ブレイク・ザ・キャスベルト
いよいよ敵の大将が登場。そこからつながる真実への扉、、、。
《キャラ説明》
祐野 流儀年齢:19歳 階級:陸軍伍長
第409軽戦車中隊の隊長で軽戦車「RAsT-01」の操縦士。熱血な性格。趣味は武器コレクション。
高槙 秋名年齢:18歳 階級:上等兵
第409軽戦車中隊の隊員で軽戦車「RAsT-7」の操縦士。おとなしい性格。性格は読書と音楽を聴くこと。
ヴェルトロ 年齢:不明
ヘルズシャークの創設者。自分の理想を掲げるためには血を流してもいい的な感じの性格。
《RA、戦車説明》
(戦)「RAsT」系統 高さ:3m 重量:2t 最高速度:80km 装備:900mm砲 接近地雷 20mm重機関銃
(航)「レッドキャプテン」 高さ2m 重量:1t 最高速度:360km 装備:バルカン砲×2 ミサイル×6 爆撃弾
(R)「ブラックシャーク」 高さ18m 重量9t 装備:炸裂型ビームガン 魚雷 ショックアンカー
season8
「RAパイロットは指定されているマスダリべに機体を格納し、コクピット内で待機。」
作戦責任者の必死な声がヴェルキリウスのコクピット内に響く。戦うのは正直怖い。自分がいつ命を失うのか、又は失った者の前で涙を流し怒りにとらわれるのか。
「広大、さっきから元気ないよ~。」
稚奈が心配そうに言った。
「少し考えてただけだ。一応元気だ。」
広大は機体の設定を始めた。
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CC発動・・・手動
照準合わせ・・・自動
強制脱出装置パスワード・・8ILC15kk16002
レーザーサイト・・・OFF
グリップ感度・・・+60
フットペダル感度・・・標準
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「ボイントAに到達。マスダリべのパイロットは、RAの輸送を開始せよ。」
コクピット内に振動が伝わる。コクピットの映像をメインカメラからマスダリべの外にあるカメラからの映像に切り替える。森から紫がかった黒色の煙が上がり、その付近で爆発が起こる。その中をボットン達が走り抜ける。川の近くではブラックシャークの魚雷が大地をえぐるのが見える。空では鳥型の敵とレッドキャプテンが通り過ぎ敵がレッドキャプテンの後ろから煙のようなものを吐き出しレッドファルコンは炎を上げながら落ちていく。まさに地獄だ。
「降下ポイントに到達。健闘を祈ります。」
パイロットの言葉が頭の中でリピートする。ワイヤーがパージされ、空中で隊列を作る。すると、森から1発の榴弾がこちらに向かってきた。それを彩里が打ち抜く。弾は地面に落ち、地面付近で爆発する。
「ナイスショット。さすがだよ、彩里。」
悠が褒めると彩里が嬉しそうに言った。
「ありがとう。でも浮かれてるのはここまでにしましょうよ。」
「そうね。」
空中にいた5機は地面に着いた。すると獣の形をした敵が編隊を組んで接近してきた。その敵を砲弾が貫く。
「大丈夫か?デカブツの戦士さん。」
広大が機体を左に旋回すると20機の戦車が止まっていた。
「援護に感謝する。」
享也が言うと戦車の一台から青年が出てきた。
「俺は第409軽戦車中隊の隊長。祐野伍長だ。そちらの名を聞きたい。」
「俺はRA第2小隊隊長、宮之大尉だ。」
「申し訳ありません。大尉、言葉の使い方を間違えました。」
近くで信号弾が上がる。
「信号弾か、、、。話をしたかったが、援護に行かせてもらう。この恩はいつか返させてもらうよ。」
シルバーナイトのバックパックから炎が上がり、轟音とともにほかの機体が同じようにして信号弾の方へ移動する。
信号弾の上がった場所に行ったが、その場所にあったのはRAの残骸と蒸発していく敵の姿だった。
「くっ、こういうのは余り見たくないものだな。」
広大が言った。
「そうよね。仲間の死は見たくないものね、もう2度と。」
悠が悲しげに言った。今度は蜘蛛型の敵がこちらに向けて迫ってきた。そこをヴェルキリウスとベアトリーチェがレッグミサイルで焼き払う。
「これはまさに乱戦ってやつですね隊長。」
「こちら作戦司令本部。RA98が地下の入り口を確認。RA1~RA10までの小隊は直ちに地下への侵入を開始せよ。」
「地獄の底へ、、。行くか。」
広大たちは地下の入口へ向かった。森から出てきた敵はすべてヴェルキリウスの性能データとなった。
「早くしろ。敵の数は減っているが、こちらの弾薬も切れそうだ。急げ!!」
享也はRA19の指示に従いダッシュで地下へ向かった。
地下は少し明るいが、RAの進めない部屋にたどり着いた。広大たちはRAを降りてRAを「自動操縦」を起動した。
享也が扉を蹴り飛ばし、部屋の中へ突入した。この部屋はどうやら武器庫らしく防衛連合のオプション武器が大量に並んでいた。5人は武器庫の中の装備を着用した。
広大はAR66にグレネードを大量に装備した「ボマー装備」。悠はP90にEMPグレネードを装備した「IQ装備」享也はSG-FにMP5の「モブ装備」稚奈と彩里はSNR-Gに特殊ドローンの「アサシン装備」に着替えた。
「ここから先は敵がうじゃうじゃいるかもしれねぇ。殿は任せたぞ、広大 悠。」
二人はうなずくと享也がドアを開けフラッシュバンを投げる。フラッシュバンの爆発音が聞こえた後全員で突入した。広大たちが入った部屋は誰もいない広いところに出た。
「誰もいない!?」
稚奈が驚いていると、後ろからガスマスクの呼吸音とグローブをはめたときの手を叩く音がした。
「誰だ!!どこにいる!!」
享也は叫びながらハンドガンを構える。
「よくここまでたどり着いたもんだ。そこは評価しよう。」
「お前は何者だ!!」
「我の名はヴェルトロ。」
「お前の目的は何だ!!」
「我の目的はこの世に存在する5つの魂。ケラエノ、アルキオネ、マイア、メローペ、アトラスをわが身に捧げるのである。」
「この世に存在する魂。まさか!?それを捧げるためにabyssALS粒子を!?」
悠は動揺を隠せなかった。
「そうだ。だからabyssを奪取するのだ。さらに我はアビスの操作を身につけたのだ」
ダンテの暴走の原因が彼だったとわかって広大の感情は怒りに飲み込まれかけた。
前書き、ちょっと調子に乗りましたww
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