表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
最弱転移者のスローライフ  作者: 真ん中
9/76

9 めがみ はなぞの と つうしん

『デハ 主従契約ノ 解除ヲ 女神 花園二 依頼シマショウ』


リアルくんはそういうとリアルくんの体、液晶画面に


『女神 花園 二 電話中』


という文字が浮かび上がる


『通話中』


と同時に花園さんがホログラムで浮かび上がる


『はい』


「もしもし花園さんでしょうか?

いつもお世話になっております鈴木です」


『…………』


「あの、花園さんの電話番号で間違い無いでしょうか?」


『…………いえ、私は女神であって花園という名では……いえ、もういいです

それで鈴木 聖良さん、なんのご用ですか?』


「えっと、あの、ヤマトくんとの従者契約を解除してほしいんです」


『え!?あの者に何か問題がありましたか?

スレている性格を装っていますが世話好きな性格をしていますし

ああみえて家事、雑用なんでもこなしますよ』


「いえ、ヤマトくんに何の不満もありません

むしろ、よくしてもらっています」


『では、なぜ?』


「あの、従者契約をしたままだと私が死んだ時にヤマトくんも死んでしまうと聞いて

従者契約を解除したいんです」


『それはあの者も納得していますか?』


「……ああ」


今まで黙っていたヤマトくんが花園さんに話しかける


『今度はいい主人に恵まれたようですね

それでは 主従契約を解除しておきます

あ!従者契約を解除してもパーティー登録をしておけば

今まで通り経験値は共有できますので

それでは、鈴木 聖良さんの旅路がよいものでありますように』


花園さんからの通話が途切れると液晶画面にリアルくんの顔がかえってくる


「……おい…………あらためて……その……よろしくな」


ヤマトくんがそういうと手を差し出してくれた

あのヤマトくんが!


「ヤバドくううううん!!」


「泣くな、うっぜえ」


こうして、私はヤマトくんという新たな仲間を手に入れた


読んでくださってありがとうございました

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ