第49話「バトルトーナメント⑦アルカディアVSドンキブル終」
「お嬢ちゃんよ……。そんなレベル、どんな事をしたらそうなるんだ?」
「良く食べて、よく寝て、よく運動していればこうなる」
「そんな訳ねえだろ!まさか、お前ぇ……殺人鬼とかじゃあるめえな……?」
「殺人鬼?襲われたら返り討ちにするけど、積極的には襲わない。人間を襲うんだったら、魚とか鳥とかを狙う。う”ぎるあ!!」
ランダムに転移させられたアルカディアとドンキブルは、お互いの距離が5mという近距離に出現し、視線と言葉を交差させた。
二人は雰囲気を一変させ、緊迫した空気が漂っている。
ドンキブルはヤジリとパフォーマンスをしていた時の仮面を脱ぎ捨て、『一流の冒険者』に戻っていた。
一般的な冒険者の枠組みを超越し、多くの冒険者チームをまとめ上げる立場に居るドンキブルは、異常すぎるレベルを持つアルカディアに対して警戒を抱いていたのだ。
この町には既に、『無敵殲滅・メナファス・ファント』という、非常に厄介な殺し屋がいる。
しかし、メナファスは闘技場で20連覇を成し遂げた後、何をする訳でもなく毎日を無意味に過ごすばかり。
何が目的なのか判明していない以上、手を出す事も対策をすることもできず、ドンキブルを中心とした一部の冒険者は厳戒態勢を敷いているのだ。
そんな中で現れたのが、謎の少女アルカディア。
高すぎるレベルに目を惹かれたドンキブルは、誰か知る者はいないのかと町中を聞いて回ったが、知っている者は誰もいなかった。
不思議な事に、城門での目撃情報すらなく、足取りすら掴めない。
そして、ドンキブル達の憶測は悪い方向に進んでいった。
アルカディアの正体は、メナファスを狙ってきた殺し屋か、逆に彼女が呼び寄せた同業者なのかもしれないと、的外れな意見が飛び交ったのだ。
「襲われたら返り討ち?襲われるような事をしてんのか?」
「良く分からない事を言う。食うか食われるか。弱肉強食は当たり前の事」
そして、明確な答えがアルカディアから得られない。
混乱するドンキブルは、冷静に事態を把握しようと、脳内で議論を開始する。
どういう事だ……?
ランク7の女なんか、襲う奴なんている訳ないだろ。
どうも怪しいな。
第一、こんなに目立つ褐色肌を門番が見逃すはずがなく、不法な手段で町に入ってきたのは確定的だ。
少なくとも、何かしらの問題は抱えているだろう。
ドンキブルは見た目とは裏腹に、知恵者でもある。
この戦いを通して、アルカディアの正体を看破しようと、まずは対話を試みた。
「弱肉強食とは、可愛い顔して言うじゃねえか。弱者は搾取されて当然ってか?」
「それはそうだし、食うか食われるかは野生の掟。『親を喰われど恨むべからず』は私達の集落の掟」
「親が殺されるのが、当たり前だと……?」
「もう面倒になってきた。さっさと戦いたい」
アルカディアはドンキブルの返答を遮ると、体の前で握りこぶしを作り、意思を示した。
体内に秘める闘気を迸しらせ、不可視のオーラとして身に纏い、鋭い眼光をドンキブルに叩きつける。
「むん!?なんだこの殺気はッ!?」
「……《英雄の戦技・敵対威嚇》……この石の上では、やり過ぎても良いっぽいのが見ていて分かった。なので……魔法を使う事にした」
「やる気だな?その前に、名乗ってくれねえか?オレっちの名前は、ドンキブル。知っちゃあいるが、お前の口からも名乗りが聞きたいんだがな?」
「アルカディア」
「それは本名か?他に肩書きが有るんじゃあないのか?例えばよ……『無尽灰塵』とか、『再生輪廻』とか」
「……。ない」
ドンキブルは、アルカディアが心無き魔人達の統括者なのではないかと、疑っていた。
『無敵殲滅・メナファス・ファント』が呼び寄せる仲間として最も可能性が高く、ランク7という高すぎるレベルや、まったく正体が掴めない事など、間接的な要因からの推察だ。
そして、アルカディアの返答により、その仮説は信憑性を強めていく。
ほんの少し逡巡した後の、否定の言葉。
それを聞いて、ますます疑いを強めたドンキブルは、最悪の結末『2体目の大悪魔降臨』もありうると、手に持つ斧に力を込めた。
……なお、アルカディアは、ユニクルフィンに散々言われてきた『アホタヌキ』の肩書きを名乗ろうかと迷っただけである。
些細な間の取り違いが大惨事を呼ぶことなんて、長い歴史の中ではよくあることだった。
「肩書きがない?……それは嘘だろうな。オレっちが勝ったら、吐いて貰うぜ」
「それは不可能。あなた程度じゃ、私に攻撃を当てられないし」
「ほざけ!《多層魔法連・瞬界加速―地翔足―幽玄の空盾》」
先に仕掛けたのは、ドンキブルだ。
刃の部分だけで直系1mにもなる巨大な斧を軽々と振り回し、独特の足裁きでアルカディアに詰め寄り、叫ぶ。
斧の重量と自身の体重、走り出した事による加速エネルギーと、膨れ上がる筋肉から生み出した膂力。
それらすべてが合わさった横振りの一撃は、太さ2mを超える大樹でさえ、瞬きの間に一刀両断する程の威力を秘めている。
当然、そんな攻撃を、胴周りが70cmにも満たない細身のアルカディアが受ければ死は免れない。
そんなことは誰だって、攻撃を行っているドンキブルや解説者のヤジリ、罵詈雑言を吐きだす観客、誰もがそう思っている。
だが、アルカディアは迫り来る斧を視認すると、薄く笑って、両腕を突き出した。
そして、鈍く悲痛な金属音が響いたのだ。
「……なに!?受け止めた……だと!」
「刃物を受け止めるのなんて、初歩の初歩。これが出来ないと話にならないので、おじさまに教えて貰った」
横薙ぎ振り抜かれたドンキブルの斧『ゴズキ』は、空中でアルカディアの手の平に挟まれて、留められていた。
例えるならば、それは『真剣白刃取り』。
確かに斧は側面が広く、手を添えやすい。
しかし、斧に乗っているエネルギーは剣の比ではなく、それを素手で抑え込む難易度は、比べ物にならないほど高い。
ドンキブルは、理不尽な暴挙を平然と行い涼しい顔をしているアルカディアを見やり、冷や汗が吹き出す。
やはり、心無き悪魔なのか……と警戒を強めつつ、斧を引き戻そうそして……。
その斧が、まったく動かない事に気が付いた。
「なんだこの力は!?ビクともしやがらねえ!」
「いつも思うけど、人間は優れた身体があるのに、使い方がなってない。力の入れ方が間違っている。だからこんな風に……振り回される」
「な!?なんだこの馬鹿力は!?」
斧の側面についていた牛の紋章に指を引っ掛けたアルカディアは、斧を押しながら、引いた。
左手でまず一押し、それに対応するためにドンキブルが重心を低くした所で、今度は右手で引き戻す。
体重150Kgもあるドンキブルは、たった一度の揺さぶりではビクともしない。
しかし、それを十数度も繰り返されれば、体幹バランスに狂いが生じる。
やがて前のめりにふらついて、斧の柄を握る手を緩めてしまった。
「しまっ……」
「……う”ぎるあ!!」
そして、もぎり取るようにして斧を奪われ、持っていた柄の部分で頭を強打された。
めぎり。という鈍い音と共に数歩、後ずさったドンキブルは、ありえん!と目を剥き、口を開く。
「いつつ……。まさかオレっちが力負けするとはな……」
「斧とかいらない。捨てよう。う”ぎるあ!!」
「……ん?影?……うおおおおおお!?危ねええ!?」
防御魔法越しとはいえ、不意を突かれた柄での一撃は、ドンキブルの脳を揺らしていた。
昏倒するほどではないが、それでも数秒間は動きを止めざるを得ない程度にはダメージが入り、ドンキブルは回復を余儀なくされたのだ。
そんな無防備なドンキブルを、アルカディアが投げ捨てた斧が襲った。
重さが100kgもあり、切れ味増加の魔法が掛った斧が、回転しながら音速に近い速度で飛んでくる。
そんな理不尽じみた光景が目に映り、「え?なんで!?」と思いながらもギリギリで斧を回避し、ドンキブルは悟った。
あ。コイツは間違いねえ。心無き魔人達の統括者だ!……と。
「ちょっと待ってくれ嬢ちゃん!お前はまさか、あの有名な大悪魔だってんじゃないだろうな?」
「悪魔?知らない。そんなことよりどいて。どうなったか見えない」
「は?何を言ってやがる?」
「ち。外れたか。う”ぎるあ!」
会話が成り立たない……と頭を抱えそうになったドンキブルだったが、アルカディアが向けていた視線を目で追って、事態を把握した。
その目に映ったのは、なんとも言葉にしづらい、意味不明な光景。
遠く離れた観客席の真下の壁に刺さっているのは、ドンキブルの斧『ゴズキ』。
ブッ刺さった斧の下で、ものすんごい形相をしながら、こちらを睨んでいるのは『タイタンヘッド』。
そして、タイタンヘッドの横に立っている毒吐き食人花は、ちょっと面白そうな顔で頭を振っている。
おそらく、「はずれ」だと言いたいのだろう。
そこまで目で追い終った後、ドンキブルは戦慄した。
重さ100kgもある斧を数百m離れた壁にぶつけてブッ刺すという、理解の範疇を超えた現象を目の当たりにして、言葉を失い絶句。
そして、「かの大悪魔、心無き魔人達の統括者は、可愛い女の姿をした人外の化物。まさに、噂どおりの存在だった」と、斜め上の結論を出す。
そんな事を知らないアルカディアは、面白くなさそうにタイタンヘッドを一瞥すると、「ち。成仏すればよかったのに。う”ぎるあ!」と呟いた。
それを聞いて、「ひぃぃ!」と生娘のような声を上げ、ドンキブルは再び戦慄した。
「マジかよ……。マジか……。娘が生まれるんだぞ?一児の父になるんだ。それなのに……はは。」
「笑ってるの?面白い事でもあった?」
「ふざけんな!恐れ慄いてるんだよっ!!」
恐怖に飲み込ませそうになりながらも、ドンキブルは奮い立った。
主武器である斧を失ったと言えど、ドンキブルはランク5の冒険者。
当然、他の攻撃手段も用意している。
それは、……素手による、徒手空拳。
ドンキブルは、殴打や払いなどの格闘術も一流の使い手であり、一時は拳闘師として、タイタンヘッドと肩を並べる程に有名だった。
昔懐かしい戦闘方法でありながら、ドンキブルは精彩が映える美しい構えを取り、短く息を吐く。
狙うのは、拳による制圧。
独特の呼吸法から編み出される連撃は、一撃一撃が必殺の重さを備えた暴威の嵐であり、ドンキブルの奥の手とも言うべき技だ。
そんな切り札を使い一気に勝負を決めようと、ドンキブルは一歩踏み出し、拳を振りかぶって、アルカディアの胸部へ狙いを定めた。
そして、それをアルカディアは、簡単に踏みにじる。
「《怒濤・殴殺れんげ……》」
「殴る」
「どげふっ!」
ドンキブルは、巨体だ。
そんな巨体が繰り出す攻撃の予備動作は、当然、大仰な物となり大きな隙を呼ぶ。
野生動物としての磨き抜かれた感覚を持つアルカディアにとって、そんなものは攻撃とはいえない、格好の的だった。
アルカディアは空気を読まずにドンキブルの頬に殴打を加えた後、即座に後ろに回り、ニヤリと笑う。
そして、無防備な背中と腰へ、容赦なく連撃を浴びせた。
「《英雄の技巧・遊びで竜を殴る》」
「ぐへ?ぐっ、ぐへぐへぐへぐへぐへぐへぐええぐえぐえぐえぐえぐえぐえぐえげうげげうげええええええ!!」
一秒の間に放たれる、4発もの殴打。
一呼吸で一セットな連撃が幾度となく繰り返され、最初は耐えていたドンキブルも、ついに悲鳴を上げた。
ソドムのスパルタによって鍛え上げられたアルカディアの拳は、素手で岩石を砕く。
「こんなヘナちょこパンチじゃ、ホープはおろか、芋虫も殺せん!」と、心無き罵倒を繰り返され、アルカディアが意地になって訓練に励んだ結果だ。
そんな破壊能力を秘めた拳が、寸分の狂いもなく、ドンキブルのわき腹を抉る。
アルカディアが重点的に狙っているのは、腎臓に近い腰の側面。
そこは体の構造上、骨で覆われておらず、激しい衝撃を加えることで循環器系障害を引き起こす人体の急所。
ここを重点的に攻撃されると、やがては意識障害に繋がる致命的なダメージを追う事になる。
現状の危険性を理解しているドンキブルは、激しく打ち付けられる痛みに耐えながらも、どうにか脱出を試みようと奇策に出た。
「う”ぎう”ぎう”ぎう”ぎ……ん?」
「《……燃焼爆発!》」
それは、自分の服に仕込んでいた、有爆の魔法陣の起動。
これは、大型の肉食獣に組み敷かれたときや、噛み付かれた時などに使用する緊急離脱手段だ。
外側に向かって有爆する為に、肉体はダメージを追う事が無く、無差別に放つ衝撃により周囲の物体を一定距離、遠ざける事が出来る。
まさか一回戦から使用する事になるとは思ってもいなかったドンキブルだが、相手が名高き大悪魔ならば惜しくはないと、迷いなく使ったのだ。
「けほけほ。人間が爆発した。びっくり」
「ビックリはオレっちの方だよ。まさか、メナファス以外の大悪魔をお目にかかる日が来るとな」
「……?何の話?」
「とぼけるんじゃねえ!戦闘方法から察するに、お前は『再生輪廻』……だな?」
「再生輪廻?誰それ」
「……あん?」
あれ?なんかおかしくねえかと、ドンキブルは気が付いた。
なにせ、詰問をしているというのに、アルカディアから返される答えは、『知らない』や『誰それ?』といった疑問系ばかり。
それに違和感を感じたドンキブルは、戦闘中だという事も忘れ、アルカディアの顔をじっと眺めた。
あ、これ、人違いっぽいな。
よくよく見ればアホそうな顔だし、狡猾だと言われている心無き魔人達の統括者ではなさそうだ。
非常に失礼な理由により、無事に冤罪が晴れたアルカディア。
それは知らぬ間に掛けられた疑惑で有ったが、ドンキブルの表情の一端から馬鹿にされている事を読み取り、不快感で眉を寄せるアルカディア。
そして、全部まとめて殴り飛ばしてやる。と、拳に力を込めた。
「なんだよ、心無き魔人達の統括者じゃねのか。まだ勝ち目はありそうだな」
「……。そんなものはない」
「あん?」
「今から、本気であなたを殴る。あの白衣を着た格闘家みたいに、ボッコボコに殴る!《模倣する目撃者・腕の光る女》」
最悪の事態を回避した事により、ドンキブルは安堵し、油断していた。
それゆえに、本気を宣言したアルカディアを前にして、瞬きをするという悪手を取ってしまったのだ。
事態の変化は、一瞬の出来事だった。
今まで大地に立ち水平に敵を見ていたドンキブルの視線は急激に変化して、真っ青な空を映した。
ドドドド。っと背後からの四連撃を受け、ドンキブルは空に投げ出されたのだ。
それに追従するように、アルカディアは大地を蹴り、空を踏んだ。
「なに!?なにが、起こって」
「反撃手段除去……」
突き飛ばされた背中に、痛みが走っている。
それは、経験豊富なドンキブルですら感じた事のない、防御魔法を貫通した直接的な痛みだ。
予想していなかった痛みを受けて、反射的に体を広げたドンキブルは、仰け反るような不安定な格好で空を仰ぐ。
腕には力が入らず、足元もおぼつかない。
無防備を晒したドンキブルを見据えて、アルカディアは次の一手へと進んだ。
それは、先程とは比べ物にならない、一秒間に10発以上という、高速の連打。
「攻撃進路確保よし……、やる。う”ぎぃう”ぎぃう”ぎぃう”ぎぃう”ぎぃう”ぎぃう”ぎぃう”ぎぃう”ぎぃう”ぎぃう”ぎぃう”ぎぃう”ぎぃう”ぎぃう”ぎぃう”ぎぃう”ぎぃう”ぎぃう”ぎぃう”ぎぃう”ぎぃう”ぎぃう”ぎぃう”ぎぃう”ぎぃう”ぎぃう”ぎぃう”ぎぃう”ぎぃう”ぎぃう”ぎぃう”ぎぃう”ぎぃう”ぎぃう”ぎぃう”ぎぃう”ぎぃう”ぎぃう”ぎぃう”ぎぃう”ぎぃう”ぎぃう”ぎぃう”ぎぃう”ぎぃう”ぎぃう”ぎぃう”ぎぃ……」
「ぐあああああああああああ!」
空を仰ぐしかできないドンキブルは、体が千切れていく感覚に襲われた。
……右腕が吹き飛ばされた。
右腕が吹き飛ばされた。
左足が吹き飛ばされた。
右膝が吹き飛ばされた。
左肘が吹き飛ばされた。
左くるぶしが吹き飛ばされた。
左の手の甲が吹き飛ばされた。
左肩が吹き飛ばされた。
右太ももが吹き飛ばされた。
右わき腹が吹き飛ばされた。
首から上が吹き飛ばされた。
「ぐをぉおおおおおお!」
体が、四肢が、殴打によって空へ吹き飛ばされていく。
アルカディアの拳が着弾する度、まるでちぎり取られてゆくような痛みが押し寄せ、ドンキブルは体の損壊を悟るのだ。
そして、それは現実に起こっている事でもあった。
衣服や防具、アクセサリーといった体を保護している装飾品が粉々に砕け散り、吹き飛んでゆく。
体を失っていくと感じてしまう程の、鮮烈な衝撃。
事実として失われていく、衣服と尊厳。
五体全てが未だ繋がっているものの、衣服と心は粉々に吹き飛ばされ、使いものにならなくなっていく。
「う”ぎぃう”ぎぃう”ぎぃう”ぎぃう”ぎぃう”ぎぃ……これで終わり。《心・停止!》」
「げっふぁっ……。」
たったの一瞬。
言葉で表せられない程の短い時間。
その一瞬が過ぎ去った結果、ドンキブルは産まれたままの姿へと回帰し、一糸纏わぬ清らかな姿を、5万を超える観客の前に晒した。
意識を奪われ沈黙し、倒れ伏すドンキブル。
その尊厳と人生は終わり、アルカディアは勝利の雄叫びをあげた。
「……勝った。う”ぎるあああああ!!」
『うわぁ……。エッグいもんが見えてるぅ!!ドンキブル、歴史に残る大敗北!『毒吐き食人花』だってパンツを残したっていうのに、アルカディアは容赦なく剥いての勝利です!あー。救護班、急いで観客席回って!絶対、吐いている奴いるから!!』




