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続編 バブル時代へGO!  作者: 相場昇
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37億 田主社長 大ピンチ 2

作戦決行 当日


市内のホテルに部屋を取って、田主社長と子供を抱えた台湾姉ちゃんが話をしている。


俺の携帯電話が鳴る。

「そろそろ登場してくれまへんか」


ロビーで待機していた俺はベビーカーを押してエレベーターに乗り部屋をノックした。


「おじさん、お待たせしました」


「あ、彼は私の甥っ子ですねん。結婚したけど子供ができまへんねん」


社長が俺を台湾姉ちやんに紹介する。

下手な芝居だが上出来だ。


「あ、この子ですか!かわいいですね。ありがとうございます」といって俺は子供をベビーカーに乗せようとする。


すると

「ちょっと待って。本当に引き取るの?」と姉ちゃんは慌てた。


「あたりまえですよ、おじさんからそう聞かされていますから」


慌てて姉ちゃんはベビーカーに乗せた赤ちゃんを奪い取った。


「これは想定どおりだな」と俺は思った。


「えー!おじさん、これはどういうことですか?今日は子供をつれて帰るから家ではこの子の歓迎会の用意もしてるんですよ?」


「いや、こいつは子供を引き取ってくれとホンマに言いましたんや」


赤ちゃんを、ますます強く抱きしめる姉ちやん。


「えー!いくら親戚でも冗談じゃあないです!」

と俺は田主社長に詰め寄る。


「こない言うてんねんけど、なんとかならんか?」

と田主社長は姉ちゃんに詰め寄る。


姉ちゃんは赤ちゃんを取られないようにきつく抱いている。


「この子は絶対渡しません!」


姉ちやんが叫ぶように言った。

この一言が聞けたら任務完了である。


「わかった今日のところは一旦帰ってくれ、ワシがわるかった。このあと彼女と話をするさかい」


「わかりました!今この子を待っている家族はガッカリしますよ。おじさん、これは大きな貸しにしますからね」


俺は怒りながら(笑いながら)ベビーカーを

もって退室する。


そのあと社長は姉ちゃんに高圧的に詰め寄ったらしい。


彼女も非を認めつ最終的には、示談金は1000万円ですんだそうである。


めでたしめでたし。


俺は孤児院の社長に「話はなかったことにして下さい」と10万円を手渡した。


数日後、田主社長からは「お礼に」と彼の愛車のジャガーのクーペをいただいた。

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