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この国を変えるのは僕だ  作者: ワトソン
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異能の子2

僕たちは誰かもわからない人に連れられ街の端にある小屋まできていた。

移動中に達也の様子は少し良くなり、震えは少し治っていた。

この人はいったい誰なのか、達也は何を見たのか、

僕は色々な疑問を抱えていた。


「あなたは誰なの?それになんで僕たちは襲われたの?」

僕がその女性に尋ねると、女性はあとで答えると言い覆っている布をとった。


その女性は赤髪で髪は短い女性だった。

体は引き締まっていて強そうな感じがした。


「君たちは違う世界からきたんだよね?」

そしてその女性が僕たちにそう言ってきた。


違う世界からきたという言葉にあまり驚きはせず、僕はうなずいた。


そして女性は話を続ける。


「君たちがなぜここにきたのかは知っているかい?」

その質問にたいして僕たちはついたばかりで知るはずもなく


「わからない。漫画の世界で遊べるということだと思ってたけど

何かあるの?」


僕が質問すると、その女性は不思議そうな顔で漫画について聞き返してきたが、

僕は楽しい本があるとだけ答えた。


そして女性は思いもよらないことを言う。


「君たちはね、奴隷として働かされるためにここに連れてこられたのよ」


女性の言葉に僕は漫画などで酷い思いをさせられているのを想像したが、

それよりもさっきまで黙っていた達也がまた怯え始めた。


「俺…さっき見たんだ……血を流しながら働かされてる子供たちを…

その横に立たされてる同じ学校の子達もいた…」


達也が震えながらそう言った。


僕もそれを聞いて怖くなったが、人に囲まれているあの状況で達也は

どうやってそれを見たんだろうか。

そう疑問に思っていると

女性が口を開いた。


「君、どうやってそれを見たの?」

女性が達也に僕が思っていることを聞いた。


「突然、人や建物が透けて見えた…」

達也がそう答えたが、僕には全くわからず、しかし女性だけが理解していた。


「それはあなたの異能が突然発症して、偶然見えてしまったみたいね」


女性はそう言った。

異能とは一体なんなのだろう…







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