クエスト16[覚醒!S級ハンター]
現在の能力値 スキル
筋力130(+60) 『加速』Level2
『貫通』Level2
体力130 『隠密』
『ダメージ軽減』
俊敏140 『毒耐性』
『影のインベントリ』
魔力130 『多段刺突』
『断撃』
称号【ナイトキラー】【配下との絆】
「今回の報酬は何かな〜?」
『キングスライムの消滅を確認しました。貴方は1の報酬と2の報酬のどちらかをもらうことができます。
報酬1…ミニスライム兵。魔力量に応じてミニスライム兵が作れる。100あれば5体作れる。偵察などにも便利である。消すのは「こいつ消したい。」と思えばすぐに消える。
報酬2…スライムナイト。キングスライムのようにナイトを1体召喚できる。強さは自分の半分である。』
俺にはもうシュヴァリエがいるので報酬1を受け取った。
「次はクエストクリア報酬だ。」
『貴方は報酬1を選びました。若干の修正が入ります。貴方は1の報酬と2の報酬と3の報酬のうちどれか2つをもらうことができます。
報酬1…秘薬。魔力が永久に×3される
報酬2…スキル『ポインター』の獲得。魔力消費は無し。このスキルを使った相手10人の状態と位置が常に分かる。普段は青。危険なときは赤で教えてくれる。レベルアップにより能力が増える。
報酬3…パッシブスキル「打撃半減」の獲得。消費魔力はパッシブスキルなので無し。打撃に限り威力を半分にしてくれるスライムの種族特性スキルである。』
報酬3は俺にとっては少し微妙だったので報酬1と報酬2を選んだ。早速秘薬を飲む。システムの魔力表示が変わり、[魔力390(130×3)]となった。
レベルアップのポイント、50ポイントを俊敏に全振りする。『レベルが100に到達したため初代のスキルが継承されます。スキル『生命の息吹』を獲得。これよりレベル110までレベルが上がるごとにスキルが継承されます。』ここにきてやっと継承者になったことを思い出させる出来事も起きた。これにより、正真正銘S級。そのため明日の朝、再測定に行ってくる。
次の日の朝。俺は渋谷のハンターレベル測定所本部に来ていた。この施設は日本に7カ所しかない。しかし、ハンターブームはもう過ぎているので今はそこまで混んでいないらしい。俺の1回目の測定は2時間かかった。
「この空気。懐かしいなぁ。」若い15歳くらいの人から余り清潔感の無いおじさんまで10人ほどが待合室にはいた。そうして20分もしないうちに呼ばれた。
「本日は、再測定ということでよろしいですか?」担当のお兄さんに言われた。「はい。」「それではその球に手を置いてください。」この球が魔力の測定装置で魔力がないときは白、そこから黄→緑→青→紫→赤となりS級のときは黒くなる。
俺が球に触れると漆黒になった。
お兄さんは「じょ…上司を呼んできますので少々お待ちください!」とすっ飛んでいった。
その後奥から出てきた人は新宮さんだった。「赤月さんじゃないですか!背が伸びましたね〜」「お久しぶりです。」
そうして能力の確認のため別室に案内された。
「それでは登録のためにS級特有の能力を見せてください。」「…こんなのが1体召喚できます。」そう言って俺は影からシュヴァリエを呼んだ。あまりこういうのは正直に話すべきではない。しかもこれでシュヴァリエを連れていても何も言われなくなった。
「A級ボス並みの物を召喚…魔法系ですか…。失礼ですが、貴方の戦闘力の確認がしたいので私と戦ってください。」「良いですよ?それじゃあ行きますね?」そう言うと俺は新宮さんの首を一瞬にして掴んだ。「…私一応A級の暗殺系なのですが…さすがです。ではお疲れ様でした。これから免許の書き換えをして正式にS級となり、貴方の能力の情報は機密情報となり、貴方の名前などが報道されます。以上です。」こうして次の日、日本中が湧き上がる。新しい歴代30人目の日本人のS級ハンターの誕生の瞬間であった。
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