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トレジャーハントに必要な、たった1つのきらめく才能  作者: 三上康明
第1章 トレジャーハントには調査と仲間が必要(凶暴なメイドを含む)
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7 輝けるカエル

 酒場ではリンゴが並み居る冒険者たちと飲み比べをしていたが連戦連勝だったようで、そこここに酔いつぶれた冒険者たちが横たわっていた。酒場でなければなにか事件でも起きたのかと思ってしまいそうな光景である。

 そもそもオートマトンって酔っ払うの?

 いや、飲んだお酒はどこに消えるの?


「なんでしょう?」


 リンゴは涼しい顔をしていた。


 そのリンゴを連れて、僕らは走った。

 おじさん――ストームゲート冒険者協会専務理事であり、協会ナンバー2であるタレイドさんは半信半疑といった顔だ。

 でも、藁にもすがる思いだったんだろう。

 僕らの――初めて会ったばかりで、名前も知らない、なおかつ冒険者協会で騒ぎを起こした人間の申し出を受け入れたんだから。


 治療院は冒険者協会から結構離れたところにあった。

 まだまだお昼前。日は高い。


 中に入るとストームゲートでよく見かける女神像を中央に据え、その周囲に病床が広がっていた。

 野戦病院然とした平屋建ての建物だ。

 長期療養を目的とした病院とは使用目的が異なっていて、ケガとか骨折みたいな、外傷を中心に治療している。


「これはタレイド様――」


 と医者に挨拶されたけどそれも無視して僕らはタラクトのところに直行した。

 ベッドの周囲には、レースの衝立が立てられてあった。

 そのせいだろうか? あるいは、彼自身が発している空気の生だろうか? タラクトのベッドの周囲は死んだように静かだった。


「タラクト!」


 タレイドさんが呼びかけると、ベッドに横たわった男――青年は、ちらりと視線だけをこちらに寄越した。

 僕は息を呑んだ。

 彼は、確かに生きている。でも……でも、これじゃあ、死んだも同然だ。


 肌の色は茶色を通り越して土のような色になっている。唇はカサカサでどす黒い。目は完全に光を失っていて、ただ視界に映る情報だけを取り込んでいる。


「タラクト、しっかりしろ。石化が治るかもしれない」

「…………」


 タラクトは口を開いたようだ。だけど声は聞こえなかった。


「患部を見せなァ」


 モラは僕のマントに隠れたままで指示を出した。


 シーツをめくり、肌着を剥ぐ。

 そこには――石が、あった。

 石化状態を目にするのは僕も初めてだ。肌の色がそのままに、カチカチになっている。色は肌色なのにどう見ても石だとすぐにわかるのが不思議だった。

 禍々しかった。

 人間の身体がこんなふうになることは、絶対にあり得ないんだから。


「ちょちょっと、タレイド様、どうされましたか!」


 医者が追ってきた。


「困ります! 診療に影響が出ますよ!」

「悪あがきをさせてくれ」

「しかし――」

「早くやってくれ!」


 タレイドが医者を押さえ込む隙を突いて、モラがマントから飛び出してきた。ぴたん、と患部の上に乗っかる。「俺っちァ石化治癒は苦手なんだがなァ……」とかぶつぶつ言ったあと、


「おィ、ノロット」

「ん?」

「これやったら、俺っちはしばらく動けなくなるからな。丁重に扱え」

「ん? なに? なんなん――」


 僕がうなずくよりも前に、モラは詠唱を始めた。



『――深淵に棲む呪王ゲライアスよ、お前ェさんの力をこの身に貸せィ。連綿と続く呪いの輪を断ち切れ。及びしこの世の悪しき力をぬぐい去れ――』



 紡がれる言葉とともに、モラの体表に紋様が現れる。

 幾何学的な模様にも見えるし、なんらかの言語のようでもある。


 同時に体表から真っ白の光がにじみ出す。直視できなくなるほどの白さ。


「石化なんてつまらねェトラップ、仕掛けてんじゃねェや」


 そんなモラの毒づきが聞こえたあとだった、


「あ……」


 タラクトの口から声が漏れた。


「あああああああああああああああああああああ――」


 光が最高潮に達した――。



 目を開ける。


 光は収まっていた。


 そして――、


「モラッ!! モラァッ!!」


 タラクトの腹の上でひっくり返っている金色のカエルを僕はすくい上げた。


「……ぐー……すぴー…………」


 寝てる――そうわかって、身体中から力が抜ける思いだったよ。

 死んだかと……。

 僕は自分自身の浅はかさを理解した。モラは自分の魔力を全盛期の1/100だと言っていた。石化の解呪がこんなにも大変なことだとは思ってもみなかった。これでもしモラの身になにかがあったら――。


「あ、あれ……身体が動く…………」


 タラクトが身を起こして腹を見ている。おそるおそる手を触れると、そこは凹んだ。


「石化が……解けてる。石化が、解けてる!!」


 ほとばしるような声。さっきまでのかすれて消えかかっていた声とはまるで違っていた。


「よかっ、た……よかった、よかった。よかった、よかったなあ……」


 医者を押さえつけていたタレイドさんは、よろめくようにタラクトのベッドに近づくと、後一歩のところで膝からくずおれた。両手を地面に突いてうおおんうおおんと泣いている。


「そんな、バカな――いったいなにをしたんだね!? 君、あれ……あれ? どこに行った?」


 医者が探しているのは僕らだろう。その前に僕らは衝立の裏に逃げていたし、ベッドの陰を身をかがめて逃げるように離れていた。


「ご主人様、よろしいのですか?」


 僕の後をついてくるリンゴがたずねてくる。


「ん、まぁ騒ぎに巻き込まれるのはゴメンだからね。タレイドさんには僕らのことは絶対に他言しないように言っておいたし、また明日、冒険者協会にでも顔を出そう」


 モラのことも心配だった。

 たぶん寝ているだけだとは思うんだけども。

 モラを医者に診せるわけにはいかない。カエルだしね。金色だしね。


 僕らが誰かに見とがめられる心配はなかった。「奇跡が起きた」という声が響くや、治療院への見舞客たちがなんだなんだとタラクトのベッドに向かっていたから。



 モラをちゃんとしたところで寝かせたいので、先に宿を探した。

 冒険者専門の宿は、今朝まで泊まっていたホテルとは比べものにならないほどみすぼらしい。

 観光客用のホテルならばいくらかマシなのだけれど、真っ先にトウミツさんが探しそうだから止めておいたんだよね。


 宿「砂漠の星屑」は、清潔そうであるのと、中の上くらいのグレードであるのと、宿の女主人からは妙なニオイがしなかったという理由で選んだ。

 宿の主人のニオイを嗅げばその宿がまともかどうかわかる。

 詮索されるのはイヤだったので、宿の申し込みはリンゴにお願いした。

 僕はリンゴが連れている親戚の子どもだ。

 わーい、リンゴおばさんー。

 とか思ってたらキッ、とリンゴににらまれた。え? 最近のオートマトンは心も読めるの?


「そうかいそうかい。このストームゲートは旅の途中でねぇ!」


 女主人は快活に笑った。

 30代に入ったくらいだろうか。あるいはもっと行っていて、若く見えるだけかもしれない。自分より年上の人って年齢を当てるのは難しいよね。


 オレンジ色の髪を後ろで縛っていて、目元にはそばかすが多かった。身体は全体的に大柄で、そのぶん胸も大きかった。

「砂漠の星屑」は個室が12あるだけの宿で、1階に4部屋と食堂、2階に8部屋の客室があった。

 おそらく女主人たちは隣接している母屋で寝起きしているんだろう。


 僕の鼻は地下室のニオイも嗅ぎ取っていたけれど、ワインや燻製肉が置かれてあるみたい。

 麻薬や賭博場のものではないから安心安心。


「デイサリア! お客様をご案内して!」

「……はい」


 女主人を小さくしたような女性が現れた。年の頃はそれこそ僕と同じくらいかも。

 ただ女主人よりもずっと線が細くて、背も僕より小さい。

 髪の色とかだけでなくて、顔も似ている。たぶん娘さんなんだろう。

 快活な女主人と比べると……まぁ、なんていうか、陰気だけど。いやいや、陰気な人が嫌いってわけじゃないんだよ? 根っから明るい人とずっと一緒にいると疲れるしね。ただ、まぁ、客商売として大丈夫なのかなと心配にはなるよね?


「ディー、あんたね、もうちょっと愛想よくしな!」

「…………」


 言われても無言で、彼女は僕らの前に立って歩き出した。「お荷物を持ちましょうか?」と言われなかったのは僕らが手ぶらだとわかっていたからなのか、あるいはそんな気を遣う気もないのか。

 僕はリンゴをちらりと見ると、


「……ご主人様になんという無礼な……従業員風情が……」


 ぎりぎりと歯噛みをしていたのであわててなだめた。



 モラを部屋に安置(他意はない)して、宿の食堂で軽食を食べてから外へと出た。

 冒険者の宿って、他の宿泊客の手合いが悪いと貴重品なんか部屋に置いておけなかったりするんだけど、その点僕らは荷物がないから大丈夫。


 ただ、モラは金色なので、純金の置物と勘違いされる心配がある。

 そんなときのために僕らはちゃんと用意していた。マジックアイテム「蜃気楼の領域(ミラージュスクエア)」である。


 これは、そこにあるものをすっぽり隠してしまう優れもので、モラがずいぶん昔に作った物らしい。スカーフ程度の布なので、持ち運びも簡単。

 皿の上に湿った布を敷いて、モラを安置。

 そこに「蜃気楼の領域」をかぶせれば……あら不思議、モラが消える。

 ほんとうはお風呂にでも置いておきたかったけど、ここは砂漠の都市だ。そんなに豊富に水が使えるわけもない。あのホテルがゴージャスだったというだけでね。


「すごいですわ、ご主人様! あのようなアイテムもご用意とは……!!」


 尊敬の念でいっぱいの視線をリンゴが向けてくる。目、輝きすぎでしょ。


「というかアレ作ったのモラだからね? 僕じゃなくてモラがご主人様のほうがいいんじゃないの?」

「なにをおっしゃるんです。使いこなしてこそのマジックアイテムですわ!」


 誰でも思いつきそうな使い道だけど……。


「他にもああいったアイテムをご用意なのですか?」

「まあね。さっき、冒険者協会でもタレイドさんが言ってたでしょ。ゼルズたちは『黄金の煉獄門』に9人パーティーで挑んだって」

「……ああ……あの無礼な者たちですね……」

「目に殺気が! 殺気がにじみ出てるから! そういうの止めてよ、僕らに危害を加えられたわけじゃないし、ゼルズはリンゴがぶちのめしたじゃん」

「あの程度では罰したりないと存じます」

「存じません。ダメです」

「ご主人様……寛大でいらっしゃる……」


 くっ、とか言って目元をハンカチでぬぐうリンゴ。なんなの? 目にゴミでも入ったの? オートマトンの涙を流す機能を無駄に使うのが趣味なの?


「ともかく、ふつうは5人以上のパーティーを組むんだよ。遺跡踏破やダンジョン探索に挑む場合はね。トレジャーハンティングの場合はひとりあたりひとつの才能があるとして……他のことは完璧にはこなせないわけじゃない? マッピングが得意な人もいれば、トラップ解除が得意な人もいる。モンスターを倒すことが得意な人もいれば、治癒魔法や治癒薬草が得意な人もいる」

「はい。左様ですね」

「だから、お互いがお互いの得意分野を補うようにパーティーを組む。モンスターが多いなら腕に自信のある人間が3人は必要だし、トラップ満載の遺跡ならトラップ解除が得意な人を集める。トラップひとつ取っても、いろーんな種類があるからね。でも、僕らは、僕とモラしかいない」

「ははーん、わかりました!」


 はい、と手を挙げる。絶対わかってないと思うけど、


「……じゃ、リンゴ、言ってみて」

「ご主人様がすばらしいのでおひとりですべてを解決できる!」


 やっぱりね。

 わかってないね。

 というか思うんだけど……わざとなんじゃないの? え、ガチなの? なおさらタチが悪いんだけど?


「知ってのとおり僕は鼻だけだからね。モラは魔法――と言いたいところだけど、今使える魔力は全盛期の1/100となってる。そこで登場するのがマジックアイテムなんだ」

「わたくしの答えは当たっていたということですね」


 知ってました、当然です、みたいな顔で胸に手を当てるリンゴ。

 この子、頭の中沸いてるのかしら?


「だからマジックアイテムだって!」

「それを使いこなすご主人様がすばらしいということですよね!」

「そう来たか……。もういいや、それで」

「ではご褒美をください!」

「え?」


 ご、ご褒美? そういうシステムだったっけ、これ? お金? お金が欲しいの? オートマトンなのに?

 僕が戸惑っていると、リンゴはいきなり往来のど真ん中で片膝をついた。そうしてつば広のハットを外してこちらに頭を差し出してくる。


「あ、あ、あ、頭をっ……なでなでして欲しいのですがっ……!」

「…………」


 そういうご褒美かい……。

 それって、そんなに顔真っ赤にして言うこと? ていうかリンゴって顔が真っ赤になるのね?


「あるいは……ぶ、ぶぶ、ぶっていただいても……!」


 とろんととろけるような目で見上げてきた。バカヤローって言ってぶん殴りたい。でもそれをやるとリンゴが喜んでしまう。なんだこれ。


 イヤだなあ……と思いながら僕はリンゴの頭をなでてやる。


「ああ……ご主人様……」


 目をうっとりと細めて、ぷるぷると震えている。


 誤解がないように言っておくと、このときの僕は心底ドン引きしていた。どれほど美人で、どれほどナイスバディで、たとえオートマトンじゃなくて人間であったとしても――いきなり好き好き言われて頭をなでられただけで沸騰しそうなほど真っ赤になる女の人を、僕は受け入れられない。

 当然でしょ?

 薄気味悪いよ。


「くん、くんくん……ご主人様の手のにおい……」


 ね?

 僕はすぐさま手をどけた。


「ああっ、まだまだ足りないですっ」

「そんなこと言ったらもう二度とやらないからね!」


 僕はリンゴを置いて歩き出した。



 僕らが向かったのはトレジャーハンティング用の用品店だ。冒険者専門の衣料品店のように、こういった大都市には結構な品揃えの専門店がある。

 ちなみに広くハンターと言っても様々あって、トレジャー専門、芸術品専門、昆虫専門、薬草専門、モンスター専門などが代表的なところ。冒険者全体のうち、およそ1/3がなんらかのハンターであると言われている。

 だからこういった専門店もできるってわけ。


「わあ……広いですね」

「棚だけで迷路ができあがってるねえ」


 用途に合わせたサイズ違いのバックパック、テントに寝袋、炊飯用の道具といった外泊用の定番商品を始め、コンパスにマッピングシート、悪天候でも書けるペンなど、ダンジョン探索用のものもある。

 変わったものでは篭や網といったレアな生き物を捕まえる道具もある。

 薬草に投げナイフ、ロープに爆薬、頑強なハサミやカナヅチもあるし、とにかくここに来ればそろわないものはなさそうだね――ああ、魔法系のアイテムは魔術師ギルドに行かないとダメだけど。


「ねえ、リンゴ」

「なんでございましょう、ご主人様」

「あのー、言いにくいんだけど……荷物、任せちゃってもいい? 持つの」

「もちろんでございます!」


 ものすごく張り切って返事された。


 正直、一応女性のリンゴにものを持たせるのはどうかと思っていたんだよね。でも僕よりはるかに力があることはさっき証明されたし(僕はどう逆立ちしたって大人を吹っ飛ばすことなんてできやしない)、荷物を持ってもらったほうがいいのではと考えてたんだ。僕はそこまで敏捷性があるわけでもないからさ。


 リンゴに荷物を持ってもらえるとなると、買えるものがいろいろと増える。

 特に重要なのが水だ。

 遺跡滞在は1日2日では住まないだろうから、飲み水を持っていかなくちゃいけない。ラクダみたいな動物に持っていかせることも考えたけど、モンスターがいるところにラクダを連れて行くのは自殺行為だ。

 逃げ足が遅いからね。

 ラクダを守るために踏みとどまって人間が死んだらそれこそ本末転倒だ。


 水を持っていけるなら、あとは食料。食料は乾物が中心なのでかさばるけど重量はそれほどじゃないだろう。水と食料は出発の直前にでも買おう。

 であれば、あとはコンパスや記述用のマッピングシート、バックパックとかかな。

 バックパックは空のものも最低1つは持っていくんだ。

 なぜか?

 そりゃあ――遺跡を踏破したところにある財宝を詰め込むためでしょう。うふふ。


「? ご主人様、楽しそうですわ」

「わかる? やっぱりね、遺跡に行けるのが楽しみなんだよね」


 前回はモラがすべて暗記していたから道にも迷わなかったし(スイッチは壊れてたりしたけども)。ほんとうのトレジャーハントは今回が初めてなのだ。


 いきなりこんなに難度の高い遺跡に挑むってどうなの、という感じもあるけれど、翡翠回廊も翡翠回廊で数回は死にそうになったので僕としては一応の経験は積めたと思っている。


 一通り買い込んで、荷物をリンゴに持ってもらった。


「どう、重い?」

「まったく。なにも持っていないのと同じです」


 ほんとうに軽々と持っている。なんと頼もしい。


「あとは公文書館での調査でしょうか?」

「そうだね」

「どれくらいかかるものなのですか?」

「んー……早くて1週間。ほんとうなら半年とか数年かけてもいいんだけどね。命がかかってることだし。でも冒険者がなにもせず半年間も資料を読んで過ごすのは金銭的に難しいから、ふつうは1カ月くらいかなあ」

「1カ月、ですか」


 調査をしようと思えば時間なんて簡単に溶ける。

「早くて1週間」っていうのも、その遺跡に関する資料がまったくなくて資料を調査しようがない場合のことなんだ。


「とりあえず、まずは書店で買った本を読もうかな――」


 と言いかけて、僕は気がついた。


「の前に、来たね」

「そうですね」


 リンゴも気づいていたらしい。

 店の前に立っていた僕らへと近づいてくる人影――ラクダに乗って、急ぎ足で。


「よ、よかった、やはりここにいたか!」


 タレイドさんだった。


「ピンときたんだ。すさまじい強さを持つ用心棒、それに石化の治癒も楽々こなす――ストームゲートの人間なら私が知らないわけがない。ということは!『魔剣士モラの翡翠回廊』を踏破したというノロット!」


 げっ。


「彼の仲間なんだろう?」


 ……ん?


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