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魔龍石(いし)  作者: 雷田十字郎
31/46

待ってましたとばかりの襲撃

どぉん!

教室内に衝撃が走った。

悠介が委員選出を終えた翌日、

先生が笹塚学園正式防衛委員を紹介した、

その直後だった。何処からか爆音がして、

振り返ると、

この前のよりちょっと強そうな、

怪物が現れた。

教室こっちに来る。

「みんな逃げろ!」

雄大が大声で指示した。

透也は動かない。動けないのだろうが、

防衛委員だし。いいだろう。

「どうする、代表。」

そうなのだ。例の噂 (ホントだけど)

のせいで、速攻で代表に選ばれたのだ。

「お前ら見とけよ。

これからお前らにも、

訓練らせっからな!」

そう言い放つと俺は、

ひゅん!という音と共に消えた。

!?

透也は棒立ち。雄大が唖然としていると、

悠介がまた、二人の視界に入ってきた。

ただし、窓の外にいたが。

ひゅん!ひゅんひゅん!ひゅひゅん!

瞬間移動ワープしまくって、

常に敵の死角から攻撃。

ししょうとの訓練により、

足を使う代わりに、〔唱〕との会わせ技

─すなわち、小声で瞬間移動ワープ

唱えることで補う、というやり方だ。

魔龍石いしの特性、

〔筋力強化〕により、攻撃の威力が

確実に上がっている。

─ただ、ひとつだけ明確な欠点がある。

瞬間移動ワープは、

〔唱〕でやると長い。

だから死角をとらなくてはならないのだ。

─唱える時間を稼ぐために。

あと少し!あと少しだ!

ボコッ!

パリーン!

シャ~

殴る音。

割れる音。

消える音。

順番に聞こえ、

怪物は消滅した。

勝った。

この瞬間とき、雷田悠介は、

怪物に対し2勝目をもぎ取った!

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