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第2話「闘技場のある町」

「リリン、町が見えてきたぞ!!」

「うん、懐かしい。この町には結構長く滞在していたから、思い入れも有る」



 馬車で揺れること数時間。

 俺達は『カラッセア』へ辿り着いた。


 町の周囲をぐるっと壁が囲み、趣のある雰囲気を出している。

 ここがリリン達が搾取……、荒稼ぎしたという町か。

 なぜか「伝説になった!」らしいし、相当に名前を知られていそうだ。


 ……まさか、心無き魔人達の統括者(アンハートデヴィル)だってバレてないよな?

 いや、流石にそんな大規模に顔と名前が割れてれば、もっと周囲の反応があってもよさそうだし、それはないな。


 俺が考察をしている間に、馬車は関所に辿り着いた。

 どうやら、簡単な持ち物検査があるらしい。


 それにしても、持ち物検査か。

 リリンは別次元に危険物を隠し持っているんだが、いいのか?


 俺の知っている限りでも、『理不尽系ウナギを吹っ飛ばした精巧な斧』とかが入っているし、なんだったら、『魔王デモンシリーズ』とかいう、名前からして危険物な装備も召喚できる。

 つーかそもそも、リリン自体が非常に危険。

 その気になれば素手で、そこらの冒険者をブチ転がせる。



「リリン、大丈夫なのか?」

「全然、問題ない」



 そうか、問題ないのか。

 まぁ、役人がしたいというのなら、どうぞお好きにって感じだな。

 そうこうしている内に俺達の番となり、役人が馬車の窓をノックしてから覗いてきた。



「持ち物検査にご協力お願いします」

「ん。私達の荷物はこれだけ」


「ふむ?少ないですね。この町にいらしたのは観光目的の旅行では無いのですか?」

「旅行だけど、私は魔法次元収納持ちの大魔導師。だから、旅装の殆どはその中に入ってる」


「えっ……。」



 へぇー。別次元に荷物を隠しているって正直に申告するんだな。


 まぁ、ヘタに嘘をつくよりもいいのかもしれない。

 上手く取り繕っても疑惑を掛けられると面倒だし、逆に、別次元に危険物を隠している事がバレたって、相手側にはどうすることも出来ない。

 魔法次元に物を収納できる時点で、高位の魔導師ってことだしな。

 そもそも、転移魔法なんてのがあるんだし、危険物の管理をする必要性が無いように感じるんだが、何のための持ち物検査なんだろうか?


 持ち物検査自体に疑問を浮かべつつ、役人が検査を終えるのを待つ。

 しかし、いつまで経っても終わらない。

 なぜか、役人はリリンの顔を見て硬直している。



「役人さん。私の顔に何か付いてる?」

「い、いいえ!ですが、あの……この町に来るのは初めてですか?」


「違う」

「で、でしたら、闘技場に参加した事は……?」


「ある。何度か優勝した」

「な、何度か優勝……。青い髪で、小さな子供の魔導師……。ペンダントが光らない……、なら、本当……?」



 ”小さな子供”という言葉に反応し、リリンの平均的な眉にシワが寄った。

 これは危険な兆候だな。被害者が出る前になんとかしないと。



「持ち物検査はもういいのか?そろそろ町に入りたいんだが?」

「あ、少々お待ち下さい!直ぐ戻って来ますので!!」



 何、この態度の代わり様。

 良い歳した中年なのに、まるで小遣いを貰った子供みたいにスキップしながら走って行ったんだけど。

 明らかに闘技場に関係ありそうだが、すっげぇ危険な感じがする。



「どっか行っちまったな。所でさ、持ち物検査の意味がなくないか?」

「実は持ち物検査が目的ではない。私達が嘘を言っていないかどうか魔道具で確かめている」


「え?そうだったのか?」

「そう。持ち物検査というのは会話をしやすくする為の舞台装置で、私達がカラッセアの町で犯罪を起こす気があるかどうか、会話をしながら魔道具で探っている。と、昔ワルトナが言ってた」


「へぇ。上手くやるもんだな」



 なるほど、所持品から不審者を探る事が出来ないなら、犯罪を起こす気があるかどうかを判定すればいいと。


 魔法ってのは便利なもんだが、便利すぎるからこそ、対策が難しい。

 こういう大きな町では慎重さが必須になるよな。


 それにしても、嘘発見器があるのにリリン達はよく旅が出来たな。

 そんなもんがあるなら、平常運転で詐称しているワルトなんか、もの凄く引っ掛かりそうなんだけど。



「そんな魔道具があるのなら、町を移動するのが大変だったんじゃないか?」

「そうでもない。というのも、魔道具が判定する為に見ているのは体の些細な反応。ぶっちゃけ、堂々としてれば問題ない」



 おい、滅茶苦茶、ザル警備じゃねえか……。


 自分の犯罪がバレる事を恐れてビクビクしている奴は捕まり、まったく気にしていませんという大犯罪者はスルーになるとか、関所、しっかりしろ。

 大陸中に名を轟かせている大悪魔さんが町に入ってしまうぞッ!!


 しかし、俺の心の中の忠告は届かなかったらしい。

 役人が満面の頬笑みで戻ってきて、「さぁ、どうぞ」と道を開けちゃった。



「通って良いのか?」

「はい大丈夫です!むしろ、早く入ってください!そして闘技場に是非参加を!!」



 一応、忠告はしたからな?

 大悪魔さんが町で暴れても、俺は知らないからな?


 そうして、俺達は無事に町へ入った。

 暫くしてから馬車は停留所に止まり、俺とリリンは不安定機構に向かうべく歩き出す。


 まず最初に不安定機構に行くのはセオリーで、リリンはいつもそうしているらしい。

 ワルトと二人旅を始めた後からの習慣なのだとか。



 ***********



「ようこそお越しくださいました、鈴令の魔導師様。お受けしていただきたい任務がございます」



 不安定機構の受付にリリンが顔を出すと、一瞬だけ固まった受付員がすぐに話を切り出してきた。

 宿の予約と面白そうな任務を探しに来た筈が、思わぬ展開になったな。

 リリンも予想外だったっぽいが、「どんな依頼?」と話を聞いている。



「不安定機構・深淵に依頼された任務なのですが、条件に会う方がおりません。正直なところ、私の知る限りでは鈴令の魔導師様ぐらいしかいらっしゃらないのです」

「どんな条件なの?」


「えぇと……。『ランク4の魔導師』で、『女性』で、『背が小さく』、『青い髪』。『態度がでかくて大胆不敵』、『ふてぶてしそうな顔をしている』ですね」

「その条件だと私は当てはまらない。私はふてぶてしくない!」



 リリンは平均的な顔で受付員さんに抗議をしている。

 ……まさに、大胆不敵で、ふてぶてしいって感じだ。


 しかし、これはどう考えてもリリンを狙っているよな?

 態度の話は置いておいても、ランク4で女性で背が小さくて青い髪って、世界中を探してもリリンくらいしか居ないんじゃないのかってレベルだ。


 だとするとこれは……、罠か?



「リリン、この依頼について詳しく話を聞こう」

「なんで?私はふてぶてしそうな顔をしていない。むしろ、つつましい顔をしていると思う!!」


「いや、そうじゃなくてだな……この依頼はどう考えてもリリンを指名してるだろ。青い髪のランク4の魔導師なんて他に居ると思うか?」

「居ないと思う」


「だったら、どう考えても敵が仕掛けてきた罠だろ。情報は可能な限り集めておくべきだ」

「分かった。でも、私はふてぶてしくない。そこは譲れない!」



 リリンが「むぅ!」と、頬を膨らましている。

 名実ともに、ふてぶてしい。


 適当な言葉でリリンをなだめた後、俺は受付員に話を促した。

 すると、受付員は奥の扉を指差し、「深淵で受領された依頼は別室での対応となります。こちらへどうぞ」と俺達を促し返す。


 そうして、案内された部屋は、ちょっと豪華目な応接室だった。

 柔らかい感触のソファーに座ると、絶妙なタイミングでお茶とお菓子が出され、俺達のご機嫌伺いをしているのが良く分かる。

 そんな受付員へ鋭い視線を向けながらも、リリンはサクサクとお茶受けのクッキーを貪り始めた。

 態度がつつましいとは到底思えない。



「で、私に受けて欲しいという任務は何?」

「あ、支部長が直接対応いたしますので、もう少々お待ち下さい」


「待つには、このお茶受けでは足りないと思う」

「失礼しました!こちらのクッキーもどうぞ!!」



 おい、お茶受けのお代わりを要求するんじゃねえよッ!!

 そんな事をしているから、ふてぶてしいって言われるんだよッ!!


 二つ目のお茶受けの残量が半分を切った頃、屈強なハゲ頭の男が部屋に入ってきた。

 うん。背も高く体の頑丈そうだが、やはり頭に目が行く。


 屈強なハゲ頭。いや、スキンヘッドと言った方が正しいか。

 ゴツゴツとした顔の輪郭だし、盗賊のボスって感じ。


 こんな犯罪臭がする奴が支部長でいいんだろうか。

 あ、そういえばワルトも支部長だったな。

 うん。妙に納得した。


 そして、支部長は俺達の向かい側に座り、リリンに向かって話しかけた。



「鈴令の魔導師、久しいな。俺の事は覚えているか?」

「……そのタコ頭は何度も殴ったから覚えている。支部長になったんだ?」


「あぁ、お前相手に善戦して名声を上げた奴は、大体この町で重要なポジションに就いているぞ。で、次の闘技場には出場すんのか?するんなら俺も出るんだが?」

「さぁ?気分が乗ったら出るかも?」


「せっかくだし、出たらどうだ?最近じゃ、骨のある奴が集まってきて盛り上がる一方だが、後一歩、”殿堂入り”には届かないという状況だ。お前なら、殿堂入りを倒せるかもしれない」

「殿堂入り?」


「鈴令の魔導師たちが顔を出さなくなった後、闘技場に突如現れた。お前の5回連続優勝という記録を余裕で塗り替える20回連続優勝を果たし、とうとう、殿堂入りという形で出場資格を取り上げた正真正銘の化物だよ」

「そんな奴が居るの?」


「あぁ。そいつは、一見して普通の女だ。だが、お前と同じ高みに居る。奴の名前は『メナファス・ファント』。苛烈にて過激な戦闘スタイルは生きる伝説となっているぞ」



 ……保母さぁぁぁぁぁん!?

 なんで闘技場で優勝してるんだよッ!?

 メナファスさんは保母さんなんだろ!?

 暴力沙汰とか、めっちゃくちゃ無縁な存在だろッ!?

 なのに伝説になってるとか、意味が分からねぇッ!?


 第一、この町には居ないはず……、あ。

 もしや、保母さんって言うのは『戦闘マシーン養成組織』って事じゃねえだろうな?

 そんでもって、実戦経験を積むためにこの町に来ているとか?


 俺の脳内に現れた、小さなリリンの軍勢。

 そのミニリリンが恐怖症候群を引き起こし、その下僕もまた、上がってしまったレベルを振りかざし恐怖症候群を呼ぶ。

 なんてこった。被害者が、ねずみ講的に増えていく!



「へぇ。ちょっと興味が湧いたかも」

「そうだろ?だから……」

「待て、今はそんな話をしに来たんじゃないだろ?依頼はどうしたんだよ」



 俺は無理やりに支部長の言葉をぶった切って、本来の目的へ話を戻した。


 この人とリリンは因縁があるようだが、俺には関係ない。

 保母さんが凄腕冒険者をぶっ倒すとかいう光景を見ない為にも、ここは全力で話を剃らすぜ!



「深淵に出された依頼があるんだろ?その話をしようぜ?」

「……。」

「……。」


「だから、依頼の話を……」

「……そういや、この男は誰だ?鈴令のパシリか?」

「違う」


「じゃあなんなんだよ?」

「この人は、私の……だんなさま」


「「はぁッ!?」」



 ちょっと待って!?

『だんなさま』って、旦那様だよな!?

 いつそんな事になったんだよッ!?

 俺、聞いてないんだけど!!



「リリン?」

「……に成るべき人。なので、今はイチャラブするのが使命!」



 出やがったな。謎のイチャラブ作戦。


 ワルトはそれなりに有効だと言っていた気がするが、まったく関係ない支部長にしても意味が無い。

 そして、リリンはこれ見よがしにと俺の腕を抱きしめてくるが、不慣れなせいでまったく色気を感じない。

 むしろちょっと痛い。



「そうか、鈴令の魔導師もそんな年頃か。お前のファンクラブは解散した方が良さそうだ」



 今、ファンクラブって言いやがった!?

 リリンのファンクラブがあるってどういう事だよッ!?

 闘技場で伝説になるとファンクラブが出来るのか!?


 俺の脳裏に、幼いリリンが闘技場で無双する姿がちらつく。

 バッタバッタと敵をなぎ倒し、あっという間に優勝。

 優勝者インタビューで「勝った。う”ぎるあ!」と鳴いた。


 やべぇ。子供用タヌキパジャマの姿で再生されるんだけど。

 可愛らしさを微塵も感じねぇ。

 話を戻そうした方が良さそうだ。



「つーかいい加減にしろ。仕事しろよ、支部長!」

「分かった分かった。鈴令、この町の繁盛の為に闘技場に是非、参加してくれ。で、本題に入るんだが……まぁ、なんだ、この依頼書は不可解な点が多くてな。正直、1週間たったら破棄しようかと思っていた」


「不可解?」

「まず、依頼人が分からない。依頼書がここにある以上、誰かがここに来て依頼したはずなんだが、誰も覚えちゃいねぇし、その後一切の連絡が無い」


「依頼人が分からない……か」

「次に、依頼の内容が随分とアレだ。まともに取り合う必要性が無いように感じるが、妙な必死さも伝わってくるという、ある意味で魅力的な内容となっている」


「どんな任務だよ……?」



 そもそも、リリンに依頼を受けて欲しくて、言うならば、罠に嵌める為に用意された依頼だろ?

 恐らくはリリンを呼びだして襲撃するとかそういった計画の一部はず。

 だから、リリンの興味を引くような内容の筈なんだが……、支部長の話では『随分とアレな内容』ってどういうことだ?


 とりあえず、依頼書を見て判断した方が良さそう。

 俺とリリンは差し出された依頼書に視線を落とし、そこには……。随分とアレな内容が書かれていた。



 ※※※※※※※※※※※※※


 ※特別任務※ 『キング鳶色鳥の捕獲』 ※重要依頼※


 おっきな鳥さんを探しています!

 すごく大きくて、体長は20mもあるらしいです!


 ここから北に行った所にある森に居ます!

 鳴き声も、「ぐーるぐるげげー」じゃなくて、「ぐぅううるぐぅううるぐっぐー」って鳴きます!


 ※すごく探しているので、絶対にこの任務を受けて下さい!

 絶対にです!絶対に受けて下さい!!


 達成報蹴・100000000エドロ!

 とにかく、いっぱいです!お弁当に換算すると、食べきれないくらい、いっぱいです!!



 ※※※※※※※※※※※※※



「……。」

「……。」


「こんなふざけた依頼は、今すぐに火にくべて燃やした方が良いと思う」

「だよなぁ」


「すごく頭の悪そうな文章だし、書いた人がカミナを出し抜くなんて出来る訳ない。見て、達成報酬の字が間違ってる。依頼が成功した暁には、1億回、蹴っ飛ばして欲しいんだと思う!」



 どこからどう見ても、俺達の事を馬鹿にしている依頼内容だ。

 こんな依頼内容でおびき出されるほど、俺達は馬鹿じゃない。


 でもさ。

 鳶色鳥にキングがいる、のか……?

 架空の存在をでっちあげる必要性を感じないし、キングは本当に実在する?

 あの、愛すべきアホ鳥にキングが居るならば、是非会ってみたいんだが。


 なにせ、一般の鳶色鳥でさえ、リリンの『雷人王の掌』を不発に終わらせるという偉業を達成している。

 そんな空気の読めない鳥の『キング』だぞ?


 どこぞの帝王は本当にクソタヌキだが、このキングゲロ鳥は愛せそうな気がする。

 たぶん、俺の荒んだ心を癒してくれる。



「ユニク、この、キング鳶色鳥が気になるの?」

「……ぶっちゃけ、気になってる。だって、キングだぜ?どんなのか想像できないから、すごく興味が……」


「分かった。この依頼受けよう」

「ほんとか?」


「ユニクはキング鳶色鳥を探して。私は来るであろう敵に備えておく。……敵よ、来るならくればいい。そのときは全力でイチャラブを見せつけて、身の程を分からせてやる!」



 こうして、俺達は依頼を受ける事になった。


 表向きには、不安定機構深淵から依頼されたって理由。

 本音のところでは、俺達に敵対する存在の情報集め。

 どう考えても敵は接触してくるだろうし、うまく情報を引き出せば一気に片を付ける事が出来るかもしれない。


 ……せっかくだし、キングゲロ鳥も見つかると良いな。



 *********



「おや?さっそくリリンサ達は依頼を受けたようだねぇ」

「え?本当ですか!?」


「本当だとも。依頼状況が『依頼中』から『実行中』になっているからね」

「へぇ、その魔道具で分かるんですねー」


「僕は聖母だからね。不安定機構とも仲良しだから、こういった魔道具をいっぱい持ってるよ」



 ワルトナは、興味津津に魔道具を覗きこむセフィナを撫でながら、くすりと笑い声を漏らした。

 その声にセフィナは反応を示し、思ったまま口を開く。



「ワルトナさん、何か面白い事でもあったんですか?」

「いやいや、あの依頼を良く受けたもんだと思ってね」


「……え!?だって、ああいう風に書けば、おねえちゃんは絶対に受けるって言っていたよね!?」

「いやまぁ、これは言わなかったが、結構酷い出来だったんだよ。キミが書いた依頼書は」


「えぇ!?」

「でも、結果的に依頼は受理された。これは、キミたち姉妹の再会を運命が後押ししているって事かもしれないねぇ」



 ワルトナはセフィナの頭を強めに撫でつけて、場の空気を誤魔化した。

 されるがままのセフィナは、それでも、姉との再会に一歩近づいた事実を想い、笑みを浮かべている。


 そして、ワルトナも深い笑みを浮かべ、内心で本音を呟く。


 ……今頃、リリンは頬を膨らませている頃合いかな?

 本当に制御しやすいアホの子で、姉妹ともども可愛いねぇ。


 さぁ、ユニ。キミがしっかりしないと、あっという間に僕の手の平の上さ。

 キミは、僕の『戦略破綻』を読み切れるかな?


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