クエスト49[世界を巻き込み、変化する]
現在の能力値 スキル
筋力250(+60) 『加速』Level5
『貫通』Level4
体力240 『隠密』Level2
『ダメージ軽減』Level5
俊敏310 『影のインベントリ』
『多段刺突』Level2
魔力780(260×3) 『断撃』Level2
『ミニスライム兵』Level2
『ポインター』Level2
『風刃』Level2
『天穿風牙』Level2
継承スキル 『生命の息吹』Level Max
『氷結魔法』Level Max
『天秤』Level Max
『肉体強化』Level Max
『爆散』Level Max
『万毒』Level Max
『硬化』Level Max
『リミットブレイク』Level Max
『未来視』Level Max
『結界術』Level Max
『反転』Level3
称号【ナイトキラー】【配下との絆】【継承者】
遊園地での出来事があった約3ヶ月後、それらは同時に起こった。
〜アメリカ・ニューヨーク〜
アメリカ最大のギルドにして、アメリカのS級全員が所属している文字通り世界最強のギルド。
『インヴィジブル』
そのギルドの会議中にその知らせは飛び込んできた。
「た、大変です!」
「…会議中だぞ。何事だ。」
ギルドマスターのアランが聞いた。
「ニューヨークに突然開いたゲートから、1体のモンスターが出てきました!」
「ダンジョンブレイクは数日かかるはずだよな?どういうことだ?
そもそも1体ごときに我々が動く必要があるのか?」
「ダンジョンブレイクについては原因が不明です!
モンスターですが、A級ハンター数人が一瞬でやられてしまい、住民は現在、緊急避難をしています!」
「…A級が瞬殺…
OK、分かった、3人手配しよう。
これくらい居れば流石に大丈夫だろう?
…ブラント、ダン、アニヤ、行ってくれ。」
如何にも脳筋そうなマッチョの黒人が口を開いた。
「は!久しぶりの大物じゃねえか!殺りがいがあるな!」
「そんなにはしゃぐな、ブラント、会議中だぞ」
アランが止める。
次に眼帯をした痛い中学生くらいの子供が口を開いた。
「我が漆黒の右腕を解放する時が来たようだな!」
「ダン…頼むから早く行ってくれ…」
アランでも扱いに困っていそうだった。
重度の厨二病患者の扱いは苦労する。
世界共通だ。
「…」
「…アニヤもコイツラになんか言ってくれ…」
こうしてこの3人がニューヨークに現れた、背の低い長髭のモンスターの相手をしに行った。
そのモンスターの後ろにはひし形のような図形が刻まれた円柱が立っていた。
〜ロシア〜
「…あれは何だ?」
首相たちがいる建物から見えたのはこの世のものとは思えない巨人だった。
「モンスター…なのか?」
「…そんな事はどうでもいい。
市民の避難誘導と、あの巨人の処理を命じる。
動け!」
首相の一声で、一斉に動き出す。
ロシアでは大規模な作戦が始まった。
そして、そのモンスターの足元にもひし形のような図形が刻まれた円柱があった。
〜フランス・パリ〜
この日の夕方、突然一つのゲートが割れ、中から一体のコスプレをした女が現れた。
頭に猫のような耳をつけた女は最初は写真を撮られまくったていた。
しかし、ほんの数秒後、ゲートの前には一つの生首が転がっていた。
そして、瞬く間に、多くの人が殺害され、大事件となり、ゲートから出てきたことで、モンスターと認定され、ヨーロッパ全体で、見つけ次第殺すことになった。
また、そのモンスターが出てきたところの近くにも、ひし形のような図形が刻まれた円柱があった。
〜オーストラリア〜
そのゲートもまた、町中に現れ、割れ、中から出てきた。
その生き物には目が3つあった。
近くに居たA級ハンターと、B級ハンターがモンスターと気付き、対処しようとしたが、そのモンスターが第三の目を開いた瞬間、岩になった。
一瞬の間をおいて、パニックが巻き起こり、その辺一帯の人間は3分くらいで、全滅した。
そして、ギルド等が、そのモンスターの討伐に踏み出した。
そのゲートのそばにもまた、石像に紛れていたが、ひし形のような図形が刻まれた円柱が立っていた。
〜日本〜
俺はこの時、柚月とスーパーに来ていた。
同棲にもなれ、柚月と、彩も仲良くなり、普通の家族のように暮らすようになっていた。
スーパーから出た丁度その時、嫌な気配がした。
忘れるはずもない。
約3ヶ月前に対峙したモンスターと同じ様な気配がした。
「…柚月、ちょっと先に家に帰っていてくれ。
用事ができた。」
「何の?」
「…あのモンスターと同じ気配がする。」
「もしかして…魚釣島の?」
「あぁ。多分近くだ。だから帰って彩を守っていてくれ。
そしたら必ず、勝って戻るから。」
「…分かった。」
了承がもらえて俺は荷物を預け、全速力で向かう。
ゲートまではそこまで遠くない。なにせ渋谷だ。
走っていけば、何も問題無い。
しかし、着いたときにはもう被害が出ていた。
「万毒が作用した!つまり、この辺にあるのは毒ガスか!」
その毒を発する者はスクランブル交差点のど真ん中に居た。
横断中に毒ガスが撒かれたのだろう。歩行者が大量に血を吐いたりして倒れていた。
…この感じここら一帯全滅だな。
俺はこの感じの人を知ってる。
特徴的な瞳と、隈。
ほぼ間違いなく、レイス姉さんの親族だ。
「…フー…」
落ち着け、俺もここ3ヶ月でコルン姉さん1人だけだが、完全に修行を終わらせた。
前より確実に強くなってる。
「レイス姉さん!今、解放しますから!」
そう言って、戦いが始まった。
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