ダンテの暴走
どうも、実況者のkan1316です。今回は暇だったので、テキトーに小説を書いてみました。多分これを見て皆さんはこういうでしょう「これはひどい」と。
《キャラ紹介》
RA2小隊
一澤 幸大 階級:少尉 年齢:29歳
高機動人型兵器「フリッツ・ウォーカー」のパイロット。真面目だが調子に乗りやすい。趣味はクレー射撃
左藤 稚奈 階級:少尉 年齢:27歳
可変タンク型兵器「マイント・ウォーリアー」のパイロット。活発と穏便のあいだの普通の人。趣味は本を読むこと。
宮之 享也 階級:大尉 年齢:29歳
重装甲四足兵器「デスクロー改」のパイロット。少し冷たい性格。趣味はサバゲー
*小隊長です。
宇都宮 彩里 階級:准尉 年齢:27歳
長距離狙撃用人型兵器「マグネット・バーサーカー」のパイロット。稚奈とは幼馴染で洞察力が優れている。趣味はRAいじり。
《RA説明》
「フリッツ・ウォーカー」 全長:20m 重量:5t スラスター出力:1297000kg
装備:胸部内臓ミサイル×2 ビームガン×2 abyssシステム
「マイント・ウォーリアー」 全長:13m(可変時15m) 重量:10t スラスター出896700kg
装備:肩部キャノン×2 腕部ビームガトリング 信号弾
「デスクロー改」 全長:10m 重量:8t スラスター出力;600300kg
装備;ガトリング砲×2 レールガン
「マグネット・バーサーカー」 全長:19m 重量:6t スラスター出力:1000000kg
装備:ロングレンジライフル 腕部ビームガトリング×2 ビームソード
season0
25世紀、世界はエネルギー問題を解決して、2年後。アリゾナ州の地下から謎の生命体が現れた。生命体は自分たちのことを「ヘルズシャーク(地獄の蛇)」と名乗った。
彼らは攻撃を開始し、勢力を広げていった。だが、我々も黙っているわけにはいかない。新兵器RAを開発、生産に成功し形勢を立て直しつつあった。
season1
「総員、第一戦闘配備。メカニックは至急、最終調整を行うように。」
メインエンジンが起動し、360度映像が映し出された。
そのとたんに享也小隊長の声がコクピット内に響いた。
「ちゃんとシートベルトをつけておけよ。」
広大は言い返した。
「学校の遠足じゃないんですよ。」
すると、機長の声がした。
「総員に次ぐ。目標地点まであと1分。」
「了解」
全員が返事した。
「よし、一番損傷がひどかった奴があの店の残飯飯の大盛り食うことにしようぜ」
広大が言った。すると、稚奈が申し訳なさそうに言った。
「てことは当たらなかったらいいのね、乗ったわ」
「じゃあ決まりだな」
「なんか、ワクワクしてきたよ、私。」
盛り上がっているうちに、目標地点に到着した。
「行くぞ。降下中の狙撃は頼んだぞ、彩里。」
「任せて下さいよ、大尉」
そして、ワイヤーがパージされ一気に重力に引かれる。その間、彩里は狙撃態勢に入っていた。そして、
ロングレンジライフルが火を噴いた。当たったのは900m先の敵だった。直撃だった。
「よくやった。彩里!各機散開しポイントにつけ。」
広大と稚奈は荒野へ向かい、彩里と享也はゆっくりと降下していった。
広大のフリッツウォーカーがブーストを吹かし、獣のような形をした敵にミサイルを発射する。敵は回避行動に移るが、ミサイルの前では意味がなかった。敵は炎に包まれた。その敵の上を稚奈の撃った徹甲榴弾が過ぎていく。その先で敵が爆発四散する。
「片付いたみたいね。」
すると広大が機体を旋回させ言った。
「そうみたいだな。ん?あれは信号弾!?隊長たちの救援に向かうぞ稚奈!!」
「了解。隊長たち、無事だと良いけど。」
season2
享也は彩里の援護をしていた。敵の数は増すばかりだ。
「くっ、こんな時にガトリングがオーバーヒートか。ついてねぇな俺。」
「隊長、私が盾になります。」
享也は動揺していた。
「申し訳ない。」
享也は言った。するとマグネットバーサーカーが白く光った。緊急エネルギーを使い、ブリッツシールド起動したのだ。これを使用すると機体は動かなくなるが、ダイヤモンド並に硬くなる。さらに、機体が光を放つ。
敵は光により身動きが取れなかった。そのうちに享也は、救援要請の信号を打ち上げた。
「くっ、時間稼ぎの仕方がなんか俺らしくないな。」
享也が吐き捨てるように言った。
マグネットバーサーカーのシールドの効果が切れた。動けるようになった途端に彩里はビームソードを選択し、格闘モードに切り替え敵をすべて切り倒した。すると黒い機体が目の前を通り過ぎた。
「隊長あれって、、、。【ダンテ】じゃ、、、。」
「信号弾がもう一発!?」
広大は焦っていた。なぜなら救難信号が2発打ち上げられたからだ。2発打ち上げられたという事は、危険度の高いという事だ。
「あと少しで着くと思うわ。二人とも無事かしら。」
「ん?レーダーに反応、光学映像展開。まさか、新兵器の【ダンテ】がなんでここに!?とんだ邪魔が来たみたいだな。」
するとダンテが通信に割り込んできた。
「呪われし狼め。お前は自らの中に巣食う憤怒を喰らうがよい。」
そう言い、広大と稚奈に接近してきた。広大は応戦するために、左へブーストを吹かした。するとダンテは175mmキャノンを構えた。
「汝、一切の望みを捨てよ」
そう言い撃った。直撃は回避できたものの、右腕が吹き飛ばされた。その破片が装甲に打ちつけ、破片の一部がメインカメラのに当たり、映像の一部が砂嵐と化した。
「広大!!」
稚奈は叫んだ。しかし広大は答えなかった。
「こんなにもやられたのも久しぶりだな、、、。もっと楽しませろよ!!」
コクピットのスクリーンに薄い赤色が覆う。すると割れたメインカメラのガラスと吹き飛んだはずの腕が完全に治り、機体から赤いオーラのようなものが出てきた。abyssシステムを使ったのである。abyssシステムは5分間推進力、装甲、火力が飛躍的に向上するが、パイロットとシンクロするため、被弾率が上がるとパイロットに精神的ダメージがひどくなる。広大はそんな危険を知っているが彼からすれば、稚奈が救援に向かわせるなら使うしかなかったのだ。
「おい、てめぇ、、、。手ぇ抜いてないで本気出して戦えよ!!」
広大は叫んだ。するとダンテは、答えた。
「では私も本気を出すとしよう。」
ダンテの機体から赤いオーラが出てきた。
「私もアビスに選ばれしものでね。」
広大たちは動揺を隠せなかった。しかし、彼には逃げる道はなく戦うしかなかった。
「稚奈、お前は隊長の援護に行ってこい。隊長を見殺しに出来ねぇだろ?」
「OK。頼んだよ」
稚奈はマイント・ウォーリアー飛行形態にし、信号弾の方角に前進した。
ダンテはこちらに接近しコンバットブレードを構えた。広大はそれに応えるように、ヒートサーベルの出力を最大にし、ブーストを吹かした。そして両者がすれ違うとコンバットブレードが二つに切れた。ヒートサーベルは刃の部分が高温になり、金属などもいとも簡単に切ることができるのである。
「ほう、中々やりますね。しかし!!」
ダンテは機体を反転させ、腕にあるバルカン砲を連射した。銃弾はフリッツウォーカーの左腕に当たり、広大は悶絶する。しかし広大は攻撃をやめなかった。胸部内臓ミサイルを発射し、ヒートサーベルを拾った。
ダンテはミサイルを難なくよけ、接近してきた。だが、ダンテは転倒した。すると、広大の目の前にアラートが表示され、強制脱出装置が作動した。シートが打ち上げられパラシュートが開く。しばらくして、地面に着地した。全身に衝撃が伝わる。
「これはねぇよ。人生最悪な日だな。」
広大はつぶやきながら、降りてきたコンテナから白兵戦用の装備を着た。装備はMP7とP90に胸部には、偵察用のドローンとフラッシュバンの軽突撃装備と言われるものだ。身支度が終わった後、ダンテのほうへ向かう。横目にフリッツウォーカーが倒れているのが見えた。ダンテのコクピットに着くとノートパソコンを取り出しハッキングを試したが、意味がなくG2チャージを使いコクピットに穴をあけた。中には女性のパイロットが気絶していた。広大は気絶したパイロットの顔を見て驚いた。ダンテのパイロットが生き別れした戦友だった。パイロットが目を覚ました。その瞬間広大は動揺を隠しきれない口調で訊いた。
「お前は、夏生なのか?」
するとパイロットはうなずいたあと、広大の顔を見て言った。
「広大、、。やっと、、、見つけた。」
雲の中から太陽の光がダンテの方を差す。
《あとがき的な何か》
最後まで読んでいただきありがとうございます。自分なりに読みやすくしてみたのですが、どうでしょうか。自分、中学生なので書くスピードは遅いのでそこは暖かい目で見て頂けると嬉しいです。
では、次の「魔機戦争#2」でお会いしましょう!