睡眠
愛の震えが止まった頃、夜十が戻ってきた。
「おい。」
「?何?」
「めし。作れ。」
そう言って夜十は買い出ししてきた袋を渡す。
「あ、うん。」
愛はキッチンへと向かう。そして、キッチンで料理を始めた。しばらくして愛はキッチンからリビングへとやって来る。
「できた、よ。」
「おう。」
そういうと夜十は料理を机に置いて愛の手を引っ張る。
「きゃ?!」
「俺の見てねー間に毒でも入ってねーだろうなぁ?」
「入ってないよ!」
「じゃあ食べろ。」
「へ?」
「お前がまず食え。」
「う、うん。」
愛は作ったグラタンを1口食べた。
「ね?大丈夫でしょ?」
「わかった。」
そういうと愛を離す。そして、夜十は食事を始めた。愛は夜十が怖くて食事が終わるまでしばらくベッドルームで震えていた。夜十が食事を終えて部屋に愛を確認しにきた。
「おい……。」
そこで愛は寝ていた。
「たく……」
夜十は眠っている愛にそっと布団をかけて部屋を出た。
「ん……?」
愛が起きると布団がかかっていて驚いた。起きた愛は夜十の元へと向かう。
「夜十?」
「なんだ。」
「布団、かけてくれたの?」
「……しらねぇ。」
「……ありがとう。」
優しい所もあるのはわかった。それでも恐ろしい所もあるのだ。
「それより、もう眠くないのか?」
「え?大丈夫だよ?」
「そうか。」
「心配、してくれたの?」
「勘違いすんな。肝心な時に動けないと困るからだ。」
夜十はそう言った。
「そっか。……ねぇ、夜十。」
「なんだ?」
「お風呂借りていい?」




