表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
続編 バブル時代へGO!  作者: 相場昇
28/99

27億 人のふんどし作戦 1

とにかく派手な遊びが好きな証券マンであったが真骨頂はやはり「人のふんどし作戦」だろう。


どういうことかと言うと我々20代の若い証券マンは当然別荘とかクルーザーなんて持っていないのであるが、ところがどっこい我々の顧客はほとんどの高確率で日本各地で別荘やクルーザーを持っているのである。


何が言いたいかと言うと懇意になった社長からは「相場くん、私の別荘は普段空いてるからいつでも好きなときに使ってくれ」とか「年に何回しか乗らないからクルーザー使いたかったら使っていいよ」、「新しいポルシェ買ったから乗らない」とか普通に言ってくれるのである。


向こうは社交辞令で言ってるかもしれないが若いこちらは真剣にそれを受け止める。


とにかくバブル・アイテムを借りることができるのチャンスなのである。

しかもほとんどが無料であった。


当然、俺はそのために船舶免許を取得した。


そして日程を決めて会社の女の子たちに「高級外車+ クルーザー+プライベートビーチ付きの別荘」での豪華旅行を提案する。


前述の天女も含めて必ずほとんどの女子社員がついてくる。

当たり前だ。


旅行当日は各証券マンがそれぞれの社長からベンツやジャガー、ポルシェなどを借りて女子社員を迎えに行き、西宮にある港まで集合する。



これだけでも既にバブル旅行である。


ハーバーに集まったわれわれは釣り好きな牧野社長に借りたクルーザーに酒と料理を抱えて乗り込む。


長さは40フィート以上のクルーザーだったので25人は乗れる大きさだ。


ざっと見ると男女合計15-6名が今回の参加者のようだ。


キャビン内にはベッドルームが2つありキッチンとトイレとシャワーまでついてる。


運転席は二階にある。


目指すは別の社長所有の小豆島にある別荘だ。

西宮-小豆島の旅行行程は4時間を見ている


ハーバーを出発したクルーザー内ではもう大音量のサザン・オールスターズが鳴り響き、朝から乾杯が始まり、狂乱モードがスタートしている。


俺は運転席で離岸準備のためにクソ忙しいのに全くいい気なものである。


しかし気の利く天女木下さんが下からビールとつまみを持って上がってくる。

「運転ご苦労様です」とニコっと笑う。

流石は天女だ。


そしてたくさんのヨットやクルーザーが係留して煩雑な港から出た俺は、順番に女子社員を上に上げて運転をさせてやる。


クルーザーと言うのは誰か1人免許を持っていていれば乗っている誰でもが運転できるのである。

もちろん飲酒運転禁止など野暮なルールはない。


クルーザーの運転をさせてやるとほぼ全員が

「夢みたいー」

「超リッチー」

の連発ですれ違う船に大きく手を振って喜んでくれる。

単純だ。


明石海峡を過ぎたあたりからは、かなりの酒が回って来るから各自ブレーキが外れだす。


このような場でやはり牽引車となるのが天女木下さんである。


率先してキャビンで着替えてビキニ姿で颯爽と登場する。


「ヒューヒュー」

と我々男子社員の口笛の中、モデルのように豊満な胸を張って酒を注いくれる。


何度も言うがいい天女だ。


そして天女がビキニ姿になったことで他の女子社員も浮き足立って順番に全員がキャビンに入ってはビキニ姿で登場する。


二階で孤独に運転している俺は、操作スイッチを一階の操舵席に切り替えて下に降りて乱痴気騒ぎの隣で運転する。


やはり女子社員全員のビキニは見ておく必要がある。


このようにしてまさに「宝船」のような我々の前に小豆島が見えてきた。


続く

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ