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魔龍石(いし)  作者: 雷田十字郎
27/46

楽しい楽しい中学校 其の1

─校庭。

誰もいない。

ひゅん!


─下駄箱。

誰もいない。

ひゅん!


─廊下。

誰もいない。


─悠介は走った。

「ギリギリセーフ!」

クラス全員が声をあげた。

本当にギリギリセーフだ。

席についた瞬間、チャイムが鳴った。

「で、手応えは?」

透也が問う。

「先に来た爺さんに、倒されてたよ。」

「その爺さんも、魔龍石アレ

持ってたのか?」

「ああ。魔龍石アレで鋳られた刀を

持ってたよ。」

まただ。透也があからさまに動揺してる。

「あ…魔龍石アレで鋳られた…

か…か…刀!?ば…馬鹿な!そ…そんなもの…

余程高度な技術がなければ…」

おーい。

こいつ、頭脳あたまはいいのに。

精神こころ、弱すぎだろ。

「ほら、そこ!静かにしなさい!」

先生にまで怒られた。

朝会中だからって、気を遣ってんのは

俺だけかよ。

まあ、喋る方が悪いんだけど。

「北野透也!後で先生の所に来なさい!

分かったら返事!」

「は…はい!」

俺、しーらねっと。

「雷田悠介!あなたもです!

知らんぷりをしない!」

そこまでばれたか。くそー。

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