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異世界無双譚  作者: hide
1/5

第1話 プロローグ

初投稿です。これから頑張っていきますので、どうかよろしくお願いします

俺の名前は、無道幸政(むどうゆきまさ)

ある一点を除けば、どこにでもいる普通の高校生だ

今日は夏休みだから友人の家に遊びに行こうと思い、半袖Tシャツにジーパンという、我ながらセンスのかけらも無い格好で道を歩いていたんだが……


「ん?なんだあれ?」


俺の視線の先には、石像がど真ん中に鎮座していた

しかも、おっさんが筋肉を見せびらかしている像だ

古代ギリシャ辺りの男性像を想像して貰えれば分りやすいな


「せめて、女性像だったら良かったんだけどな……」


そうぼやきながら、流石に無視する訳にもいかず石像をどかす為に近づいた




おれは、この時に石像を無視しなかった事を、後で盛大に後悔することになるだろう




俺が近づくと、石像の目がピカッと光る


「勇敢なる者よ。我と力比べをしようぞ。勝った暁には、異世界へと招こうぞ」

「うぉっ!?なんだ!?」


いきなり石像がしゃべり始めやがった!?


「そんなに驚か無いでくれよ~ただしゃべっただけなんだからさ~」

「誰だって石像にしゃべられちゃ驚くわ!!」


つか、めっちゃフランクだな!?

最初の威厳ある口調はどうした!!


「まぁそれはそれで、誰が勇敢なる者だって?」

「そんなの汝しかいないだろうに」


……まぁ、これ(?)が話しているのは俺に向けてだし……それに俺以外に人がいないからな……


「それで、力比べって具体的になにをするんだ?」

「あっ!?」


考えてなかったんかよ!?


「……じゃあ、我を持ち上げてみて?持ち上げられたら汝の勝ち」


明らかに今考えました~的な内容だな


「……それでいいのか?」

「うむ!!ただし、我は今1トンあるからな!!簡単には持ち上げられはしないぞ~」


うん、威張ってる所悪いが、重さはどうでも良いんだ

持ち上げるだけならどうにでもなるしな

けど、なんだか拍子抜けだな……

とりあえず、頭を片手で掴んでっと


「よっと」

「ぬわぁぁぁぁぁぁ!?持ち上げられた!!?」


よし、簡単に持ち上げれたな

まぁ、これは普通な俺の唯一の例外だから、自慢にもならないんだけどな


「え?今、我持ち上げられてんの?しかも片手で?我、今1トンもあるのに……」


何かブツブツ言ってるが……ま、どうでも良いか


「……なんか腑に落ちないけど……約束通り汝を異世界へと招いてやる」

「ん?招く?」


そういえば、勝った時ってどうなるんだっけか?

そう疑問に思った瞬間後頭部に衝撃がはしり、俺の意識はブラックアウトした

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