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ユニーク英雄伝説 最強を目指す俺よりも、魔王な彼女が強すぎるッ!?  作者: 青色の鮫
第10章「真実の無尽灰塵」

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第113話「開悟」

「なるほどねぇ、余の命令を無視して戦端を開いた上に、ここまで戦線が混乱し消耗するなんて何事かと思ったけれどぉ。余の想定を超えた最悪のシナリオね」



 バルワンから報告を聞き終えたレジェリクエは、冷徹な女王たる表情で周囲を一瞥した。

 その視線に映った者……、ロイ、バルワン、ヴァルタサブレ、ウラガは震え上がる。

 一方、レジェリクエの態度が演技であると聞き取っているテトラフィーアは平然とし、静かに語り出す。



「陛下やバルワンを騙ったという事は、高い精度の声真似ができる事になりますわ。私たちも神の因子を使えば、似た様な事が出来ますけど……」

「そう、世絶の神の因子を持つ余達だから可能なのであって、一般人には難しい。だからこそバルワンは、余達が洗脳された可能性や、敵が世絶の神の因子を持つ可能性を疑っていた」

「仰せのとおりです。思想と結果が伴わず、申し訳ありません」



 深く陳謝するバルワンに鋭い視線を向けているレジェリクエだが、内心で抱いている評価は高い。

 バルワンがここに残り、通信機の使用を厳しく制限したからこそ、この程度の消耗で済んだと分かっているからだ。


 だからこそ、レジェリクエはバルワンに厳しい態度を向けて教育を促している。

 近い将来、宰相の地位に付くテトラフィーアの代わりに、総司令官を任せる為に。



「バルワン、何が失策だったか分かるかしら?」

「私の携帯電魔が鳴るのは陛下からの伝令のみだという思い込みがあり、判断に迷いました」



 バルワンが注目したのは、着信した携帯電魔の表示だ。

 敵がレジェンダリアの携帯電魔を何らかの手段で手に入れていたとしても、発信元として『レジェリクエ』と表示される事は無い。

 だが、事実として表示され、バルワンが設定した着信音を鳴らしている。



「敵が使っているのが余の携帯電魔で、余とテトラの神の因子で声真似をさせている。確かに、余の端末なら全ての兵士のアドレス帳が入っているから、容易に事を成せるわ」

「恐れ多くも、脳裏を過ってしまった以上は考慮しない訳にもいかず」


「私が思っていたよりも賢いみたいで嬉しいわぁ、バルワン」

「賢い……?」


「余も貴方と同じ意見を抱いていたわ。戦場を視察した余達は、レジェンダリア軍司令部の謀反を疑った。もちろん、洗脳されたという意味だけれど」

「なるほど。それで、ご帰還されたのに連絡を下さらなかったのですね」


「連絡は入れたわよぉ。でも、無視されたのぉ」

「え?」


「気が付いていないのね。じゃあ、いっぱいの着信記録を見て悔い改めなさぁい」



 そう言いながら、レジェリクエは自分の携帯電魔を取り出して操作。

 バルワンに電話を掛けた。



「……なっ!?サイレントモードだと!?レジェリクエ陛下からの電話は専用のコール音が設定してあるのだぞ!?」

「ねぇ、この携帯電魔に細工を施せるタイミングってあったのかしら?」


「そんなことは……。軍団将である私は、いかなる時にもご命令を遂行するべく、携帯電魔を肌身離さず持っております。風呂や就寝時も外す事はありません」

「でも事実、貴方の胸ポケットに入っている携帯電魔の設定は操作されていた。だから敵は貴方に気付かれずに、胸を真正面から愛撫できるという事になるわ」


「……なんでこっち見ているんですの?ちょ、へいか!?」



 にじり寄ったレジェリクエの声を聞いて嫌な予感がしたテトラフィーアは逃げ出そうとするも、呆気なく鷲掴みにされた。


 一秒後。

 もにもにもに……と勢いよく揉まれる双丘からの刺激を受け、テトラフィーアは妖艶なあえぎ声を出しめる。

 そんな百合百合しい光景を前にして……、バルワンは、頬の裏側を強く噛んで雑念を振り払った。



「レジェリクエ陛下、私の愚問にお答えいただきたい。セフィナ様を攫っているラルラーヴァーが味方とは、どういう事ですか……?」

「ラルラーヴァーはセフィナを攫っている訳ではないの。むしろ育てているわ。リリンとセフィナの母、大聖母ノウィンの命令でね」


「大聖母……ッ!」

「あぁ、リリンは知らないから内緒にしてねぇ。余も茶番を好んで使用するけどぉ、大聖母には劣るわぁ」


「そうでしたか。ありがとうございます。ある程度までは察する事ができました。私の様な一般人では、想像すら憚られる事も」

「いずれは貴方もこちら側に来て貰うわぁ。でも、今は余達の従順な駒と成りなさい。これから先、一手でも間違えれば戦況を覆せなくなるわ」



 くたくたになったテトラフィーアから手を離し、レジェリクエは緩んだ頬を引き締めた。

 この息抜きは、これから気を張り詰める為に行った気分転換だ。



「上空から戦火を見て疑問を覚えた余達は、ここに来る前に戦場を視察してきたわ」

「それで結果は……?」


「敵味方問わず、扱っている武器の性能が高すぎる。まるで、全てが伝説の武器になってしまったかのようだったわ」



 今回出陣した100名のレジェンダリア兵は、まさに一騎当千の力を持つ者ばかりだ。

 不利な条件下で戦いになっても、自分に有利な状況へ好転させ、確実に勝利を得る。


 そんな大前提で送り出された兵士達は、レジェリクエの願い通りの結果を出す事が出来なかった。

 レジェリクエの瞳に映るのは、圧倒どころか、ギリギリの辛勝。

 そして、一歩及ばずに敗北した味方を救い出しながら、己の認識の甘さを悔いた。



「剣を交えて思った事は、あれはバッファの魔法による身体能力向上では無いという事。それと、レジェンダリア兵の武器も強化されているという事」

「味方もですか?」


「敵がしているのは無差別的な道具の強化。一定範囲内の武器の性能を向上させ、混乱を狙っているわ」

「戦争に勝ちに行くのではなく、私達を消耗させるのが狙いか」



 通常の戦争では、味方が全滅するまで戦いを続けることはない。

 相手がそれを成せる力を持っていると分かった時点で、不利に立たされた側は撤退するからだ。

 そうならないケースは、圧倒的な戦力で瞬く間に全滅した場合か、戦力差を認知できずに戦いが長引いた場合だ。



「通信機をジャックされた事により、戦略の要である超高度情報共有が使用不能に。敵が化けている事を見抜いたが故に、別の罠に嵌ってしまったのねぇ」

「考えが至らず、申し訳ありません。どうすれば良かったのでしょうか?」


「この場合は誤情報を含めて収拾し、真偽を見極めるのが正解ぃ。だけれど、携帯電魔の呼び出し音をサイレントモードに設定する事でそれも妨害されていた。敵は随分と器用な事をしてくれるじゃない」



 レジェリクエはバルワンを咎める事も、労う事もしなかった。

 自分を含めて失策をした者の懲罰など、後の世にレジェンダリアが残っていたら考えればいいと思ったからだ。



「現在の状況は、出陣させた100名は此処に戻って来られず、ごく少数のポーンの騎士が戦場を駆け巡って情報を集めている。……テトラ」

「盤面を見る限り、こちらの魔道具は正常に稼働していますわね。これも通信機と同じ通信技術で作られたものですが……」



 壁に掛けられている液晶を見ていたテトラフィーアは、100名の軍人(自分の駒)のステイタスを把握するのに忙しい。

 現在位置、主武器、得意な戦法……、一つとして同じ性能が無い駒を記憶し、最適解を探っている。



「なるほど、敵は電波に直接干渉しているのではないってことねぇ」



 レジェリクエが疑ったのは、通信技術の根幹である『電波』の改変だ。

 その仕組みはカミナが設計したものであり、使われている技術理論をレジェリクエは理解していない。

 だが、電波と呼ばれる命令が空気中を飛び、機械はそれに従っているだけというのは知っている。



「敵の能力は、もっと根本的に魔道具を操る力。そして、干渉できない魔道具がある」

「無条件で操れるのだとしたら、この場にある全ての魔道具を停止してしまえば話が早いですわ。レジェンダリアの戦力は魔導銃を始めとした高度な魔道具が中心である以上、受ける影響も甚大ですの」


「だが敵はそれをしない。もしくは、まだ出来ない」

「どうあるにせよ、世絶の神の因子以外は考えられませんわね」


「この神の因子が何かを特定しなければ、戦略が立てられない。情報の精査が必要ねぇ」



 レジェリクエとテトラフィーアの二人は見聞きした情報の擦り合わせを行い、制度の高い推測を創り上げていく。

 その最中、周囲の者の反応に聞き耳を立てる事を忘れない。

 第三者が感じた違和感すらも判断材料の一つにして、この場にいる者は認識共有を終えた。



「敵が行使している能力は以下の通り。異存はないかしら?」



 ・敵は、世絶の神の因子を用いて魔道具に干渉している。

 ・効果範囲は少なく見積もっても全長3kmの円形。レジェリクエやテトラフィーアよりも広範囲に影響を及ぼしている。


 その効果は以下の通り。


 ・電波をジャックし、通信に割り込む事が出来る。

 ・携帯電魔の画面やスピーカー、設定などに干渉し、思い通りの性能を発揮させる。

 ・ただし、携帯電魔を剣として扱うなど、異なる仕様を発揮させる事は出来ず、爆発や故障などの異常動作も確認されていない。


 ・魔道具の性能が強化された事により、どちらの軍も想定外の攻撃が多発している。

 ・例えば血にまみれた剣が新品と同等の切れ味を発揮。剣の軌跡からは考えられない程の斬撃が起こる、など。


 ・防具やバッファ魔法は強化されていない。剣や魔導杖などの武器のみが対象。

 ・強化されていない武器も存在する。例えば、同一規格で統一されているレジェンダリアの魔導銃の性能は変わっていない。



「これらの情報を統括すると『一定範囲内に存在している任意の魔道具を、発揮できる性能に従って、能力を可変させる事が出来る』となる。正直に言ってデタラメな能力ね」

「まさにチートスキルですが……、強力すぎて信憑性がありませんわね。私と陛下のようにメルテッサと誰かが協力しているのではありませんの?」


「可能性はあるわね。ただ、思い当たる節が無いのよぉ。余の行軍に合わせて王城でクーデターを起こしたでしょぉ?有用そうなのは纏めて捕らえてあるわ」

「では、これを一人で成していると?」


「指導聖母としての伝手を使っている可能性はあるけど……、ワルトナとノウィンが余達に加担している以上、それもないと思うのよねぇ」



 そう言って思案し始めたレジェリクエは、些細な情報すらも見逃さないように、念入りに記憶を探った。

 深く深く、この瞬間から時間を巻き戻すように思い出し――、親愛なるお姉さまの言葉に辿りつく。



「……そういうことなのね、ロゥ姉様」

「陛下?」


「テトラも見た事があるでしょう?世絶の神の因子に関する記述を纏めた古書」

「戦々恐々としているワルトナさんが拝借してきた禁書の事ですわね?」


「その中に、この状況に近しい能力が載っていたわ。『物質主上アイテムマイスター』。この世絶の神の因子は、あらゆる魔道具を使用する場合、過去最大の能力値を行使するというもの」

「魔道具の強化という点は酷似していますわね」


「例えば、名剣を手に取った場合、かつての剣豪が振るった最高の一振りが自動で行使される。いわゆる『天才』って語られる人物が持っていた神の因子ねぇ。人間が様々な道具を生み出し使う生き物である以上、これに勝る万能は無いわ」

「ですが、物質主上は制御できる力では無いですわ。自動で過去最高になるが故に、手を抜く事が出来ないと記述がありましたわよ?」


「ねぇ、ロイ。この事で思い当たる節は無いかしら?」



 確信めいた口調で語るレジェリクエと、記述と相違があると指摘するテトラフィーア。

 二人は真実を求めて議論を交わし、高速で真実に近づいていく。



「メルテッサに思う所は……ある。アイツは何をやらせても器用にこなすんだ。まるで、始めから使い方を知っているようにだ」

「なるほどぉ、じゃあ、楽器はどうかしら?」


「楽器?」

「ブルファム王国の文化では、音楽芸術は王族の嗜みよ。一度や二度、聞いた事があるんじゃないかしら?」


「……そう言えば、メルテッサの演奏にはムラがあるような?王族主催の演奏会があるんだが、公平を期すために、過去の名工が仕立てたヴァイオリンを使用する。その時の彼女の演奏は、まさに、歴史に名を残すそれだった」

「とても素晴らしい演奏だったのねぇ」


「あぁ、心の底から震えたよ。その時は質の良い楽器の性能と共に、メルテッサの才能に驚いたものだが……」

「だけれど、後日開いた演奏会では、それなりの演奏しかできず観客を失望させている。道具によって技術が変化していたのなら、納得の結果よねぇ」



 ユニクルフィンがオールドディーン達と会談していた時に転送されてきた、ブルファム姫達の調書。

 その内容は、レジェリクエが調べたブルファム姫たる表の情報と、ワルトナが調べた指導聖母・悪性としての裏の情報だ。


 指導聖母達が身に付けている認識阻害の仮面は、カミナが設計したものだ。

 それをワルトナが『若輩者たる僕からの御心付け』として、指導聖母に就任した際に大聖母ノウィンに献上し、それを下賜される形で指導聖母へ配布した。

 大書院ヒストリアの最下層魔具殿で発見した古代技術の遺産という話をノウィンがしている以上、そこに策謀が張り巡らせられていると感知するのは難しい。


 正体不明の指導聖母の素性の一切を把握する為に仕掛けた、心無き策謀。

 指導聖母達が付けている認識阻害の仮面は使用者の顔の形を読み取り、ワルトナが付けている親機に映し出す。

 そうして把握した素顔をレジェリクエが調べ、分厚い調書が出来あがったのだ。



「ロイの証言から、敵はメルテッサであり、行使している能力は『物質主上』であると断定する事が出来るわぁ。余に貸しを作れたのは計り知れない功績よぉ、ロイ」

「お役に立つ事が出来て光栄です。ですが、これでは推測の域から出ないのでは?」


「断定できるのよぉ。余の世絶の神の因子ならねぇ。「《審問に答えなさい。確定確率確立(パラレルエンド)》」



 その静かな問いかけに対し、世界は答えを示した。

 空間に揺らぎが生じ、半透明の文字が創られてゆく。



『―000.000%―』



 レジェリクエの目の前に、突如、レベル表記に似た数字が出現した。

 その数字は0で統一さており、末尾に%という記号が付いている。



「こ、これは?」

「余の世絶の神の因子。一日に三回まで指定した事象が起こる可能性を測定してくれるの」


「未来の確率を測定できるだって……?そんな能力、チートすぎるだろぉ……」



 領主を務めていたロイは、予め未来を知れる事がどれだけ有用なのかを知っている。

 例えば……、空間を割って冥王竜が出現した時。

 9万人の冒険者が冥王竜を含めたレジェンダリア軍に勝利できる確率を測定できたのなら……、地獄のような『ぶにょんぶにょんドドゲシャー!ぐるぐるげっげー!!』は起こらなかっただろう。



「ちなみに、私は相手の声から抱いている感情を聞き取れますの。世絶の因子は本当にずるくて、羨ましくなってしまいますわよね、ロイ?」

「……ユニフ。親友の僕からの忠告だ。絶対に浮気はやめておけ」



 ロイは心の中に渦巻いた「魔王の特殊能力が強すぎる……」という羨望を聞きとられ、戦慄した。

 どうにか親友の名前を使って誤魔化す事に成功し、ひっそりと存在感を消す。


 そして、その光景を愉快そうに眺めていたレジェリクエは、真摯な表情で向き直り、神の因子に命令を下した。



「《審問を発するわぁ。メルテッサ・トゥミルクロウが進化した物質主上の力を行使し続けた場合、一週間以内に英雄となる可能性は?》」



 虚空に向かって問い掛けられたそれは、神の因子は進化すると聞き及んでいたレジェリクエ以外は想像すら及んでいない――、未曾有の危機。

 特に、眷皇種・サーティーズと戦い、英雄・ローレライと既知を得た事により、英雄の力を理解しているテトラフィーアにとっては受け入れがたい仮定。


 だが、そんな想いを踏みにじる様に、確定確率確立は答えを示した。



『―100.000%―』



「……あは。あはは、あはははは!これは困ったわねぇ!!」

「陛下!?」


「確定確率確立が計測する未来には、当然、突然に人生が途切れる未来も含まれている。故に起こりうる未来が100%になる事は無い」

「将来起こる……、まさか!」


「だからこれは決定している『過去』。物質主上を覚醒させたメルテッサは既に英雄へと至っている。そして、そうさせたのは……」



 そこから先の言葉をレジェリクエは発音しなかった。

 確信していながらも、自分の意見を認めてしまいたくなかったからだ。


 準指導聖母・悪逆アトロシス

 指導聖母の中では中立でありながらも、愉快犯的に他の指導聖母に力を貸す事がある彼女の正体を、レジェリクエはワルトナから告げられている。



「あはは、ふふ。ねぇテトラ。貴女は英雄になる気はないのよね?」

「え?えぇ、ありませんが」


「なら、この獲物は余が頂くわ。万全に組みあげた策略が成功するのは楽しいけれど、どこか物足りなさも感じていたのよねぇ。テトラフィーア、余が英雄になるのに協力してくれるかしら?」

「私が英雄の妻になるのに尽力してくださっているんですもの、もちろん、進んで協力いたしますわ!」



 交わされた条件は、文書によって管理されていない口約束。

 だが、この口約束こそ、最も尊ぶべき契約だ。



「では、まずは荒れた盤面を整えてしまいますわね」

「もしや、この戦況を打開する術があるのですか……!?」


「もちろんですわ。現在戦場に出ている100名を『盤上歩兵(チェスピース・ポーン)』と称しているのは、陛下の私兵『ポーンの騎士』の隠れ蓑にするだけじゃございません事よ」

「チェスとは確か、駒を取り合う遊戯……」


「私は、伊達や嫌がらせで総司令官を名乗っているんじゃありませんの。バルワン、貴方の役職は盤上戦車(チェスピース・ルーク)です。私が支配する盤面で存分に力を振るって来て下さいな」


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― 新着の感想 ―
[良い点] いつも楽しく読ませていただいてます! [一言] カミナの覗き見禁止令、、鶴の恩返しみたいですね!!あっタヌキかw タヌキとカミナの合作修理だとしたら元の形には戻ってくる気がしないですねー …
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