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「あなたが加われば、三人になるわよ」
「だからなにを?」
「復讐よ。あなたさっき、美麗を殺してやりたいって、言ったわよね」
「……」
「それを実行するのよ」
「えっ?」
「私の家は、代々そういう家計なのよ」
そう言った真子の目には、なんだかよくわからない強い力が宿っていた。
次の日の放課後、私と真子と光子の三人で集まった。
真子の話を簡単に言うと、真子の家は拝み屋とかシャーマンと言った家系なのだそうだ。
「こう見えても私、一族の中でその力が最も強いのよ」
私は半信半疑だったが、美麗憎しが手伝って、真子の言うことを聞いてみようという気になっていた。