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クエスト29[死骸の覇者『リッチ』]

現在の能力値     スキル

筋力230(+60)     『加速』Level3

           『貫通』Level2

体力230        『隠密』

           『ダメージ軽減』Level2

俊敏290        『毒耐性』Level2

           『影のインベントリ』

魔力690(230×3)    『多段刺突』

           『断撃』

           『ミニスライム兵』

           『ポインター』

           『風刃』

           『致命的切断』

継承スキル      『生命の息吹』Level Max

           『氷結魔法』Level Max

           『天秤』Level Max

           『肉体強化』Level Max

           『爆散』Level Max

称号【ナイトキラー】【配下との絆】

 「…やっと見つけた。」攻略開始から20分後、俺の瞳に映ったのはバトルアックスと槍斧のジェネラル。そして、少し奥のほうにいたシュヴァリエである。ここら一帯のアンデットは片付けたため、残りはこいつら2体だけだ。

 「シュヴァリエ!挟め!」俺の声に気が付いたシュヴァリエがジェネラルに向かって走り出す。

 俺も短剣を構え、バトルアックスのジェネラルに突っ込む。「!」その時、槍斧の先が俺に向けられとっさによける。そして、槍斧を追撃しようとしたシュヴァリエはバトルアックスを振り下ろされ、避ける。

 「こいつ等...ちょっと面倒だな。」隙が多いバトルアックスの攻撃モーション中に攻撃されそうになれば槍斧が対応し、槍斧が狙われた時にはバトルアックスが登場する。

 確かに他のS級ならかなり善戦できただろう。しかし、ここにいるのは俺とシュヴァリエだ。俺らには対抗策があるから少し面倒だが、最悪一人でも完勝できる。

 早速俺はスキルを使う。「風刃!」氷結で固定してもよかったが、世間的には俺は召喚魔法使いなので念のため使わない。代わりに風刃を使うことで半強制的にバトルアックスで攻撃を受けさせる。

 風刃により、バトルアックスの片側が破損し、スタン状態になった。「シュヴァリエ!」合図と共に剣技が放たれる。「飛撃!」槍斧が受けたが、そいつにはそれを相殺はできない。吹っ飛ばされ、バトルアックスの奴にぶつかり、両方身動きが取れなくなった。

 「シュヴァリエ!合わせろ!」同じタイミングで飛び上がった俺たちはそれぞれの首に向かって武器を振り下ろす。バキッ!という骨が断ち切れる鈍い音と主に二体は絶命した。

 『レベルがアップしました。十代目のスキル『結界術 Level Max』を継承します。貴方はすべてのスキルを継承しました。十一代目のスキル『反転』が開花します。称号【継承者】を獲得しました。』これで全てのスキルを継承した。そうしてやっと継承者として認められたらしい。

 「これにて任務終了。お疲れ。」そう言って俺たちはグータッチをした。


 [攻略開始から約20分後  魚釣島の火山内の洞窟にて]

 「本部へ。火山の洞窟の中に顕現したボス部屋を発見。これよりボスの討伐を開始する。」《了解。》ワイヤレスインカムにより青龍が本部と連絡をとる。

 ボス部屋に入るとそこには、宙に浮く骸骨モンスターの『リッチ』と4体のジェネラルスケルトン、そして無数のアンデットがいた。

 「手短に伝える。玄武・バフォメットは麒麟・朱雀の護衛を、天狐・白虎・烏天狗・俺がジェネラルの相手をする。ボスは麒麟が魔法盾を4枚全て破壊したら近接が攻める。それまでは真ん中には極力近寄らず数を減らせ。行くぞ!」

 「了解!」掛け声と同時に全員がけ、麒麟は詠唱を始める。

 「神のいかづちよ、閃光と共にこの地に舞い降り、轟音と共に駆逐せよ。『放電道スパークロード』!」眩い閃光と共に一本の雷の道がリッチの方向に放たれ、周りのアンデットが感電し、燃え上がる。しかしリッチは直撃にもかかわらず、魔法盾を1枚犠牲に防ぎ切った。

 「カタカタカタカタ…」リッチの合図と共にジェネラルがアンデットを大量に従え、朱雀に向かってくる。しかし、そこに4人が立ちはだかる。「ジェネラルを左右に!」青龍の合図と共に四体のジェネラルが部屋の左右に吹き飛ばされた。

 そして、白虎・青龍VS盾のジェネラル・槍のジェネラルの戦いと、天狐・烏天狗VS双短剣のジェネラル・刀のジェネラルの戦いが左右で始まった。

 「さぁ、これで邪魔は居なくなった。思う存分狙える!」そう言って人差し指を天に掲げ、再び麒麟が詠唱を始める。

「神雷よ、回り回って、球となれ。日に匹敵する熱を持ち、ゼウスを超える力となれ。雷系最強魔法!『雷轟鳴帝らいごうめいてい』!」雷が指の先を中心に回り、球を形成する。その球の威力は何と『放電道スパークロード』の3.5倍。玄武に水を生成してもらい常時周りを冷やさないと放てない一撃。魔法盾の残りをすべて使い軽減したとしても直撃は大ダメージだ。それを食らってもなお動くリッチ。

 その時、「カタカタカタカタ...」とまたもや合図を出し、ジェネラルを一か所に集めた。そうしてジェネラルの足元にあった魔法陣が作動し、4体が吸収され、一つの大型モンスター『ガシャ髑髏どくろ』になった。

気軽に読んでください。初めての作品なので、少しでも良かったら、感想、評価、リアクションください。モチベーションに繋がります!

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