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『ホモえもん』〜王様✕(罰)ゲーム〜

作者: 安藤あんず
掲載日:2026/03/01

ヒロ太「未来では、人は死なないんだよね?ロボットになってるんだよね?ハートは鉄でさーー」


ホモえもん「え?人は死ぬよ? 過去でも現代でも、未来でも。」


そう言って、ホモえもんは一笑に付し、TVをつけた。キンツバもぐもぐ。

ニュース番組。『電車事故168人死亡』嫌なニュースだった。きっと家族が居た事だろう。

『王様✕(罰)ゲーム』 作・フジタカ


ヒロ太「うちには、お母さんとお父さん、ホモえもん、そして年老いたおばあちゃんが居ます。」


ヒロ太「おばあちゃんは、いつも優しくて何でもしてくれます。家族が敵になっても、おばあちゃんだけは味方です。」



ある日〜


ヒロ太「あーん、テストで0点取っちゃったー。ママー!」


ママ「こら、ヒロちゃん、最近ずっとゲームで遊んでるから!今日からしばらくおやつ抜きです!」


ヒロ太「あーん。イヤだー!」


パパ「うむ。反省しなさい。」


おばあちゃん「あらあら。」


部屋〜


ヒロ太「ホモえもん、ママったら酷いんだよ。こうなったら、とって置きの道具を出してよ!」


ホモえもん「良いよ。はい、『王様✕(罰)ゲーム』。これを使うと誰でも、どんな事でも言う事を聞くよ。


使い方には気を付けてね。」


ヒロ太「はーい。」


台所〜ママが居る。


ヒロ太「ママ、裸になってダンス踊って。」


ママ「え?あ、はい。王様。裸になります。ダンス踊ります。」


そういうと、ママは裸になり、いきなりダンスを踊り出した。


「羞恥心!羞恥心!俺たちは〜♫」


ヒロ太「あはは。面白い!傑作だね。写真も撮ってあげる!」


パシャッ、パシャッ。


パパ「あ!こら、何やってる!ヒロ太!さては、またホモえもんの道具だな?!」


ヒロ太「あはは。パパ、鋭いね!じゃあ、パパには裸になって、道端の女の子(小学生)でも犯して来て貰おうかな?」


パパ「はい!仰せのままに!王様!」


パパは、そう言って裸になり、外に出ると道端の登下校中の女の子に抱きついた。


女の子「きゃああああああ!!?」


パパ「SEX!SEX!小学生とヤれるなんて、夢みたいだぜ!ハッハッハッハッ(犬のように)」


ヒロ太「あは!最高♥️2人ともいつも僕を叱るからだぞ?天罰を食らったんだ。ざまあみろw」


おばあちゃん「…………。ヒロちゃん、ちょっとこっちに来なさい。」


ヒロ太「ん?おばあちゃん、なあに?」


ばしんっ。張り手だった。

初めてのおばあちゃんの張り手。


痛い。ジンジンする。痛くて、痛くて。痛くて。


ヒロ太「わあああああん。おばあちゃんの馬鹿ぁあああ!!おばあちゃんなんて死んじゃえ!!!」


おばあちゃん「はい。解りました。おばあちゃん首吊って死にます。」


「さようなら、ヒロ太。」


そう言うとおばあちゃんは庭の木にロープをくくり、首を吊って自殺した。


ヒロ太「え…?あれ?嘘…でしょ?」


ピーポーピーポーピーポー……



お葬式〜


ママとパパは、ホモえもんに泣きついて元に戻して貰った。


人が亡くなった時は、道具の『緊急解除』が義務付けられている。


未来でも、人の命は崇高で、弔いは絶対なのだ。


ホモえもんも、危険な道具を小学3年生に渡した罰で弾劾裁判にかけられるらしい。


ホモえもん「…………。」

彼は黙して、語らなかった。


ママ「さあ、ヒロ太もおばあちゃんに最期のご挨拶をするのよ?」


パパ「母さん、ありがとう。」


ヒロ太「うわああああああん!おばあちゃん、ごめん。ごめんよう。


嘘だったんだよ!「死んじゃえ」なんて、嘘だったの!


いつも優しいおばあちゃんに、僕が本心からそんな酷い事、言う訳ないじゃないか!?許して!許してよう!ううううう……。」


ヒロ太「生き返って?頼むから。


そうだ!ホモえもんに人を生き返らせる道具を出して貰おうよ!


未来の技術だよ?!DNAとか。きっと!きっとあるよ!


皆が望んで止まない道具!!あるよね?!ホモえもん!?」


ホモえもん「残念ながらーー。」


パパ「そうだ。人は生き返らない。いやーー、生き返っちゃいけないんだよ。」


ママ「パパの言う通りよ。私だって、何度夢見た事か。」


パパ、ママ「「人は生き返らない。」」


ホモえもん「……。あるよ。『ゾンビパウダー』。使う?」


ヒロ太「ほら!あるんじゃない!!さっさと言えよ!ホモ!あは、あははは!


これで当たり前の毎日が!当たり前の日常が帰って来る!!あはは!あはははははは!イエーイ!」


ヒロ太「……。ーーなんて、僕が言うと思った?おばあちゃんは死んだ。もう居ない。それも僕のせいで。


……。一生をかけて償っていくよ。

強力な道具はもういいよ。使う者の力量とモラルが試されるんだね。あはは……僕には到底無理だ。」


ホモえもん「……。良かった。これで君を未来警察に売り渡さずに済む。


元はと言えば、僕の責任だからね。しばらく、僕は裁判で居ないけど、達者でね。


君の成長を期待する。命はひとつ。失った命は二度と返らない。君はまたひとつ、大人になった。アデュー。」


そう言うと、ホモえもんは、未来に(一時的に)帰って行った。


ママ「キンツバ、用意しとくからね。」


パパ「また、将棋一緒に指そうな。」


ヒロ太「ありがとう。ホモえもん……」


君の居なくなった部屋は、僕には少し広過ぎるよ。


ヒロ太「おばあちゃん。ありがとう。僕をあの時、叱ってくれて。初めてのビンタ、痛かったなあ。」


おやすみ。おばあちゃん。永遠にーー。



To Be Continued…

覆らない。くつくつくつ、還らない。

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― 新着の感想 ―
ホモえもんのセリフが冷たいのがいいですね、原作よりロボットぽくていいです。
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