登場人物紹介
※ネタバレあり
※年齢は物語開始時点のものであるため、季節による年齢差の変動がある。
【オギ=ミアノ】
十六歳
本作の主人公。
魔術師の少年。まだまだ勉強中の身の上。
死んだ友人の兄の頼みで、自動人形のリネンを引き取る。
【リネン】
零年(稼働年数)
外見年齢十四歳前後
オギが譲り受けた自動人形。
人間と見分けが付かないほど精巧な作りをしている。
【キフェ=ミアノ】
十九歳
オギの姉。
写真家。
弟を溺愛しており、弟の友人であるアルミラを嫌っている。
軽度だが魔女(回路不全症患者の俗称。体内の魔術回路が不安定であるが、代わりとして各々の特別な魔法が使える)。
【アルミラ=コスタ】
享年十九歳
十年前、オギの前に現れた魔女。
それ以来、唯一無二の友人として共にあったが、最後にオギを拒絶し一人で死んだ。
【ベネット=イステ】
二十一歳
平々凡々な魔術師、と見えてミアノ父の一番弟子であり、不在の間、店を任されるほどに優秀である、らしい。
ぱっとしない。
猫好き。
【マト=イステ】
十九歳
一般人から魔術師を志した希有な人間。
ベネットの親戚の後ろ盾で魔術師になったため、同じ家名を名乗っている。
空想魔法趣味で魔法薬を専門とする。
魔女ではない。
本名は別にある。
【ソフィーネ=ディグ(自動人形)】
稼働年数十六年
外見年齢十歳
オギの勤める魔法店へ、自分を解体する依頼をした壊れかけの人形。亡くなった本物のソフィーネの代わりとして振る舞う。
本当の名はとある小説に出てくる人形と同じ、『シトーシア』。
【コルチ=ディグ】
五十五歳
童話作家。人形を題材とした長編小説『シトーシア』を書く。
死に別れた妻が魔術師だったという。
【ソフィーネ=ディグ(娘)】
享年十五歳
魔女(回路不全症患者)
魔法とは関係のない普通の病にて没した。
自動人形に『シトーシア』と名付け、死期を悟った後に最上位の命令として、彼女に『ソフィーネ』を与える。
【サイモン=コスタ】
二十二歳
アルミラの兄。妹とは不仲だったが、重度のシスコンでもあった。
【サァラ】
サイモンの元に現れた、リネンに瓜二つの人形。リネンを人間の願いに縛られた自動人形から解放するため、オギたちを騙す。
が、リネン自身に否定され、サァラひとりで異国の地へ向かうことになる。
【S・S】
魔女のみが起動できる、特別製の自動人形に刻まれたイニシャル。
制作者の魔術師を指していると思われる。
コルチとは実際に交流があったようだが?




