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私のヴィラン~恋したのは悪役でした?!~  作者: ユキア


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13/17

愛の気持ち

「夜十、大丈夫?」


「ああ、問題ない……」


そういいながらも傷口を押さえる夜十。


「お前、本当はアイツらに助けてほしかったんだろ?帰れよ!」


「え?!なんで?!」


「助けてっていってたじゃねーか!」


「あれは演技だよ!」


「……そうか。」


「夜十、何か食べる?ご飯つくるよ?」


「食欲ねーよ。」


「そう言わずに……。」


そう言って愛はキッチンへと向かった。しかし、冷蔵庫はなかった。


「夜十、買い物に行ってくる。」


「ばかか!まだアイツらが彷徨いてやがる。外にでるな!」


「!でも!」


「いいからここにいろ!」


「……うん。」


愛は外に出ずに夜十の傍にいることを選んだ。そうして、夜になる。夜十が眠っているのを確認すると愛は外にでた。


「何か、食べささなきゃ。」

外にでて買い物をした。帰り道の事である。ヤンキーに絡まれた。長身の男が絡んでくる。


「おい、ねーちゃん、俺らと遊ばねー?」


「困ります!遊びません!」


小太りな男も絡んで来た。

「そんな事言わずにさあ」


「やめて!」


「おい、テメーら、俺の連れに何してる?」


「「あ?」」


男達は一瞬にして氷の塊になった。


「!?」


「テメー、誰の許可を得て外にでた?」


「夜十!」


「答えろ!」


「違うの!ただ、夜十に食事を取ってほしくて……それで…」


夜十は買い物袋に視線をやる。


「はぁ、ばかか。帰るぞ!」


「うん!」


夜十に手を引かれてアジトへと戻る。


「夜十、ごめんね。勝手に外にでて。」


「誤るなら出るな。」


「うん。でも、食事を取って元気になってほしかったの!」


「……出て行ったのかと思った。」


「え?」


「もう帰ってこねーのかと思った。」


「そんなことないよ!帰るよ!だって私の居場所は夜十の隣だもん!!」


「ふっ!ばかだな。」


「夜十、私……。」


「ん?」


「夜十が、好き。」


「……。」


「夜十、好……?!」


いきなり夜十が愛を抱きしめる。


「夜十?!」


「……俺」


何か夜十が言おうとした時、ヒーロー達が窓や扉を破ってやってきた。



「夜十!その子を離せ!!」


「はっ、嫌なこった!」


「ならここで死んでもらう!!」


「やれるもんならやってみろ!この女がどうなってもいいならな!」


「夜十!貴様!」


しかし、ヒーロー達は攻撃を仕掛ける。愛を抱えて夜十は走った。


「うっ!ぐ……」

みるみるうちに夜十の腹部から血が溢れる。

「夜十!傷口が!」


「いいから走れ!!」


なんとか走って逃げた。そうしてとあるヴィランの元へ駆け込んだ。部屋のドアを叩く。出てきたのは綺麗なお姉さんだった。


「夜十?」

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