプリンを買って帰ろう。しかもただのプリンじゃない、焼きプリンだ。


 家に帰ってきて、食事と自分へのご褒美に買ったプリンを食べて、風呂に入り、さて寝ようかと、布団に入ったところで変な声が聞こえてきた。


 『力が欲しいか。』


 普通の状態なら、こんな異常事態が起こると、ちょっと位はパニックになってるだろう。

 だが、今の俺はそんな事どうだって良い。こっちは2徹でやっと寝れるっていう大事な時なんだ。

 邪魔すんじゃねぇって、ハッキリ言ってやる!!!


 


 「どちら様でしょうか?失礼ですが声に聞き覚えがありません、時間も時間ですし、今日のところはお引取りになられてはいかがですか?」

 俺のバカ!!思った事を口に出来なくなるにも程があるだろ!てか、どれだけ社畜精神が染み付いてんだよ!!


 『・・・力が欲しいか』


 繰り返してきたよ・・・めんどくせーなんでもいいから早く帰ってもらおう。

 「よく分かりませんが、くれるというなら貰いますので、お引取り願えますか?」


 『我が名はケアレス、フレンディアの世界を管理する者。汝の願い聞き届けた。この力を与える代わりに、フレンディアに現れた魔王を討ち苦しめられた人々を救うのだ。』


 そう言い終ると、俺の体がパァァァっと明るく光り、眩しくて目を瞑っていると、10秒ほどで光は消えた。

 「え?どういうこと?」


 『汝に力を与えた。これよりフレンディアへ向かい魔王をタオ討つのだ。』


 「いやいやいやいや、そんなん(そのようなこと)いきなり言われても知りませんがな!!ナニ|言うてはりますのん《言っておられるのでしょうか》!?自分(あなた)頭|おかしいんとちゃうか《異常があるのではないでしょうか》?!いきなり魔王とか言われても聞いてませんって!!力が欲しいか。しか|言うてないですやん《言っておられないですよね》!魔王の魔の字も|出てきてへんのになんなん《出てきていないのになんなのでしょうか》!!?自分(あなた)|ホンマ。なんなん《本当にどういうことなんですか》!!いきなり人の家に来て夜のおっそい(とても遅い)時間に人がこれから寝ますって誰が見てもわかる状態で声かけてきて、魔王を討て。とか、ファミレスみたいな名前のところに行けとか、|無茶言うてる自覚あんのけ?お゛《無茶を言っておられる御自覚はございますでしょうか、ぶちころしますよ》?!2徹終わりの社畜|舐めんなボケ《ぺろぺろしないでいただきたい、不愉快極まりないです》!!|ケツに手ぇ突っ込んで奥歯ガタガタ言わすぞコラ《お尻の穴から手を挿入し恐怖のあまり奥歯がガタガタとなってしまうほどの恐怖を与えて差し上げましょうか?》!|いちびってる《調子にお乗りになられてる》暇あったらさっさ(可及的速やかに)帰れ(ご帰宅下さい)!」


 『・・・・・・いや、あの。だから力を授けたので』


 「はぁなにかおっしゃいましたか?事前にこういう事をお願いしますが、力を与えても差し支えありませんか?って言う説明があったんやったら話はべつやけど(べつなのですが)、俺は丁寧に帰ってくれって言ってるよな?」


 『え・・・あの』


 「言うたよな(言いましたよね)?」


 『はい、言ってました。』


 「それにもかかわらず同じ事言うて(いって)「私はYESしか返事は聞きません」みたいな|雰囲気《ふいんきじゃないよ  ふんいきだよ》だして同じ事言ってきてこっちを困らせてきたよな?てか、こっちの話は最初から聞く気なかったやろ?」


 『いえ、そんなことは』


 「なかったやろ?」


 『はい、すでに五人ほど断られていたので、早く終わらせたかったのと、この国の人間なら押しに弱いと思って、押し付けようとしてました。でも、力は与えてしまったので魔王は倒して』


 「|ちょいちょいちょいちょい《おーっとっとっとっと》。待てやコラおまちになられてくださいぶっとばしますよ。その押し付け方は流石に詐欺やろ。神を自称するもんが詐欺はアカンのとちゃうかだめなのではないでしょうか?騙して連れて行っても、恨みを買うやり方してたら、魔王に寝返るで(魔王側に寝返りますよ)?そんで、そのままそっちの(そちらの世界の)人類皆殺しや。そういうのはお互いによくないことやろ?それに、|いきなり連れて行かへんてことは《強制転移、もしくは転生をされないという事実があるということは》、こっちの|神的な存在《ゴッドてきなやベー存在》に断りいれてへんのとちゃうか?たかが一人くらいとか|思てたんちゃうん《思われていたのではないでしょうか》?」


 『仰るとおりです。一人や二人くらいならばれないだろうと、それに正規の手続きを取ると時間がかかってしまって、今から申請しても、順番待ちが発生して最短でも10年待たないといけないんですが、10年もたつと世界が滅びそうなのでこうやって直接スカウトしにやってきた次第でして・・・』


 「それやったら(それでしたら)、条件次第でその仕事|受けたる《受ける事も吝かではない》。ただ、力を無理やり与えてきた事に対しては|今の話を聞いたんでチャラや《魔王を討伐するための説明を聞くことで問題がなかったということにしよう》。これから仕事をする為に力をもう1つ、成功報酬はまた別に1つ能力でも品もんでもどっちでもええ。これが飲めるんやったら、そっちの仕事は請けるわ。」


 『もう1つですか・・・わかりました、その条件で結構です。話を進めましょう。』


 そして、このタイミングで深夜零時になる。




 どおおおおん!!


 「へ?」


 大きな音と供に近くで何かが落ちた震動がする。まるで近くに落雷でも落ちてきたかのようだ。

 ただ、今は天気もいいはずで雨すら降ってない。

 いきなりの事で頭が真っ白になったが、どうしても気になるので外にでて様子だけみてみることにした。




 確認してみたところ、地面に穴があいてる。

 それに、空に流れ星がとてつもないほどの数流れているのだ。


 「もしかして隕石?」

 とりあえず家に戻り、テレビをつけ、チャンネルを色々回しながら携帯で何か情報は無いかと調べてみた。


 どうやら、世界中で同時に隕石が降ってきて、色々と被害が出てるらしいのだ。

 だが、人的被害は今のところ確認できておらず、建物や線路などの被害で済んでるようだ。


 そしてそわそわしてる神が一柱。

 どうかしたのかと声を掛けてみた。すると


 『実は、今の隕石が、私が管理する世界にも入り込んできたらしく、これからどうなるのか予想が付かなくなりました。』


 「どういうことだ?ただの隕石なんだろ?」


 『いえ、それが普通の隕石じゃないっぽいんです。おそらくこの世界の神が関与してるんじゃないかと・・・なので、私の口からは詳しいことは言えません。』


 「じゃぁ、それも踏まえて神同士で相談して来いよ。俺もこの世界がどうなるのかわからないけど、どっちにしろ今の生活より大変になるのは確定だからな。待っててやるよ。」


 『そうですね、1度コチラの神に挨拶もしないといけませんし、少しの間失礼します。今年中には返事ができる様にしますので気長にお待ち下さい。では失礼します。』




 そういって去っていったが、冷静になるととんでもない相手にとんでもない事を言ってしまった。

 まぁしかたないか。イビラレンジャーはいつも戦うもんなんだから。ただし防戦一方。

 でも、余裕がなくなったら、地元の喋り方が出る癖は直したほうがいいよな。







 この数ヵ月後に、世界で同時多発的にダンジョンが発生するのはまた別のお話。

 勢いで書きました。反省しいいいいいいいません。

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