羞恥
「は?」
「お風呂、入りたいなぁって。昨日入ってないから!」
「しるか!」
「ダメ、かな?」
「……逃げないだろうな?」
「逃げないよ!」
そうしてお風呂場へと向かう。愛は扉を閉めてシャワーを付ける。服を脱いでシャワーを浴びた。逃げようなんて微塵も思っていなかった。逃げれば殺されるだろう。しばらくするとかさかさと音がしてその方向をみると……。
「きゃーー?!」
黒い虫がいた。
「どうした!?」
夜十がお風呂場へ入ってくる。
「ごきっ……」
愛はそのまま夜十に抱きついた。
「?!」
虫は夜十の能力で凍らされる。
「もう大丈夫だぞ。」
「あ、うん。………?!」
「………。」
「きゃーーーーー?!」
★★★★★
「えっち!変態!最低!!」
「黙れ。お前から抱きついてきたんだろうが!」
「先に入ってきたのはそっちでしょ!?」
「黙れ。まあ、それなりに楽しめたがな?」
愛は赤面した。
「ばかーーーっ!!」
リビングからベッドルームへと愛は去ってゆく。夜十はそれを追いかけた。
「ついて来ないで!変態!」
「うるさい。お前は人質なんだ。大人しくしていろ!」
「……むー!全部見たくせに……!」
「……。」
「最低!」
「わかった。少しだけだぞ?」
そういうと夜十は部屋から去ってくれた。
「……。」
夕食の時間になる。愛はキッチンへと向かった。だが、夜十の姿がみえない。
「どこいったんだろ?」
リビングにもキッチンにもどこにもいなかった。玄関から音がなる。
「夜十?」
「おう。」
出かけていたらしい。夜十は何か袋を持って帰ってきた。
「ん…。」
「?」
「開けてみろ。」
「へ?」
袋を無理やり渡されて開けるように言われた。愛は袋の中身を開ける。そこには……。
「!?パンケーキ?」
「おう。好きだっていっただろ?」
「……え、裸見たから?」
「……。」
「お詫び?」
「うるさい。黙って受け取れ。」
「……ありがとう。」
愛は小声でそう言った。




