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遮断された世界

私はその返信が怖くて見れなくなった

相手と私のいる時間が違う?携帯の時計が間違ってる?まさか、そんなことあるわけない

さらにたくさんの返信が来た。この返信は全て「きさらぎ駅」を知ってる人なんだと思った

「車内の写真撮れる?」

「地図見れる?」

言われたとおり車内の写真を撮ろうとするが、メモリ不足、と出て撮れない

おかしい、今朝、写真は撮れた。今朝の写真を消して写真を撮ろうと試みるが、やっぱり撮れない

地図を開いてみた、だが、現在地がわからない。地図が出ない。

困り果てた私は、LINEを開いてみた。友達にいろいろ送ってみる

「ずっと電車の中なんだけど」

「走り続けてるんだけど」

「トンネルなんだど」

と、送ってみたが、すべてエラーで送れない。親に電話をかけてみたが、繋がらない

たくさんの友達にLINEや、電話をしてみたが、全く繋がらない

つながっているのは、ツイッターだけということになった


「え、マジ、どうしたらいいの?」


とつぶやくと、たくさんの人から返信が来た

「紙を燃やしてみたらいいよ、生還率が上がる」

生還率・・・・?まさか、もう帰れないような場所まで来ているんだろうか

「自分の名前と生年月日、住所を紙に書いて覚えておくといいよ」

私はその返信を見て、早速やってみた

すると、自分の名前はわかるが、生年月日と住所がわからない


「生年月日と住所がわからない、どーしよー」


とりあえず名前だけ紙に書いて、覚えておくことにした

しかし、それまでは良かったとしても、異常なまでに喉が渇いた、お腹がすいた


「なんか食べようかなぁ」


とつぶやくと、たくさんの「食べちゃダメ」「飲んじゃダメ」の返信が来た


「そもそも、きさらぎ駅って何?」


そもそも、誰もが恐れているきさらぎ駅とはなんなのか

何がどうなっているのか

それは、ひとりのフォロー外の人の返信により、明かされていく・・・・


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