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光子はすでに聞く気満々だった。


「で、どうするの?」


私が聞くと、真子が答えた。


「伝染すのよ」


「うつす?」


「ここにいる三人、想いは一つ。美麗を殺してやりたいという想い。それを伝染すのよ。学校中の生徒、一人残らずにね」


「そんなことが出来るの?」


「それはあなた達次第ね。あなた達の想いが、美麗憎しの心の叫びが、湧き上がる殺意が強ければ強いほど、より早くより確実に、結果として現れるわね」


「……」


私が黙っていると、光子が言った。


「やる」


「光子はこう言っているけど、どうする?」

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