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第37章 非限定的な基本概念命題三段論法一般について

Cap. 37. De syllogismo categorico absoluto in genere.

非限定的な基本概念命題三段論法一般について



§. 1.

【問い】

Quid est syllogismus categoricus absolutus?

非限定的な基本概念三段論法とは何か?


【答え】

Est argumentatio, quae constat tribus propositionibus categoricis, et absolutis, recte per omnia se habentibus, quarum prima vocatur maior, secunda minor, et tertia conclusio. e.g. omnis avis est bipes, omnis gallina est avis, e. omnis gallina est bipes.

常に3つの非限定的な基本概念命題から成っている論拠であり,それぞれの命題が正しく成立しているもの。そのうち,1番目の命題を大前提,2番目の命題を小前提,3番目の命題を結論と呼ぶ。例えば,全ての鳥は二本足である〔大前提〕。全ての鶏は鳥である〔小前提〕。したがって,全ての鶏は二本足である〔結論〕。



§. 2.

【問い】

Quomodo Aristoteles definit syllogismum?

アリストテレスは,三段論法をどのように定義しているか?


【答え】

Syllogismus est oratio, in qua positis quibusdam diversum quid a positis ex necessitate infertur, propter ea, quae posita sunt.

三段論法とは,仮定された事柄から,その仮定とは違う何かを,仮定されたことにもとづいて,必然的に帰結させる論拠である。



§. 3.

【問い】

Quid in hac definitione volunt sibi verba: positis quibusdam?

この定義における「仮定された事柄から」という言葉は何を意味するのか?


【答え】

Id est, recte dispositis duabus propositionibus praemissis.

すなわち,正しく成立した2つの前提命題から。



§. 4.

【問い】

Quid est diversum illud a positis?

「仮定とは異なる何か」とは何か?


【答え】

Conclusio.

結論。



§. 5.

【問い】

Qualis necessitas intelligitur in definitione?

この定義ではどのような必然性が念頭に置かれているのか?


【答え】

Necessitas non materialis, sed formalis, seu consequentiae.

質料的必然性ではなく,形相的必然性,すなわち推論。



§. 6.

【問い】

Quaenam deinceps erunt in specie consideranda de syllogismo categorico?

では,基本概念三段論法について,特に考察しなければならないことは何か?


【答え】

Haec sequentia: (1) De propositionibus et terminis syllogismi. (2) De tribus syllogismi figuris. (3) Regulae syllogismorum generales. (4) Regulae speciales. (5) De syllogismo expositorio. (5) De reductione syllogismorum.

以下の諸点。(1)三段論法の命題と名辞について。(2)三段論法の3つの形態について。(3)三段論法の一般的な規則について。(4)特殊な規則について。(5)説明的三段論法について。(3)還元について。

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