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魔龍石(いし)  作者: 雷田十字郎
35/46

イヴィルゲート 歓迎

─翌日。

我々は、イヴィルゲートの前にいた。

「悠介が毎日修行積んでるのって、

まさかここかよ?」

「ああ、そうだけど。」

「ホントにホントか?

もしそうだとしたら幻滅だぞ。

あの有名なイヴィルゲートが、

まさかこれだなんて。」

どの有名なイヴィルゲートだよ。

こいつホントに何でも知ってんな。

駄弁っていると、

ひゅん!

「やあ、君たちが悠介かれの友達かい。

歓迎するよ。ようこそ!

我らがイヴィルゲートへ!」

歓迎された当の本人達は、腰を抜かしている。

きっと瞬間移動ワープしてきて

いきなり話しかけてきたので、

驚いたのだろう。

俺だって、

『今までそこにいなかった人間ひとが、

いきなり出てきていきなり話しかけてきた』

とかいうシチュエーションになったら、

瞬間移動ワープを知らない昔は、

さぞかし驚いていただろう。

今は能力使用者おれたちにとっての

基本的な移動手段となっているし、

仲間達こいつらに見せたところで、

今から能力使用者こちら側になるのだから

特に変わらない、と思ったのだろう。

考えていると、建物の中に入り、

橘さんがイヴィルゲートに入る準備を

進めていた。

「~§¢£ゞ~」

やはり聞き取れない。

毎日聞いている俺でも、やはり無理だ。

〔唱〕ってのは、言ってる内容が

分かってても、それを念頭において

聞いても、聞き取れないものなのである。

気がつくと、

もうイヴィルゲートについていた。

ししょうがわざとらしく咳き込む。

「ん、うん。」

みんな振り向く。

「改めて言いましょう。

ようこそ、イヴィルゲートへ!

われわれは君達を歓迎します!」

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