予兆
今日はもう時間が遅いから僕たちは今いる小屋の二階で睡眠を
取らせてもらうことになった。
時計を見ると夜の12時になっていた。
能力の影響で疲れは特になかったが、色々なことがこの短時間で起きて
疲労感に襲われていた。
僕たちは二つあるベッドに寝転んだ。
それにしても時間は元いた世界と同じなのか
言葉もなぜかわかるし不思議なことが多いんだな
あの後レイに聞いたけど、奴隷にされている子供たちは殺されることは
ないと言っていた。
だからとりあえず命の心配はないから勝手に行動したりしないでね、と
心はどうなるんだろうか
みんなで元いた世界に帰った時、笑っていられるだろうか。
そんなことを考えながら達也の方を見ると、達也はぐっすり眠っていた。
無理もないか
あんなに怯えてる達也は見たこともないし
そして僕もいつの間にか眠りについていた。
”こんなにたくさんのお金がある!何しようかな!!”
”冒険だ!!いくぞーーー!!!”
”助けて!なんで追いかけてくるの”
”俺が、、、必ず、、、”
「うわああああああ!!!」
僕は声を荒げて起き上がった。
なんなんだ今のは、、
頭の中に無数の声が流れ込んできた感覚がした。
楽しそうな人、喜んでる人、怒ってる人、悲しんでる人、怯えてる人
「だめだ、、気持ち悪い、、」
僕は頭の中がグラグラし、吐き気に襲われた。
すぐさま外に出て、茂みに隠れて思いっきりぶちまけた。
「だいぶ楽になったけど、なんだったんだろうか」
考えると気持ち悪くなるから、考えるのをやめた。
液体だけが目の前に飛び散っていた
そういえば何も食べていなかったのか。
小屋に戻ると一回には誰もおらず、レイはどこかへ行ったようだった。
ここに住んでるわけじゃないのかな
そして僕は怯えながらもなんとか眠りにつき
何も起こらず朝を迎えた。