クエスト61[二月の大災害]
現在の能力値 スキル
筋力290(+60) 『加速』Level Max
『貫通』Level7
体力280 『隠密』Level3
『ダメージ軽減』Level Max
俊敏310 『影のインベントリ』
『多段刺突』Level3
魔力810(270×3) 『断撃』Level5
『ミニスライム兵』Level2
『ポインター』Level2
『風刃』Level4
『天穿風牙』Level4
継承スキル 『生命の息吹』Level Max
『氷結魔法』Level Max
『天秤』Level Max
『肉体強化』Level Max
『爆散』Level Max
『万毒』Level Max
『硬化』Level Max
『リミットブレイク』Level Max
『未来視』Level Max
『結界術』Level Max
『反転』Level Max
称号【ナイトキラー】【配下との絆】【継承者】
「アラン!大丈夫か!」
すっかり時間がかかり過ぎてしまった。
早くしないとアランが死ぬ。
俺は現場に着いた。
辺り一面が殴り合いにより、ひび割れ、凹み、崩れ、ひどい惨状だった。
俺はそこで、アランが倒れている姿を確認した。
しかし、近くにゴードン父が居ない。
俺は急いで辺りを確認する。
その時、弱りきってゲートに逃げようとしているところを発見した。
「シュヴァリエ!」
俺は急いでアランに近づき、回復を開始。
その間にシュヴァリエに全速力で追いかけさせた。
俺が回復が終わり、追いかけると、シュヴァリエに羽交い締めにされていた。
もう、シュヴァリエにすら抵抗できないほどに弱っているのだ。
俺は同じ方法で倒し、ゴードン兄さんに変わった。
ゴードン兄さんはじっと顔を見つめて言った。
「おい飲んだくれ。いつまで生きてるのだ。
天でお袋が待ってるぞ。いつまで一人にするのだ。
…安らかに眠れ。さらばだ親父。」
そう言って別れを告げ、俺に
「クランタの弟だけあの方法だと不公平だ。俺の親父も同じ方法で燃やしてくれ。」
そう言って主導権を戻した。
俺は言われた通りその方法で燃やした。
その後に気がついた。
まだゲートが消えていない。
「…この先には残りがいるのだろうか。」
俺はスマホを取り出し、柚月に一文だけ送った。
「…よし。それじゃあ、行ってみるか。」
どれだけ時間がかかるか誰も分からない。
しかも、何処に繋がっているのかすら分からない。
今から俺は、正真正銘の冒険をする。
シュヴァリエをしまい、俺はゲートをくぐった。
この日は後に、こう呼ばれる。
『新千歳大災害』と。
この日、アメリカ最強の男と、日本最強の男(赤月)が、タッグを組み2体のモンスターを討伐した。
その時の証言では2回大きな火の玉が上空に現れ落ちたらしい。
その後、気絶をしたアランが見つかり、救急搬送。
赤月ハンターは発見されなかった。
アランハンターの証言によると、
「自分の傷はこんなものではなかった。」
「間違いなく瀕死だった。」
「俺は火の玉なんて出せない。」
とのことだった。
その後、管理局からそれらの能力のすべてが赤月ハンターの力だと証言があった。
そして、赤月ハンターはある一文を妻の柚月さんに送っていたことが判明。
そこには、
「時間は掛かるけど、必ず帰ってくる。」
という文が送られていた。
そして、一つだけ、機能が停止していなかったカメラが見つかり、映像が公開された。
そこには驚きの状況が映っていた。
何と、赤月ハンターがモンスターが出てきたゲートに潜っていく姿が確認されたのだ。
この日、日本最強のハンターが消えた。
さらに、この日を境に更にモンスターが活発になっていることが確認された。
専門家は
「抑制力が居なくなったためではないか」
などとコメントした。
実際何故なのかは未だに不明だが、人々に大きな不安と恐怖を植え付けた『新千歳大災害』はハンター業に大きな変化を生み出した。
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