宿題
新年2日目。ほとんどが実家に帰った。雨はも母さんの所に行って、残っているのは、姉達、いろは、カレン、楓、美月、小雪と僕。いろはは、昨日のうちに一度帰ったみたいで、お年玉ゲットしたのですでに平常モードとの事。カレンは帰国する気はサラサラ無く、楓はおじいちゃんの居るおばさんの家は、居心地が良くないので、大勢集まる時期を外して、お年玉の回収に向かうそうだ。美月の父さんの転勤先が、未だに仮住まいらしく、行ったとしても落ち着く事が出来そうないらしい。小雪はセンター試験に向けてラストスパート、うちの方が集中出来るそうだ。
去年までのお正月と比べると、大勢なんだけど、普段が賑やかなのでちょっと寂しいな。朝早くから夢愛が来て、小雪の部屋に籠もっていて、あとはそれぞれ勝手に過ごしている。楓も昨日の様な密着はせずに、カレンとヲタトーク。代わりにくっついているのは美月だった。お昼の支度を手伝ってくれたり、宿題のヒントをねだったりしていた。夏休みアケの試験がほぼ宿題範囲で、自力でやっていれば楽勝な問題だったので、皆んな真面目に取り組んでいた。小雪達、受験生の影響もあるかも知れないな。
「人数が少ないから、僕だけで大丈夫だよ!」
「気になさらないで、私が手伝いたいんですの!」
晩ごはんの支度も美月と一緒。当然の様に、お泊まり。部屋に行くと、やっぱりスーツケースが運び込まれていた。パジャマと下着を持ってお風呂に行く。お泊まりは、もみじの方が気楽なので、もみじ用を選ぶ、、、?松太郎用しか入っていなかった。松太郎のままでお風呂に入って、風呂掃除。もちろん美月が一緒だった。
部屋に戻ると、ベッドに転がって、スマホでゲーム。エロゲームを楓が改造した『松太郎と一緒』ゲームと言いつつ、ゲームクリアのご褒美映像を鑑賞するだけになっている。大画面とサラウンドの迫力も凄いけど、肩を寄せ合って二人で観る方がドキドキを強く感じた。
「クリスマスの特賞は、リアルでこれでしたの。流石に勇気が必要ですので、大晦日迄チャンスを拡げたのに、カレン出来なかったんですわ。」
スマホの中の僕は、仰向けで自信満々の松太郎を美月に委ねていた。美月はしばらく手で○○○て、○めたり○○○ったり。時折、上目使いで視線が合うと、照れた表情になって、松太郎に集中していた。スマホの中の僕が短く呻くと、、、
《以下、R18相当にて描写を自粛致します。》
相変わらず、モザイクが掛かるべき部分をそのままにした映像が終わると、
「じゃあ、今の試すわよ!」
「ム、ムリ!**#@*#@!」
口が回らなく、言葉にならなかった。
「じゃあ、カレンと楓でクリアした事をお願いするわ!」
目を閉じた美月は、唇を突き出していた。ご所望通りに舌を絡めてゆっくり時の流れを感じた。唇を離すと、いつの間にかパジャマのボタンを全て外していて、サッと脱いで仰向けになった。
「カレンは揉んで頬ずりしたのに、楓は摘んだだけって、あんまりにも不公平ですわ!」
「いや、頬ずりって言うか、当たっただけだよ!」
「じゃあ、再現してみて下さる?」
僕の後頭部には美月の手のひらがあり、グングンと近づいて、視界が全部肌色になると、顔面に心地よい弾力を感じ、唇に突起物を感じた。本能?反射的に吸ってしまった。流石にやり過ぎだろう?怒らると思ったけど、後頭部の手のひらは!優しく撫でていた。許可と判断して、そのまま幸せを堪能していると、直ぐに寝落ちしたみたいだった。
朝、目覚めると昨夜の記憶と反対にしゃぶり付いて、もう片方を掴んでいた。起さない様にそっと離れようとしたら、
「おはよ、甘えっ子ちゃん!」
既に起きていて、スマホを僕に見せ、
「コレ観ましょう!」
『松太郎と一緒』の映像だった。途中まで再生して、
「この位積極的な方が良ろしいですわ!観てから復習、、、。」
また、爆弾発言が目に見えるので、お互い呼吸に支障が出る位に唇を塞いだ。
呼吸がラクになって、ベッドを抜け出した。顔を洗って朝ごはんの支度。と言っても、ベーコンと野菜のスープを温めるだけ。起きて来た人が、勝手にトーストを焼いて食べる。手間の掛からない分、お昼の準備。千葉達の柔道部は三ヶ日だけがお休みなので、ランチと宿題の苦手なヤツを片付けに来る予定。
9時丁度、約束通りに柔道部の猛者達が到着。因みに夢愛は昨日から小雪の部屋でお泊まり。センター試験合宿との事。
「山っちは、私の部屋ね。」
受験生組の小雪が誘うと、
「俺、女子の部屋入った事無いから、緊張するな!」
「私の部屋、来た事あるじゃん!」
夢愛が抗議すると、
「あそこはノーカンだろ?本棚なんてトレーニングとか、栄養学の本とかさ、マンガだって、少女マンガはゼロで柔道モノばっかじゃん!」
夢愛のパンチが炸裂するかと思ったら、鳩尾の所でキャッチされていた。プッと膨れたホッペが一段と幼くみえて可愛いいな。確か、夢愛と小雪の第一志望の大学って、附属小学校が有るんだよね。昭和っぽい制服で結構遠くから通う子もいるから、早い時間に創成市に行くと偶に見かけるんだよね。あれ着せたら似合いそうだな。
「斉藤くんも私の部屋にする?」
唯一の2年生、斉藤さんは大検を取っている桜がサポートするんだけど、
「いやいや、ムリムリ!勉強どころか、言葉も入って来なくなっちまう!」
ダイニングの隅っこを陣取って、数学を始めていた。他は結構優秀だし、数学も夏休み、桜が鍛えて赤点を気にする事が無いくらいにはなっていたので、解き方の取っ掛かりの説明と、思考が行き止まりに当たった時のアドバイス程度で結構捗っている様子に見えた。
千葉はきっと桐に教わるのを期待してると思うので、ちょっとイジワルして、僕が担当した。斉藤さん同様、夏休みの頃と比べるとかなり進化している。
「なんか、授業を聞いてても、日本語だって判るんだよね!」
数学の時間だけ、ラテン語か何かでやっている様に聞こえていたそうだ。他は解らない所を解る人がヒントを出す形式で、休みアケ試験対策も兼ねて、サクサク消化していった。
午後になって、彩花、琴音、美羽が帰って来た。勉強会に参加して、夕方まで頑張った。
こんにちは、グレープヒヤシンスです!
明日月曜日ですね、
元々の投稿予定なので、4連投です。
宜しくお願い致します。




