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クエスト35[禁断の言葉]

現在の能力値     スキル

筋力240(+60)     『加速』Level4

           『貫通』Level3

体力230        『隠密』

           『ダメージ軽減』Level3

俊敏300       『影のインベントリ』

           『多段刺突』

魔力705(235×3)    『断撃』Level2

           『ミニスライム兵』

           『ポインター』

           『風刃』Level2

           『致命的切断』Level2

継承スキル      『生命の息吹』Level Max

           『氷結魔法』Level Max

           『天秤』Level Max

           『肉体強化』Level Max

           『爆散』Level Max

           『万毒』Level Max

           『硬化』Level Max

           『?』Level Max

           『未来視』Level Max

           『結界術』Level Max

           『反転』Level1

称号【ナイトキラー】【配下との絆】【継承者】

 掃討が終わり、俺は軍艦で眠っていたのだ。

 その時、連絡が入った。

《ボス部屋にて援軍要請。

 目標は正体不明のモンスター。

 繰り返す、正体不明のモンスターが突如出現。

 日本ハンターは直ちに援軍に迎え。》

 「?!」

 その時に真っ先に浮かんだのは柚月が死ぬ姿。

 その一心で、魔力を消費しない範囲で、残ってたアンデッドの邪魔が入りながらも島の端っこから全力で走ってきた。

 着いたときには、柚月が死ぬ寸前で 心臓が壊れるかと思った。


 「指の予備動作に注意して」

 「あぁ。ありがとう。」

 前に向き直り、唱える。

 「…シュヴァリエ。」

 シュヴァリエが影から飛び出してくる。

 「生きてる人を回収。全員を治療する間、バトンタッチ。その後は俺が殺るから全員を外に逃がして。」

 「御意。」


 「行け。」

 掛け声と共に二手に散る。

 「お前の相手は俺だ!アイスバレット!」

 モンスターの顔面にめがけて発射する。

 しかし、簡単に弾かれた。全滅なんだからこれくらいは想定内だ。

 「俺は今、猛烈に怒ってるんだよ。モンスター。もう少しで、柚月たちが死にそうだったじゃねぇか。

 知ってるか?モンスター。

 人はな、守りたいものが近くにあればあるほど、縛りも、実力も、強くなるんだ。」

 俺は柚月には聞こえないように言った。


 「こっからは本気ていくぜ!」

 人前では見せなかった全力を解禁する。

 後のことなんて知らない。

 此奴は明らかに今までのボスとは違う。

 ならば、全力だ。


 「加速!アイスソード!万毒!」

 万毒。それは6代目の力。ありとあらゆる毒を作り、また、それの抗体を持つという能力。

 しかし 、10分しか継続せず、同じ毒は効かないという弱点もある。

 今回使うのは細胞を時間経過と共に壊す、『時限壊』。

 これをアイスソードに染み込ませ、体内に侵入させる。

 「貫通!爆散!」

 最初の一撃にここまで本気になるのは初めて。

 しかし、逆に言えばそんなことをしないとヤバいくらいこのモンスターは過去一強い。

 それでも心臓を狙ってもずらされて、右腕に撃ち込むことになった。

 傷口が紫になる。

 モンスターは咄嗟の判断で、腕を断った。

 これだから腕は嫌なんだ。

 モンスターは腕を再生する時、また形が変わった。

 もう一度、毒を変えて打ち込む。

 腕で防がれた。しかも、刃が通らなかった。

 「此奴!マジかよ!」

 四肢は、切るたびに硬くなるのもしれない。


 ちょうどその時、シュヴァリエが集め終わったので、交代する。


 「うわぁひでぇ。」

 俺以外の12人が居たはずなのに、生きてるのは5人だけ。中国3人と日本2人。

 しかし、一番ひどい怪我でも腕がなくなっただけ。これは運が良かった。

 「生命の息吹!」

 白い光がが全員の全身を包み込む。

 腕が生え、傷が治った。

 とりあえず、これで十分かな。


 「シュヴァリエ!交代だ!」

 そう言って、交代する。


 「これで思う存分に本気が出せる。生きて帰れると思うな。」

 シュヴァリエの短剣を持ち、構える。


 その時、モンスターが喋った。

 「その…光…アルタイム!」

 「アルタイム?…誰だ?」

 その時、誰が見ても分かるほどに不機嫌になった。

 「ダークブレス!」

 口から黒いブレスを吐き出した。

 咄嗟に避ける。

 「は!最初から本気か!」

 空中で身体を反転させながら俺は『アイスバレット』を撃つ。

 腕で防がれた。

 直ぐに次の攻撃に移る。

 「未来視!硬化!」

 未来視は9代目の力。右目に1秒後の動きが見えるというもの。使用魔力は多くないが、脳処理が追いつかないため、何時もは使えない。

 硬化は7代目の力。骨、内臓、皮膚など、全身を硬くすることができる。今回は右腕の皮膚と、骨、拳の筋肉を硬くする。


 未来視で、モンスターの攻撃を避けながら近づき、硬化した腕で、殴る。

 モンスターの右肩に穴が空いた。

 「は!だめじゃねぇか!そんなんじゃ殺られるぞ!」

 その時モンスターの頭ではこんなものが流れていた。

 流れてきたのは過去にアルタイムと戦った記憶。

 その時も同じところを怪我した。

 「こっちを見るなぁぁ!」

 「何が起こった?!」

 頭の中に自分を憐れみとともに見つめるアルタイムの姿が現れモンスターがキレたことは知る由もない。

 しかし、その言葉はモンスターにとって『禁断の言葉』だったのだ。

 黒いオーラが全身を包み、全身が赤っぽい黒になった。

 「お前は何時まで俺の邪魔をするのだぁぁ!」

 魔力の衝撃が発生する。

 「ふぅ…やっちまったかな?」

 その見た目はさっきの人に近い姿とは違い、明らかにモンスターだった。

〜補足〜

毒耐性は万毒に吸収されました。


気軽に読んでください。初めての作品なので、少しでも良かったら、感想、評価、リアクションください。モチベーションに繋がります!

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