クエスト22[勝者]
現在の能力値 スキル
筋力230(+60) 『加速』Level3
『貫通』Level2
体力230 『隠密』
『ダメージ軽減』Level2
俊敏290 『毒耐性』Level2
『影のインベントリ』
魔力690(230×3) 『多段刺突』
『断撃』
『ミニスライム兵』
『ポインター』
継承スキル 『生命の息吹』Level Max
『氷結魔法』Level Max
『天秤』Level Max
『肉体強化』Level Max
『爆散』Level Max
称号【ナイトキラー】【配下との絆】
俺は足元から斜めに氷の柱を出し、それを登って上に行く。そうして高さ5m程のところから飛び降り、短剣でシュヴァリエを狙うが呆気なく受け止められてしまう。武器がぶつかり合い火花が散る。
その時、俺はシュヴァリエの右腕にタッチしてから離れた。「アイスバレット!」今度はシュヴァリエが避けて攻撃に転じる。振り下ろされる大剣を両手を使って短剣で受け止め、叫ぶ。
「爆散!」シュヴァリエの右腕に衝撃が走り、力が少し抜ける。その隙にもう一度、腹をタッチし、追撃をする。その時、回復したシュヴァリエによって腕が飛ばされた。血しぶきが舞い、視界が悪くなる。
「生命の息吹!」急いで回復し、立て直す。そうして俺は奥義を早めに展開する。「絶対零度!」このスキルは前回、オークメイジに打ち消されてしまったが、本来なら凍傷ダメージによってスピードなどにデバフが入るようになるのだ。
辺り一帯が凍りつく。これなら好きな所から氷を生成できるのでかなり強い。俺は上から氷柱を出しシュヴァリエを狙う。咄嗟に避けようとするシュヴァリエ。だが、そうはさせん。
「爆散!」シュヴァリエの腹にダメージが入った。しかし間一髪で避けられる。
お互いのギアがもう一つ上がる。
「加速!断撃!天秤による範囲の拡張!貫通!コンビネーションアクティブスキル!致命的切断!!」
短剣から紅い斬撃が飛び出す。
その時、シュヴァリエが技を使った。「剣技!飛撃!」
シュヴァリエが何をしたのかと言うと、シュヴァリエは思いっきり大剣を振ることにより、その衝撃で同じように擬似スキルを作り出し、致命的切断を相殺してしまったのだ!
「スキル無しでスキルを作るなんて…イカれてやがる!」そうして、俺たちは手数をもっと増やす。「天秤による生成量、威力の増加!アイスボール!」シュヴァリエに向かって多くのアイスボールをぶつける。
「…剣技!吹雪斬!」そのアイスボールを難なく、切り刻まれる。
「隠密…。」その隙に俺は隠れる。シュヴァリエの視界から俺が消えた。その時、シュヴァリエが魔力をわざと放出し、レーダーのようにして、俺の場所を特定した。慌てて大剣を避け、隠密を切る。
「そんな使い方知らんよ!」スキルがないはずなのに俺と渡り合うなんて、最早チートである。
なら俺も真似してやる!「擬似スキル!千本氷柱!」あっちこっちから無数に氷柱が生えてきて、そのうちの一本がシュヴァリエの足のつけねに刺さった。しかし、これは自爆技なので、俺も腕と脇腹に刺さった。直ぐに抜き、治す。
そうして、シュヴァリエのスタンしたタイミングを逃さず、俺は畳み掛ける。
「貫通!」俺はシュヴァリエの胴装備に短剣を打ちつける。そうして短剣の柄を上から殴る。少しめり込む。もっとだ。しかし、シュヴァリエのスタンが切れる。
「氷柱よ!伸びろ!」そうして伸びた4本の氷柱で、シュヴァリエの足と腕をそれぞれ固定する。しかし俺の片足も固定されてしまった。俺もその場から動けない。
「即興魔法!アイス!ガントレット!」俺は腕に氷を纏わせ、即興でガントレットを作る。そうして砕けるまで殴り続ける。
しかし、この拘束も長くはもたない。この一撃にすべてを込める。念の為、短剣の柄を氷で囲う。
そうしてありったけの魔力を貫通に使う。
「貫けー!」そうして勝敗は決まった。俺の短剣がシュヴァリエのコアに当たった。どうやら貫くには短剣のリーチが足りなかったようだ。
「…主。降参いたします。」こうしてシュヴァリエとの本気のリベンジマッチは俺の勝利に終わった。しかし、全てを使ったとしてもギリギリの勝利しか勝ち取れなかった。やはりシュヴァリエは俺の右腕に相応しい存在である。
いつまでも良きライバルであってくれ。そう願うのであった。
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