表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/4

プロローグ

勇者の召喚に失敗した。いや、失敗したのではない。赤子が召喚されたのだ。

てっきり大人が召喚されると思っていた私たちはどうにもできず、ただ赤子を見つめていた。

大勢のローブを纏った大人に囲まれているにも関わらず、赤子は泣くこともなく、不思議そうな顔でこちらを見ていた。

王は赤子を抱き上げ、勇者であるのか? と問う。赤子はきょとんとしたあと、きゃっきゃっと声を上げた。

王は、勇者の器ではあると頷き、この赤子の扱いをどうするのか、検討することとなった。




王の決断の元、赤子を城下町の飲食店を営む夫婦に預けることとした。勇者とは告げず、訳あって孤児を育てて欲しいと。

夫婦には子がおらず、訳ありの子でも立派に育てますと涙を流しながら、赤子を受け取った。




魔の森は拡がり続けている。赤子が大きくなるのが先か、魔の森に侵食されてしまうのが先か。

赤子といえど、召喚してしまえば、召喚された者が天寿を全うするまで次の召喚は行えない。

王は魔術師団を強固にし、騎士団を強化することを命じた。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ