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宿命の館 序章
「『宿命の館』…?」
「そう。魔龍石を持つ者と同伴者一名、」
「同伴者一名…?」
辺りを見回す。
「…!!海月さん!」
「いったぁ…なにココ…」
「海月さん…いいか、俺の後ろに」
「唱能力をマスターした者と同伴者一名。」
ブウン、と音がして、雄大と透也が現れる。
「マスターしたのは…透也のほうか。」
「当たり前だ。僕を誰だと」
「これらが入ることを許される、
逆に許された者の入棺を義務とする館。
故に『宿命』。」
「何をすればいいんだ?」
雄大が尋ねる。
「簡単だ。討伐ミッション。」
ブウン、と音がして、
昔の武士のような人間が現れた。
「この俺と、戦え!」




