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クエスト63[闇の取引]

現在の能力値   スキル

筋力340(+60)   『加速』Level Max

         『貫通』Level8

体力300      『隠密』Level4

         『ダメージ軽減』Level Max

俊敏360     『影のインベントリ』

         『多段刺突』Level3

魔力1050(350×3)  『断撃』Level6

         『ミニスライム兵』Level2

         『ポインター』Level2

         『風刃』Level5

         『天穿風牙』Level5

継承スキル    『生命の息吹』Level Max

         『氷結魔法』Level Max

         『天秤』Level Max

         『肉体強化』Level Max

         『爆散』Level Max

         『万毒』Level Max

         『硬化』Level Max

         『リミットブレイク』Level Max

         『未来視』Level Max

         『結界術』Level Max

         『反転』Level Max

称号【ナイトキラー】【配下との絆】【継承者】

 「誰だ!」

 「そんな事より、そっちは良いのか?」


 質問を質問で返された時にはすでに戦闘が始まっていた。

 しかし、こちらとしても先に相手の正体が知りたいため、攻撃をさばくことだけに集中し、質問を続けた。


 「もう一度聞く、お前は誰だ!」

 「そんなことはどうでもいい。

 とりあえず、俺を手伝え。」

 「断る!お前、こんなとこにいるってことはカオスの関係者だろ!」

 「まぁ関係者ではある。

 だが、俺は彼奴と敵対している。

 敵の敵は味方だ。俺を手伝え。」

 「そんなの誰が信じるってんだよ!」

 「じゃあ、取引だ。

 俺はお前が欲しがる情報を渡せる。

 だから俺を手伝え。」

 「手伝ってほしかったら、情報を言ってみろよ!」

 「…」

 「ほらな!言えないんだろ!誰がお前なんか…」


 その時、衝撃的な一言をそれは発した。


 「赤月 竜斗と、赤月 叶を取り戻す方法を俺は知っている。」


 一瞬脳がフリーズし、父の拳で俺は吹っ飛んだ。

 慌てて心を静める。


 「シュヴァリエ!」


 俺は相手をシュヴァリエに任せ、本格的に話を始めた。


 「お前がなぜそれを知っている!」

 「そんな事はどうでもいい。」

 「その情報は本当なんだろうな!」

 「本当だ。心配いらん。」

 「じゃあ賭けろ!仮に二人のうちどっちかでも人に戻らなかった場合はお前は何を賭ける!」

 「賭ける物か…良いだろう。

 もし、お前の親のどちらかでも人に戻らぬ時は、罰としてお前が死ぬまで忠誠を誓ってやろう。」

 「言ったな?!」

 「二言は無い!」

 「じゃあ、交渉成立だ!

 オーダーを言え!」

 「今の俺の力ではこの檻を破れない。

 代わりに破れ。」

 「檻?」


 俺は黒い人影に近づいた。

 確かに檻がある。

 しかし、そんな事より重大なことがあった。

 体が何処にも存在せず、黒い靄の真ん中にシュヴァリエの核みたいなものが浮いているだけだった。


 「な、何だこれ?!」

 「質問は後だ。早く檻を壊せ。」

 「わかったよ!」


 俺は短剣を構え、攻撃を放つ。


 「『風刃』!」


 しかし、短剣は檻を斬れず、弾かれてしまった。


 「何やってんだ!そんな攻撃で開けられるんなら頼んでないぞ!」


 そんな堅そうに見えなかったが、仮にもカオスの関係者が開けられていないのだから生半可な攻撃じゃダメなんだろう。


 「『天穿風牙』!」


 しかし、この攻撃でも少し傷が付く程度でほとんど意味がなかった。


 「嘘だろ?!」


 もうアイツは呆れたのか何も言ってこない。


 「仕方ないか。アレを使おう。」


 本来ならこの後に隙ができすぎるし、知らない土地でピンチになる可能性があるからあまりやりたくないが、俺にはそんな事より親を救うことの方が大切だ!


 「ダメージ入っても何も言うなよ!」


 この前より格段にステータスが上がっているため威力も格段に上がる。

 これで壊れなかったら諦めるしかない。


 「『終わりの破壊(エンドバースト)』!!!!」


 ドゴン!

 とてつもない重い音が鳴り、辺りが砂煙で包まれる。

 視界が開けると、ボロボロになった檻があった。


 「どうだ…!」

 「流石だ…」


 ふっ飛ばされたのか少し離れたところから靄は現れた。


 「さぁ!約束通り教えてもらおうか!」

 「仕方ない。教えてやろう。

 その前に、いい機会だ。教えてやる。

 俺の正体をな。」

 「えっ…そんな事より早く…」

 「俺の名は、『黒き神』!

 神話に登場する最上位神だ!」

 「…は?」


 『黒い神』は死んだんじゃなかったのか?

 そもそも、おとぎ話では此奴がカオスを作ったのではないのか?

 なら、此奴が真の黒幕なんじゃないのか?


 様々な考えが横切る。


 シュヴァリエの戦闘音しか聞こえないこの空間では『黒き神』の笑い声が高らかに鳴り響いた。

気軽に読んでください。初めての作品なので、少しでも良かったと思ったら、☆、感想、リアクションください。モチベーションに繋がります!

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