クエスト54[世界会議]
現在の能力値 スキル
筋力260(+60) 『加速』Level5
『貫通』Level4
体力260 『隠密』Level2
『ダメージ軽減』Level5
俊敏310 『影のインベントリ』
『多段刺突』Level2
魔力810(270×3) 『断撃』Level2
『ミニスライム兵』Level2
『ポインター』Level2
『風刃』Level2
『天穿風牙』Level2
継承スキル 『生命の息吹』Level Max
『氷結魔法』Level Max
『天秤』Level Max
『肉体強化』Level Max
『爆散』Level Max
『万毒』Level Max
『硬化』Level Max
『リミットブレイク』Level Max
『未来視』Level Max
『結界術』Level Max
『反転』Level3
称号【ナイトキラー】【配下との絆】【継承者】
現在、7と5は0に詰め寄られていた。
「お前たち。この醜態はどういうことだ?」
「…申し訳ございません。」
「結界を発動させるために、囮の釘と、対悪魔用に8を使って足止めをさせたというのに、自分で踏み潰したり、監視不足で、釘を失くすとはどういうつもりなんだ?」
2人は何も言わず、ただただ跪いていた。
「お前達には心底失望した。
暫くは反省でもしていろ。
しかし、もし、挽回がしたかったら数ヶ月以内に悪魔を殺してこい。」
「御意」
普通ならここで、すぐに抹殺に行くだろう。
8と戦ったばかりで万全ではないからだ。
しかし、この2人は分体の中でも屈指の怠け者なのだ。
数ヶ月以内。
この指示に従い約3ヶ月後に行くことを2人で計画をし始めた。
世界中で襲撃が起こった日から約一ヶ月。
世界中からその国の主力が集まり、会議をすることになった。
「もしもし、南田くん?あとどれくらいで着きそう?」
『あと数分で着きます。』
「分かった。」
「もう行くの?」
家事などもできるようになって、もう立派にお嫁さんができるようになった柚月が台所から出てきた。
「うん。じゃあ、行ってきます。」
「いってらっしゃい。」
出かける時にするハグはまだ若い俺たちの中では貴重なスキンシップの一つだ。
妹が家に居るから出来ることも少ないしね。
そうして、家まで迎えに来てくれた南田くんの車に乗って空港に行く。
「あっ!魚部ハンター。」
「おぉ!こんにちは、赤月ハンター。
申し訳ありませんね。主力を要求されているので、どうしても赤月ハンターに行ってもらうしかなくて。」
「いえ。ちょっとした海外旅行みたいなもんですので。」
「ハッハッハ。そう言ってもらえるとありがたい。
…赤月ハンター。モンスターと、何かありますよね。
でも、心配しないでください。
モンスターとの関係について、いろいろ言うつもりはありません。
ですが、どうか我々も頼ってください。
我々の使命は日本を未来に残すことです。」
「分かりました。」
そう言って俺たちは、飛行機に乗ってアメリカに向かった。
あの後のことだが、俺は世界中に現れた四体のことを兄さんたちに聞いた。
目撃情報から考えるに、恐らく現れたのは
ゴードンの父と、ノノの母、クランタの弟、エルアの姉らしい。
今度からは皆の能力も確認しておかないとな。
後、レイス姉さんの弟の遺体は見つかるとなんて言われるかも分からないから適当なダンジョンの中で骨の粉になるまで燃やして、粉は近くの公園の桜の木の下に埋めて手を合わせておいた。
多分やっちゃダメなんだろうけど、まぁ、大丈夫だろう。
回収されて、変なことに使われたり、燃えるゴミにされる方がかわいそうだ。
「おぉ…これがアメリカか…」
全てがデカい。
俺も日本だと、それなりに高い方だが、俺より高そうな人もいる。
食べ物もデケェ…。それに高っ…。
俺が街にうろたえていると、南田くんは子供でも観るような目で「早く行きますよ」とか言ってきた。
「南田くんは慣れてるね。」
「まぁ昔からあっちこっち見てるし、アメリカなんて沢山行きましたからね。」
さ、流石金持ちの一家…アメリカに何度も…こっちは初の海外旅行なのに…。
絶対に家にはすごいお土産買って帰ろう。
「さぁ、ここですね。」
「そういえば、通訳とか居ないけど、大丈夫なの?」
「あぁ。会議は、イヤホンで聞けるし、会話の時は僕が通訳するので大丈夫ですよ。」
「それは頼もしいや。」
会場のロビーをウロウロしていたら見覚えのある人を発見した。
「玄武さん!」
「おぉ!少年!」
「お久しぶりです。」
「久しいな。あの時は実力が足りなくて、力になれなくて済まなかったな。
あの後、大丈夫だったか?」
「はい。特に問題もなく。あっ!そういえば僕、婚約したんですよ。」
「おー!こりゃ、めでたい!
…ワシに話たということは共通の知り合いか?」
「柚月…天狐ハンターって言えば分かりますか?」
「おー!あの子か!良かったなー!」
その時、開始十分前の合図が鳴った。
「それじゃあ、また後で。」
「はい。」
よし!じゃあ、会議の時間だ。
俺は南田くんと合流して、席に着いた。
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