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花田種苗の5人姉弟妹  作者: グレープヒヤシンス
第5章
121/139

修学旅行

 どれだけ冷やかされるか覚悟していた割に、演技を褒められたりした位で、普通になにかのドラマを見た時と変わらなかった。

 話題は修学旅行の事になり、行けると決まれば、即計画を練る。先ずは、班を作らなきゃならない。5、6人なので、僕は鈴木君、佐藤君と、あと男子2人位って感じかな?他の住人達は、

桜、桐、芒、いろは、楓、こころ。

美月、彩花、琴音、美羽、カレン。

ユニットを分けないのには訳があって、大阪劇場を拠点にしている先輩グループのTKY24のヒット曲のロックアレンジが好評で、コラボ出演が決まっている。自由行動の時に出演するらしい。

 旅先での計画を立てて提出する必要があるんだけど、麻幌の学校祭で貰った漫研のパンフをベースに、行きたい所をピックアップしたが、とんでもない数になってしまい、ガールズバンドアニメ!に絞って回る事にした。


 色々な行事が中止になり、久しぶりの非日常に、少しはしゃぎ過ぎな感じがする。ドタキャンが無いことを祈りながら出発の日を待った。


 出発の日を向かえ、空港に集合した。住人達がマイクロバスで送って貰うので、便乗させてもらった。どこから情報が漏れるのか、空港ロビーにはGBAファンが集結していて、皆んなは、VIP専用と思われる通路を通って人垣を気にせずに姿を消した。ぼくは少し離れた所で降ろして貰い、人波に紛れて集合場所に合流した。

 先生には、別ルートで搭乗手続きをする事は連絡済みなので、他のクラスメイトが揃って安心の様子だった。

 順調はフライトで関空に降り、京都・奈良の定番コースをバスで巡った。

 奈良の大仏を見て、鹿に煎餅をあげて集合写真。京都に移動して何ヶ所か回った、その中の金閣寺も巡礼ポイントなのでしっかり写真を撮った。

 翌日からの自由行動に備え、分担して回る所や、皆んなで合流する所など再チェックして、それぞれの部屋に別れた。


 部屋は班毎になっていて、僕の班はいつもの鈴木君、佐藤君と、高橋君、佐々木君。あとの二人は中学も違って、それほど仲が言い訳でも無いが、アニメの聖地巡礼に反応して同じ班になった。AAAでは、二人とも大道具さんで頑張っていたので、知らない仲って訳でもない。積極的に班に入ろうとした時には、姉達かうちの住人達狙いかと思ったけど、そんな狙いでは無かったようだった。


 布団に入ると、高校生の定番は男女を問わない様で、最初は、誰がカワイイとか、胸がどおのとかの話で様子を伺い、

「皆んな、好きな娘とかいる?俺はさ、佐藤君の姉さんが好きなんだ。滅多に会えないけど、スマホとメッセージとかは時々くれるんだ。」

僕は正直にいろはが好きな事を話し、高橋君、佐々木君は1年生の時同じクラスだった娘が好きとの事。佐藤は、中々口を割らなかったが、

「じ、実は・・・」

夢愛が他校な3年生って知った時の反応や、こころが伊達メガネとマスクを外した時の反応から、きっとロリ系がタイプだと想定していたが、

「・・・う、上原先生。」

確かに、年齢の割には若いっつうか幼いかもしれないけど、高校生だと勘違いしたのは?スキーウェアで完全装備だったからで、普段はちゃんと大人に見えるんだよね?色々話しを聞くと、見掛けは『キレイ』より『カワイイ』、中身は頼れる人が好みとの事。姉さんに服従の生活から解放される事を望むのでは無く、彼女との関係も今のパターンに近い方を望むようだ。

 佐藤君がフリーズしてしまったので、高橋君、佐々木君の話題に変わった。

「花田くんとこの誰かが友達かもしれないから、ピザパーティーに誘ってさ、告ってみたら?」

鈴木君は、この中では恋愛に対して半歩先(?)を行って居るので、これは、乗った方が良いと言う話しになって、皆んなに相談する事にした。カレン以外は皆んな中等部からなので、一度位は同じクラスだったりする可能性は高い筈。うまい具合にそっちの話しで盛り上がったので、いろはに付いて語らずに、眠る事が出来た。


 翌日、いろはに相談すると、

「池田あゆみ殿と中川由美子殿でござるな?」

楓が聞き付けて、スマホを操作すると、

「池田殿は、3年生で琴音殿、美羽殿と同じクラスで、中川殿は、1年で美月殿、彩花殿と一緒でござった。某も2年のみぎり、御二方と同級であったが、申し訳無いが会話したことがない故、役立てそうに無いでござる。」

早速4人に話すと、ボチボチ仲が良かったみたいで、遊びに誘っても違和感無い感じと言う事だったので、修学旅行中にちょっとジャブ程度のアプローチをお願いしておいた。

こんにちは、グレープヒヤシンスです。

ちょっと短めですがなんとか載せました。

推敲していないので、後で直すかもしれません。


次は間に合いそうにありません、少しお休みさせて頂きます。

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