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魔龍石(いし)  作者: 雷田十字郎
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訪問者

そう思った矢先、チャイムが鳴った。

ピンポーン。

「はーい」

ガチャ

ドアを開けると、そこには

見たこともない男が、立っていた。


「あの…どちら様でしょうか。」

「私は、橘行雄という者です。

あなたが、雷田悠介君ですね。」

「あ、はい…そうですが。」

「お噂はかねがね。」

「い…いえ、とんでもない。

そんな誉められるようなこと、

してませんよ。」

「でも、君がいなければ、

この町は既に壊滅状態だったでしょう。

立派なことですよ。」

…………………………………………………………………………

「用件をお伝えしましょう。」

「お願いします。」

「僕の見ていた限り、

君はまだまだ未熟者。

だから僕と仲間達で、君を鍛えるため、

わざわざここまで押し掛けてきた、

というわけです。」

未熟者。そう言ってもらえると、

何だか嬉しかった。

俺の心の中を、察しているかのような、

そんな響きの言葉だった。

「で具体的にはどんな?」

「それは来てもらえれば、わかります。

ちょっと来てください。」

…これって、誘拐じゃないだろうな。

でもホントに鍛えてくれるのなら、

超ラッキーだ。

ついていこう。悠介は思った。

何かあっても魔龍石いしがあれば、

最低逃げ遂せるくらいは、出来そうだ。

こんな時だけ使うのも悪いが、

魔龍石こいつには協力してもらおう。

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