クエスト18[火VS氷の魔法対決]
現在の能力値 スキル
筋力130(+60) 『加速』Level2
『貫通』Level2
体力130 『隠密』
『ダメージ軽減』
俊敏190 『毒耐性』
『影のインベントリ』
魔力390(130×3) 『多段刺突』
『断撃』
『ミニスライム兵』
『ポインター』
継承スキル 『生命の息吹』Level Max
称号【ナイトキラー】【配下との絆】
「南田くん!初仕事だ!B級行くぞ!」俺たちの初仕事は管理局からの依頼だった。このB級ダンジョンの魔物はオークで既に犠牲が出ているらしい。そうして俺の方に回ってきたわけだ。今回も南田くんは戦力にならないので魔晶石を持って帰るのを手伝ってもらう。
「赤月ハンターですね?それではよろしくお願いします。」管理局の人から詳しく聞いたところ、このダンジョンはフィールド型らしく中には集落が1個あると伝えられた。
「出てこい。」俺は影からシュヴァリエを出し、ダンジョンに侵入した。ちなみに南田くんにはクリアしたら、伝えて、入ってきてもらい、オレのカバンの魔晶石を受け取ってもらうことになった。流石にD級がB級に挑むのは危なすぎる。
「あれか…。」見た感じ、300は居そうなくらいの巨大な集落だ。
「シュヴァリエ、お前もレベルアップしてるよな?なんか範囲攻撃のスキルとか無いの?」
「主よ、私のこの力はあくまでも主から分けてもらったものなので、オリジナルのようにスキルや報酬は無いのです…。」まぁそれでも十分ぶっ壊れなので何とも言えない。
「じゃあ、いつも通りに。」「御意。」そうして俺たちは集落に突っ込んでいった。ここの集落は戦士の村らしく、槍や、剣、棍棒などを持ち、突っ込んで来た。
シュヴァリエが大剣を振り回す。俺は『加速』を使い、突き進んでゆく。10分もしない内に半分以下になった。『レベルが上がりました。』『加速とダメージ軽減と毒耐性のレベルが上がりました。』『2代目のスキル『氷結魔法』Level Maxを継承しました。』俺はボスの相手をするために残りをシュヴァリエに任せ、ボスのところに行く。
「お前がボスか…。」ボスはオークメイジ、その周りには護衛が三人。まずは護衛を片付ける。
「加速!断撃!」このコンビで護衛の首を一つ飛ばす。すかさずもう一体の背後に回り込む。「多段刺突!」これにより2体目も絶命。最後の護衛は2体目に短剣を深く刺しすぎて抜けなかったので、腕に『貫通』を纏わせ粉砕した。ボスは唖然としている。
「また汚れちまったよ…。血の付いた服洗うの面倒なのに…。」でもこれでボスとサシでやれるようになった。
「おい!オークメイジ!俺も丁度魔法を手に入れたんだ。勝負しようぜ!」
「ブモオォォォ」早速相手は火の玉を飛びしてきた。
「氷結魔法…『アイスボール』!」空中で火と氷がぶつかり、体積が急に増えて、軽い爆発が起こる。
「火の魔法か…やるじゃねぇか。」火と氷の魔法はお互いがお互いの弱点なのだ。
「ブモオォォォ!」今度は火の雨だ。
「氷結魔法…『アイスウォール』!」今度の攻撃は完璧に防げた。
今度はこっちだ!「氷結魔法…『アイスソード』!」氷の剣を作り出す。
その時丁度、『レベルが上がりました。3代目のスキル『天秤』Level Maxを継承しました。』の通知が来た。『天秤』…どうやら対価を捧げることにより、威力を上げたりなど、戦況を有利にすることができるらしい。早速使ってみたい。
「ブモオォォォオォォォ!!」オークメイジが奥義のような大技を使ってきた。こちらも最強の技を使う。「氷結魔法奥義…『絶対零度』!」お互いの奥義により霧ができ、視界が失われる。
しかし俺は近接戦闘ができるため、勘で突っ込む!「『天秤』に魔力を100捧げる!」本当に魔力が減っていく。これにより、アイスソードの威力は倍になったはずだ!
さらに追加でスキルを使う。「加速!断撃!」今の俺が出せる最強の一撃をオークメイジの腹に叩き込む。
「ブモオォォォ!」オークメイジはものすごい雄叫びを上げ倒れた。
「護衛の居ないメイジはただの的だ。」遠くではシュヴァリエが座ってこっちをみていた。終わったなら加勢しろよ!
しかし、俺はもうボス相手にお遊びができるほど強くなったのだと実感した。
その後頑張って魔晶石を集め、本拠点のビルまで持って帰った。
帰りの車の中で俺は寝てしまい、影に入れ忘れたシュヴァリエが車を追いかけて、南田くんが「ダンジョンブレイクだ!」と、焦っていたのはいい思い出である。
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(あと、こんなボスと戦って欲しいなどの要望がありましたら、コメントに書いていただければもしかしたら戦わせるかもしれません。コメントお待ちしております!)