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クエスト14[裏技攻略]

「さぁ~て。ダンジョン潜るか!」今回のダンジョンはコピーがテーマのダンジョンだ。どんな魔物が出るのか正直見当もつかない。

 「…暗いな…」いつものダンジョンより少し暗かった。暗いところにいる魔物と言えばコウモリとか?その時水が跳ねる音が近づいてくる。形は…丸?「あ~そういうことか!」俺はやっとコピーの意味がわかった。コピーをする魔物。その魔物はスライムだ!しかしスライムはコピーができるのはボスだけのはず。ならば楽勝!俺はすぐさま切りかかった。しかし俺の短剣は何かに止められた。「何だ?!」そこに居たのは俺の形をしたスライム。「え?」ボス以外もコピーができるとなると途端に難易度が跳ね上がる。これB級…下手したらA級のダンジョンだろ!「またかよ~!」だいたい分かった。やはりシステムは頭がおかしい。「シュヴァリエ!出てこい!」影の中から大剣が伸びる。スライムの俺が串刺しにされ、そのまま心臓部分を挿したらあっけなく倒れた。

 恐らくこのダンジョンの攻略法はシュヴァリエをコピーされないように影から出さず、串刺しにしてもらい、スライムは耐久が低いので取りあえず刺し続けることだ。

 『コピーのダンジョンに入場しました。スライムを全滅させてください。1/673』

 「あ~これまた作業だ…。」俺はゲームなどがあまり好きではない。理由は簡単。作業が極端に嫌いだから。それからというもの探しに行くのが面倒だったので大きな音をわざと鳴らし、スライムを集めて洞窟のちょうど人が一人通れるかといったくらいの穴に籠もり、ひたすら倒していった。

 「や…やっと…終わった…。」かかった時間驚異の12時間。昼ご飯を俺は食べていない。そのくらいやり続け、ようやく終わった。潜ったのが10時頃だったのでもう夜だ。外はもう真っ暗だ。

 そうして俺は久々に歩き始めた。その時、俺はバカだと思った。スライムを倒す時に歩いていればある程度道がわかったのでもっと早く扉が見つかったということに…。結局、広すぎてわからなかったので、心が折れる直前にシュヴァリエに代わってもらい、その20分後くらいに見つけてきてくれた。

 その間に上がったレベルのポイントを振り分ける。さすがにB級以上のレベルなので、経験値が多い。本来なら柔らかいだけの自分と600回以上も戦わなければならない最悪なダンジョンなのだが、俺は裏技を使ったのでかなり楽にクリアできている。

 「よし。これでいいかな!」今回上がったレベルは驚異の40レベル!これは絶対にA級のダンジョンだろ…本来、E級はB級以上のダンジョンには入れない。よってここにきてシステムダンジョン以外でレベルアップが不可能になった。確かに、この世には再覚醒が存在するため、今A級に成ってもいいのだが、そうなるとS級になった時に人類初もう一度再覚醒した人間になるため、困る。よって等級が上がったことが分からないようにするため、等級の区切りがなくなるS級になってから再登録に行く。現在の所持ポイントは200。これをすべてに50ずつ配る。これにより、俺はA級の上位になった。しかしこれだけやってもA級の上位にしかならないと思うと、S級はすごく運がいいんだと再確認する。まぁ俺の方がレアな能力を持っているんですけどね。

 そんなことより、ボスの部屋の白い扉に来た。

 「さぁ、勝負だ!」俺はボス部屋に入っていった。そこには一匹のスライムが鎮座していた。簡単すぎて、不安が芽生えた。予想は的中。まだ影から出していないのに、口からシュヴァリエをコピーしたスライム兵が出てきた。すかさずシュヴァリエを出す。そうして本体は俺になる。そうしてこの部屋で偽物対オリジナルの勝負が発生してしまったのであった。

気軽に読んでください。初めての作品なので、感想などを頂けたら嬉しいです。

(あと、こんなボスと戦って欲しいなどの要望がありましたら、コメントに書いていただければもしかしたら戦わせるかもしれません。コメントお待ちしております!)

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