ファーストキス
ソファの夜十にダイブする。
「ぐっ?!」
「いたた……」
「痛いのは俺の方だ。」
「え?」
気づくと目の前には夜十がいた。
「きゃー?!」
「うるせぇ。」
「ごめん。」
愛は夜十から退ける。
「気をつけろよ。」
「はーい。」
と、言いながらまた足を滑らせてソファの夜十へとダイブする。
「「?!」」
柔らかい感触を唇に感じる。恐る恐る目を開けると目の前には夜十。2人はそのままキスしてしまっていた。
「?!」
「おまっ…」
急いで退ける愛だが、涙目である。
「うっうっ…」
愛はそのまま泣き始める。
「泣くな!」
「ごめっ……」
「……今のは無しだ!」
「へ?」
「俺達はキスしてない!それでいいだろ?!気にするな!!」
「夜十……。」
「いいから泣くな。」
そう言って愛の頭を撫でる。
「夜十……ありがとう。」
「勘違いするな。うるさいのが嫌なだけだからな。」
「うん。」
「もう寝るぞ。」
そう言ってベッドルームへと手を握って連れていかれる。
夜十はそのまま眠ろうとした。
「夜十、今日はくくらないでいいの?」
「くくってほしいのか?」
「え、やだけど。」
「じゃあ聞くな。」
夜十なりに気を使ってくれたのだろうと愛は思った。そんな夜十の優しさにドキリとしてしまう。
「夜十……。」
愛は夜十に少しずつ惹かれていっていた。




