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17 宴7side明智光秀

17 宴7side明智光秀



明智光秀は自室にて絶望の深みにいた。

上様に怒鳴られて宴が失敗に終わり、人生終わったと思った。

人目を憚らぬほどに光秀は泣き喚いた。

自分の立身出世もかかっていた重要な局面での大失敗。

これは自分の人生において致命的な打撃を被ったのでは……。


――正しく決定打だ。何てことだ。この失態は絶対に取り返せぬ。


上様に見限られる。

恐ろしい予感がして光秀はぶるりと体を震わせた。


――やはり佐吉様の仰せのとおりだった。私は調子に乗りすぎていた。


光秀は本当の意味で詰んだと思った。

これは挽回できないほどに致命的な失敗だった。

いや、失敗どころではない。

もし、食当たりで死者が出たら、自分はもう終わりだ。

上様や佐吉様、最愛の娘である玉が亡くなったら生きてはいけぬと光秀は愕然とした。

自分は何て失態を犯したのだと、光秀は床に拳を叩きつけた。


「明智殿!」


絶望の淵に立たされた光秀の元に最大の友である佐吉様が現れた。


「佐吉様! 私は一体どうすれば!?」


「落ち着いてくだされ。上様はそこまで怒ってはござらん。

大丈夫ですよ。私が付いています。私は明智殿の味方です」


宥めるように佐吉様は優しい笑顔で光秀に語り掛けた。

正に絶望の底にいる光秀にとって佐吉様は神の使いのように思えた。


「佐吉様、私を見捨てないで下さるのですか?」


「当然ですよ。友達でしょ」


「ありがとう! 佐吉殿!」


光秀は佐吉様と握手をして、また這い上がろうと誓った。

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