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魔龍石(いし)  作者: 雷田十字郎
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電話

部活の合宿。

準備をしていると、

親友の佐々木雄大から電話があった。

「合宿だけど、ゲーム持ってこうぜ!」

「いいよ。俺、もっいいモノ

持ってくから。」

「何だよ、ケータイか?」

「いいや。」

「トランプとか言わないだろ」

「いいや。」

…「じゃ何だよ!」

「バスの中で見せてやるよ。」

「ちぇっ、まあいいや。」

「じゃ明日な。」

「ああ、じゃな。」

そういえば、まだ言ってなかったな。

まあ、いっか。

そう思って、悠介は準備を進めた。

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