終結(嘘)
目が覚めると、僕の隣には豚がいた。
「は?..........」
ビービー ボウボウ グーグー ブーブー
──うるさい
どうやら僕は豚小屋にいるらしい。居心地はわるくない。床には干し草が敷いてある。豚の体温が心地よい。小屋の木材の隙間から外を見ると、どうやら今は夜なようだ。
今朝、親に言われた「スライムを倒してこい」を見事達成することが出来なかった。
家を追い出されてしまう。
そんな事を考えていると、家に帰るのが嫌になった。
──今後一生この豚小屋で生きていこう。
なんて馬鹿な事を考えていた。
トイレに行きたくなりました。
さあどうしよう!
実はさっき小屋の扉を開けようとした。
なんと外から鍵かかってたよ!!
まずいぞ、、豚小屋で漏らすのはまずい。
必死に考えた。
ゴミ同然の僕の頭で必死に考えた。
解決策を考えた。
ムリ!
僕は豚小屋で、豚の隣で脱糞してしまいました。
あぁ、終わった...
途端小屋の中に光が充満した。
扉が開いた。
逆光で扉のそばにいる人が見えない。
だんだん視界が良くなってきた。
あ、女の子だぁ すごい顔でこっちをガン見してるぅー
あぁ、終わった...