3人目の少女
「ただいま〜」
「あ!やっと帰ってきた」
「おぉサヨ。やっぱり帰ってたか」
「サヨ〜ドラゴン拾ったんだよ」
「へぇ〜ドラゴンか。」
「うん!紹介するね。ロコこっち来て」
「おう」
「!?ドラゴンが喋った?」
「そうなの。ロコは喋るんだよ」
「う〜ん」
この人がサヨか。
金髪少女か〜目も金色やっぱり異世界だな〜
ヨルは黒髪黒目。キユが緑髪緑目。サヨが金髪金目か。
どれも可愛いな。性格は置いとくとして
「初めまして俺はロコです」
「こんにちはロコ。私はサヨ。よろしくね!あとタメ語でいいよ」
「おう、よろしく」
う〜ん印象はいい子だなどっかの誰かさんとは大違いだな。
うぉぉ台所から殺気が!ごめんなさい。冗談です。
「どうしたの?ロコ?」
「いやなんでもないさ。で、サヨ。サヨは今まで何をしてたんだ?」
「あ〜私はクエストをしていたよ」
「クエスト?」
まさかここでもモンキルみたいにモンスターを倒せるのか!うぉぉ血が騒ぐぜ!
「ねぇヨル。ロコにクエストとかについて教えてあげたらどう?」
「そうだね。ロコ、ここにはギルドといってモンスターを倒す所があるんだよ」
やっぱりか。よっしゃ明日にでも行ってみたいな。おっと知らない風に装わなきゃ
「へっへぇ〜そんな所があるんだ」
「うん!で階級制度ってていうのがあってね。S~Hまであるんだよ」
S~H?数字では無いのか。
「Sが1番最高でHが最初なの。私はCだけどキユとサヨはAなんだよ」
「もうAといってもなってから一週間程度しか経ってないからそこまで凄くないよ。」
「なぁその制度はどういう風に出来ているんだ?」
「えっとね。クエストにもS〜Hがあってね。SランクははSの人じゃ無いと受けちゃいけないんだよ。そんな風に階級と危険度は一緒かそれ以下じゃ無いと駄目なんだよ」
「へぇ〜・・・?クエストはやっぱりソロでしか受けられないのか?」
「ううん。グループでも倒せるよ」
「その時は危険度はどうなるんだ?」
「私はCでキユたちがAでしょ。その時はAとCの間を選ぶんだよ。私たちの場合なら危険度はB以下だよ」
「俺は多分Hだから俺もグループに入ると・・・D以下だな」
「大丈夫だよ。最初の方は上がりやすいからすぐに上がれるよ」
「そうか良かった」
「おいお前ら飯出来たから運んでくれ」
「「はーい」」
俺は手がないから運べないんだが。
でもギルドか。
いい響きだ。でもまて。
今考えると俺は攻撃手段はなんになるんだ?ドラゴンと言ったら口からブレスや火の玉を飛ばしてくるんだよな。
なら俺も出来ちゃったりして。
よし飯食ったらしてみるか
10分後
「ご馳走様」
「ん?早いなロコ」
「まぁちょっとな」
さっさと実験するか。
「ちょいと外に出てるわ。すぐ戻る」
「そうか。気をつけろよ」
「おう」
さて外に出た訳だがさっそくしてみるか。こういうのはイメージが大事だからな。
集中して頭でしっかり思い浮かべるんだ。
・・・お?何か体内で何かができる感覚が。
よしこれを吐き出せば火の玉が出せる!と想う。
よしいくぜウオォォォォォォ・・・・・ゲホゲホ。
っ!なんだと何も出てこない?もっかいだ!
ウオォォォォォォ・・・・・・
なんにも出ない!おかしいだろドラゴン言ったら口から炎だろ!
神に会ったら文句言ってやる!
でも溜まっている気はするんだよな〜。まぁ仕方ない戻るとするか。
「ただいま」
「本当に速いなロコ」
「まぁちょっとしたことだしな」
「因みに何してたんだ?」
「ああえっと(そういえば火とか出せなかったら疑われるくね?)しょ、食後の運動だよ」
「ふーんまぁいいか。明日は早いから早く寝ろよ」
「うーい」
「じゃ私は風呂にでもはいるとするか」
そういえば風呂入らないとな。
でもドラゴンの体じゃ体を洗ったり出来ないな。
あれ?つまりこれは幼女が一糸纏わぬ姿で洗ってくれるパターンか!?
「そういえばロコも洗ってやらないといけないな」
うぉーキタコレ!我はこんなことを望んでいたのだよ。
個人的にはヨルが好きだけどまぁ幼女なら歓迎だな。
「私が洗っておくか」
うーんサヨか〜
ま、ずっといれば変わるしだろうし最初としてはいいかもな。
「おーいロコこっちに来い」
「うーい」
俺は今風呂にいる。
みんなはサヨの一糸纏わぬ姿を望んでいただろう。
俺も望んでいた。だが現実は非情である。
異世界だけど。
サヨの裸が見れると思ったらなんとバスタオルを巻いているぜこんちくしょう。
「ほらじっとしてろロコ。さっさと洗ってやるからな」
「うん。ありがとう」
俺は今悲しみに明け暮れていた。
今回はかなり遅くなってしまいすみませんでした。次回は早く出したいと思っています